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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均株価は25日線辺りで強弱感が対立~

2024/9/6 8:54 FISCO
*08:54JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均株価は25日線辺りで強弱感が対立~ 6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■日経平均株価は25日線辺りで強弱感が対立 ■ミライアル、2Q上方修正 営業利益 8.30億円←6.45億円 ■前場の注目材料:NTTデータG、金融向け基盤開発へ、商流情報活用、融資判断後押し ■日経平均株価は25日線辺りで強弱感が対立 6日の日本株市場は、買い戻しの動きが意識されるものの、積極的な売買は手控えられそうだ。5日の米国市場は、NYダウが219ドル安、ナスダックは43ポイント高だった。8月のADP雇用統計が予想を下回り、労働市場の減速を懸念した売りが先行した。その後、8月のISM非製造業景況指数が改善したため、下げ渋る動きとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比400円高の37010円。円相場は1ドル143円40銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。ナスダック指数は小幅ながら3日ぶりに反発しており、足もとで弱い基調を続けている指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角には買い戻しの動きがみられそうだ。ただし、8月の米雇用統計の発表を控えるなか、積極的な上値追いの流れは考えづらく、リバランスの動きにとどまりそうである。また、米国では労働市場の減速により米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%利下げが予想されている。為替市場では1ドル=143円台で推移していることから、円高が重荷になりそうだ。 日経225先物はナイトセッションで一時37120円まで買われる場面もみられた。ただし、同水準に位置する25日線が心理的な抵抗線として意識されやすいほか、これを上回ってきたとしても200日線水準に上値を抑えられそうだ。そのため日経平均株価においても25日線辺りでは強弱感が対立しやすい。そのため、物色としては調整が続いていた値がさハイテク株が下げ止まりをみせてくるようだと、短期的にリバウンド狙いの買いが入りやすいだろう。 また、昨日のグロース250指数は売りが先行したものの、その後の切り返しで小幅に反発した。同指数は200日線が抵抗線として意識されているものの、足もとで200日線との乖離が開いていたこともあり、リバウンド狙いの買いを入れやすいだろう。インデックス売買に振らされにくいことから、流動性の大きい銘柄などへは個人主体の資金シフトがみられそうだ。また、同指数は2月下旬から3月初めに高値を付けており、調整が続いていた。材料株には3月高値銘柄も多く、6カ月信用期日明け狙いの動きも個別では活発化しそうだ。 ■ミライアル、2Q上方修正 営業利益 8.30億円←6.45億円 ミライアル<4238>は第2四半期業績予想の修正を発表。売上高は68.50億円から70.65億円、営業利益を6.45億円から8.30億円に上方修正した。売上高については、半導体市場が緩やかに回復していく中で、プラスチック成形事業の製品出荷が増加。利益面では製品出荷の増加等に伴う工場稼働率の向上、コスト合理化等による利益の増加及び関係会社清算に伴う特別利益の計上などから、前回予想を上回る見込み。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(17127.66、+43.37) ・1ドル=143.40-50円 ・シカゴ日経先物は上昇(37010、大阪比+400) ・VIX指数は低下(19.90、-1.42) ・米長期金利は低下 ・米国のインフレ沈静化期待 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・NTTデータG<9613>金融向け基盤開発へ、商流情報活用、融資判断後押し ・トヨタ自<7203>BMWと、次世代燃料電池システム共同開発 ・日本製鉄<5401>バイデン政権、USスチール買収阻止で最終調整 ・トヨタ自<7203>認証不正3車種の生産を3カ月ぶり再開 ・大阪ガス<9532>日産自動車と、EV活用電力で協業、非化石証書提供 ・関西電力<9503>核燃料搬出計画を見直し、年度内に修正案、福井県知事に説明 ・デンソー<6902>福島でインバーター生産、電動化領域の競争力向上 ・伊藤忠<8001>合成メタン生成「新触媒」攻勢、内外で市場開拓 ・豊田織<6201>クロアチア物流ナビ新興に出資、自動運転車両の性能強化 ・東京電力HD<9501>福島原発デブリ取り出し試験、中断原因は確認不足、プロセス再精査 ・NEC<6701>ボクシング世界戦、ハイライトシーンをSNSで即時配信実証 ・パスコ<9232>セコムと伊藤忠商事がTOB、測量サービスの民間受注拡大 ・トヨタ自<7203>FCV、中国対抗軸に、BMWと水素戦略 ・ホンダ<7267>8月の新車販売、「N-BOX」首位維持、軽ハイトワゴン人気 ・日機装<6376>液体アンモニア用ポンプの実用化めど、モーター容量132kW ・ローム<6963>車載向けSiCパワー半導体、中国社に長期供 ・三菱地所<8802>大成建設などと、米で大規模物流施設に参画、27年竣工 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 7月家計支出(前年比予想:+1.2%、6月:-1.4%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 16件
4238 東証スタンダード
1,444
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 14,613百万円
プラスチック成形事業が主力。シリコンウェハ搬送容器で世界トップシェア。竪型射出成形機、金型などの成形機事業も展開。中期経営計画では29.1期売上高239億円目標。生産能力増強、中国市場開拓などに取り組む。 記:2024/10/24
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
6201 東証プライム
11,515
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 3,752,059百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1926年設立のトヨタグループの母体。フォークリフト、カーエアコン用コンプレッサーで世界トップシェア。貴金属やコバルトを使用しないアルカリ水電解式水素製造装置向けの電極を開発。 記:2024/06/04
6376 東証プライム
997
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 68,968百万円
産業用ポンプ・システム等のインダストリアル事業、血液透析関連製品等のメディカル事業、航空宇宙事業を展開。ジェットエンジンナセル部品「カスケード」で世界トップシェア。産業用ポンプ・システムは収益性回復傾向。 記:2024/07/26
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6902 東証プライム
2,267.5
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 7,146,661百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
6963 東証プライム
1,414
11/22 15:30
-32.5(%)
時価総額 570,917百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
8001 東証プライム
7,581
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 12,015,051百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8802 東証プライム
2,108.5
11/22 15:30
+18(%)
時価総額 2,680,485百万円
総合不動産大手。三菱グループ。新丸の内ビルディングなど東京・丸の内エリアでオフィスビルを多数保有。住宅事業や投資マネジメント事業等も。配当性向30%程度目処。再開発プロジェクトの推進、事業化等に取り組む。 記:2024/07/07
9232 東証スタンダード
2,130
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 30,710百万円
航空測量大手。人工衛星や航空機、車両などの各種センサーを用いた測量・計測を手掛ける。ICT技術を活用した情報サービスを提供。親会社セコムと伊藤忠がTOB(株式公開買い付け)を実施、上場廃止へ。 記:2024/09/24
558.8
11/22 15:30
-2.2(%)
時価総額 898,002百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13
9503 東証プライム
1,850
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,736,656百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17
9532 東証プライム
3,183
11/22 15:30
+26(%)
時価総額 1,304,750百万円
関西地盤の大手都市ガス会社。ガスの生産・供給やガス供給線の建設・保全、ガス器具の販売を手掛ける。電力小売事業も。ガス販売量は家庭用減少も業務用増加で補う。電力販売量は小売が増加。脱炭素へ投資拡大。 記:2024/07/13
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10