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後場に注目すべき3つのポイント~米国株高を材料に買戻し優勢の展開に

2024/9/12 12:28 FISCO
*12:28JST 後場に注目すべき3つのポイント~米国株高を材料に買戻し優勢の展開に 12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は8日ぶりに反発、米国株高を材料に買戻し優勢の展開に ・ドル・円は伸び悩み、円買いが下押し ・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は8日ぶりに反発、米国株高を材料に買戻し優勢の展開に 日経平均は8日ぶりに反発。前日比985.85円高(+2.77%)の36605.62円(出来高概算9億2000万株)で前場の取引を終えている。 11日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は124.75ドル高(+0.31%)の40861.71ドル、ナスダックは369.65ポイント高(+2.17%)の17395.53、S&P500は58.61ポイント高(+1.07%)の5554.13で取引を終了した。8月消費者物価指数(CPI)のコア指数が想定外に加速し大幅な利下げ期待を受けた買いが後退し、寄り付き後は下落。9月末の政府機関閉鎖リスクを警戒した売りも相場をさらに押し下げ、大幅続落となった。ただ、ゴールドマン・サックス・グループのソロモンCEOが同社主催のイベントにおいて、依然ソフトランディングを予想していると景気に楽観的見解を示したことで金融セクターの持ち直しでダウが下げ幅を縮小。ナスダックは半導体のエヌビディアなどが後押しし、上昇に転じ相場全体を支援した。終盤にかけ、ダウもプラス圏を回復し終了。 米国株の上昇や為替の円高進行一服などを受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。足元の下げに対する買戻しが先物市場で入ったとの観測から、日経平均は上げ幅を広げ、前日比1200円超まで広げる場面もみられた。明日の9月限オプション・先物特別清算指数(SQ値)を意識した売買も入り、やや先物主導の相場展開となったことから、プライム市場の売買代金は1.9兆円に留まった。 日経平均採用銘柄では、国内証券会社のポジティブなレポートが材料視されてIHI<7013>、UBE<4208>が買われたほか、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクグループ<9984>など半導体株も上昇。このほか、荏原製作所<6361>、トクヤマ<4043>、NEC<6701>、フジクラ<5803>、川崎重<7012>などが買われた。 一方、第一三共<4568>、アサヒグループHD<2502>、日清粉G<2002>、東京建物<8804>、大林組<1802>、NTT<9432>が売られた。日経平均採用以外では、足元強い動きをみせていた神戸物産<3038>は、決算内容が嫌気されて売り優勢となった。 全業種が上昇するなか、電気機器、非鉄金属、海運業、機械、精密機器の上げが目立った。 午前中、田村直樹日銀審議委員は、岡山県で開催されて金融経済懇談会にて、経済・物価に対して中立的な名目金利の水準(中立金利)について「最低でも1%程度だろう」と説明。日銀が経済・物価情勢の展望(展望リポート)で示した見通し期間の後半には「少なくとも1%程度まで短期金利を引き上げておくことが、物価上振れリスクを抑え、物価安定の目標を持続的・安定的に達成する上で必要だ」と語った。政策委員のなかでは金融政策の正常化に最も前向きで「タカ派」と位置付けられている田村審議委員が、より踏み込んだ話をしたように思えたが、為替市場では目立った動きは観測されなかった。 後場の東京市場は昨日同様、為替市場を睨んだ展開となりそうだが、明日のメジャーSQを前に先物市場のポジション調整も一段落した可能性はあることから、36500円水準での横ばい推移となろう。 ■ドル・円は伸び悩み、円買いが下押し 12日午前の東京市場でドル・円は142円21銭から142円95銭まで値を切り上げたが、142円前半に失速した。米インフレ指標は想定ほど悪化せず、ドル買い先行。ただ、日銀の金融正常化への思惑が広がりやや円買いに振れ、主要通貨を押し下げた。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は142円21銭から142円95銭、ユーロ・円は156円63銭から157円36銭、ユーロ・ドルは1.1006ドルから1.1014ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・スペースマーケット<4487>、大和重工<5610>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・7-9月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断指数:前期比+5.1(4-6月期:前期比+0.4) ・日・8月国内企業物価指数:前年比+2.5%(予想:+2.8%、7月:+3.0%) 【要人発言】 ・田村日銀審議委員 「中立金利は最低でも1%とみている」 「見通し実現の場合、政策金利は名目中立金利まで上昇の必要」 「段階的に短期金利を引き上げ、反応を確認しながら適切な水準を探る必要」 「物価の先行き、上振れリスクが膨らんできているのではと懸念」 <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《CS》
関連銘柄 21件
1802 東証プライム
1,807
9/17 15:00
-15.5(%)
時価総額 1,303,769百万円
1892年創業の大手ゼネコン。国内建設事業を中心に、海外建設事業、エンジニアリング事業等を展開。東京スカイツリーなどで施工実績。グループ社数は140社超。建設バリューチェーンの強化などに取り組む。 記:2024/08/09
2002 東証プライム
1,858
9/17 15:00
+8.5(%)
時価総額 565,497百万円
日清製粉、日清製粉ウェルナなどを傘下に持つ持株会社。1900年創業。国内小麦粉販売シェアトップ(重量ベース)。家庭用製品でも国内トップシェア商品多数。豪州製粉事業、インドイースト事業の業績回復施策を推進。 記:2024/07/29
5,479
9/17 15:00
+13(%)
時価総額 2,777,869百万円
国内ビール大手のアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に収める持株会社。欧州、オセアニア、東南アジアでも事業展開。日本は主力ブランドに経営資源投下。オセアニアは商品ポートフォリオを強化。 記:2024/09/01
3038 東証プライム
4,573
9/17 15:00
+99(%)
時価総額 1,251,173百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。中計では26.10期営業利益370億円目指す。業務スーパーの店舗数拡大、PB商品の強化図る。 記:2024/05/06
4043 東証プライム
2,680
9/17 15:00
-4(%)
時価総額 193,196百万円
化学メーカー。化成品に加え、高純度多結晶シリコン等の電子材料、放熱材料、メガネ関連材料、歯科器材等を製造、販売する。今期3Q累計は半導体関連製品が足踏みとなった一方、セメントや化学品の価格修正が寄与した。 記:2024/04/13
4208 東証プライム
2,603
9/17 15:00
+5(%)
時価総額 276,439百万円
化学製品と成形機械などを製造、販売する。ナイロンポリマーや工業薬品等の樹脂・化成品を主力に、ポリイミドや分離膜等の機能品、成形機械、産業機械等を提供する。今期3Q累計は樹脂・化成品や機能品、機械が足踏み。 記:2024/04/14
4487 東証グロース
427
9/17 15:00
-56(%)
時価総額 5,083百万円
シェアリングエコノミープラットフォーム「スペースマーケット」を運営。公共施設予約管理システム「Spacepad」を育成。掲載スペース数は3万件超。蓄積されたノウハウが強み。利用スペース数は増加傾向。 記:2024/04/29
4568 東証プライム
4,968
9/17 15:00
-167(%)
時価総額 9,672,865百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
5610 東証スタンダード
1,638
9/17 15:00
+300(%)
時価総額 2,224百万円
1831年創業の鋳鉄専門メーカー。広島県広島市に本社。ディーゼルエンジン鋳物部品等の産業機械関連事業、鋳物ホーロー浴槽等の住宅機器関連事業を展開。産業機械関連では営業強化による受注拡大に取り組む。 記:2024/07/26
5803 東証プライム
4,136
9/17 15:00
+6(%)
時価総額 1,223,689百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6361 東証プライム
1,940
9/17 15:00
-40(%)
時価総額 896,103百万円
1912年創業のポンプメーカー。標準ポンプや冷却塔、排水機場用ポンプで国内トップシェア。精密・電子、建築・産業、エネルギー分野の売上比率が高い。配当性向35%以上目標。成長分野中心に積極的な投資を行う。 記:2024/08/27
6526 東証プライム
2,781
9/17 15:00
-102.5(%)
時価総額 495,246百万円
半導体ファブレスメーカー。富士通、パナソニックのシステムLSI事業の統合により誕生。SoCの設計・開発、販売を行う。オートモーティブ、データセンターなどが注力分野。注力分野中心に多くの大型商談を獲得。 記:2024/07/28
6701 東証プライム
13,305
9/17 15:00
+355(%)
時価総額 3,630,269百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6857 東証プライム
6,016
9/17 15:00
-359(%)
時価総額 4,609,273百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7012 東証プライム
4,933
9/17 15:00
+15(%)
時価総額 828,359百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。水素製品などに強み。メキシコ工場でオフロード四輪車の量産を開始。 記:2024/04/30
7013 東証プライム
6,754
9/17 15:00
-76(%)
時価総額 1,044,709百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,440
9/17 15:00
-1,240(%)
時価総額 10,583,445百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8804 東証プライム
2,221
9/17 15:00
-5.5(%)
時価総額 464,562百万円
1896年創業の総合不動産デベロッパー。旧安田財閥系。東京・八重洲、日本橋周辺が最重点エリア。マンションはBrilliaブランドで展開。配当性向30%以上目安。保有オフィスビルは40棟超。稼働率は高水準。 記:2024/07/07
9432 東証プライム
148.4
9/17 15:00
-0.4(%)
時価総額 13,437,667百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14
9983 東証プライム
44,070
9/17 15:00
+170(%)
時価総額 14,023,999百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,168
9/17 15:00
-261(%)
時価総額 14,073,088百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17