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前場に注目すべき3つのポイント~海外勢のフローは限られるも押し目買いで対応~

2024/9/2 8:54 FISCO
*08:54JST 前場に注目すべき3つのポイント~海外勢のフローは限られるも押し目買いで対応~ 9月2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■海外勢のフローは限られるも押し目買いで対応 ■ACCESS、2Q営業損失 赤字縮小 ▲6.5億円 ■前場の注目材料:三菱マテリアル、タングステン生産6倍、欧米中で拠点確保 ■海外勢のフローは限られるも押し目買いで対応 2日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。8月30日の米国市場は、NYダウが228ドル高、ナスダックは197ポイント高だった。7月の米個人消費支出(PCE)価格指数で変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数が予想通りとなり、段階的な利下げ期待から上昇。米長期金利の上昇が重荷となり、一時下落に転じる場面もみられたが、月末要因の買いに加え、8月のミシガン大学消費者信頼感指数やシカゴ購買部協会景気指数の改善を受け、終盤にかけて切り返した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比280円高の38990円。円相場は1ドル146円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買いが先行することになりそうだ。日経225先物のナイトセッションは39060円で終えており、節目の39000円を回復してきた。先週末の上昇で抵抗線として機能していた75日線を上回ってきており、為替市場では1ドル=146円台とやや円安に振れて推移している。抵抗線を突破してきたことから、買い遅れていたファンドなどによる買いの勢いが強まりやすいだろう。また、先週末のエヌビディアは3日ぶりに反発した。決算で波乱の展開が警戒されていたことから模様眺めムードも強かったが、無難に通過したことで買い安心感につながりそうだ。 2日の米国市場はレイバーデーの祝日で休場となる。そのため、海外勢のフローが限られるため、買い一巡後はこう着感が強まりやすいところではある。また、今週は週末に米雇用統計を控えており、引き続き米経済指標の内容を見極めたいとする様子見姿勢も強まりやすい。ただし、ジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演、市場全体の影響を与えると警戒されていたエヌビディアの決算が通過したことから、ややリスク選好に向かわせやすい。 日経平均株価は買い一巡後は次第にこう着感を強めてくると考えられるが、押し目狙いのスタンスになりそうだ。物色としては指数インパクトの大きい値がさハイテク株の見直しのほか、円安を受けて輸出関連株などの買い戻しが意識されやすい。そのほか、リスク選好に向かわせやすいなか、個人主体の資金は中小型株での短期的な値幅取り狙いにシフトしやすいだろう。 ■ACCESS、2Q営業損失 赤字縮小 ▲6.5億円 ACCESS<4813>が発表した2025年1月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比19.6%増の80.59億円、営業損益は6.50億赤字(前年同期は11.25億円の赤字)だった。Webプラットフォーム事業においては、国内における車載向けブラウザ案件が堅調に推移した影響もあり、前年同期比で売上高は横ばい、セグメント損益は改善した。ネットワーク事業においては、「OcNOSR」における新規顧客獲得やリピート受注が概ね想定に沿って推移した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(38647.75、+285.22) ・NYダウは上昇(41563.08、+228.03) ・ナスダック総合指数は上昇(17713.62、+197.19) ・1ドル=146.30-40円 ・シカゴ日経先物は上昇(38990、大阪比+280) ・SOX指数は上昇(5158.82、+129.57) ・VIX指数は低下(15.00、-0.65) ・米国のインフレ沈静化期待 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・三菱マテリアル<5711>タングステン生産6倍、欧米中で拠点確保 ・トヨタ自<7203>熱延薄板、下落の懸念―支給材、7年ぶり値下げ ・NTT<9432>地域課題解決へ分野横断、東北大と、共同研究開始 ・じもとHD<7161>トップ交代、赤字で引責―新会長に西塚氏 ・川崎重<7012>舶用エンジン検査不正などで特別調査委 ・三井物産<8031>世界で育成・適材配置加速、共通方針、グループに浸透 ・アイシン<7259>電動化・知能化製品を拡大、車部品×電子制御技術 ・マツダ<7261>新事業開発室、車製造以外の収益源探る ・東海理化<6995>新技術開発棟、各部署集結、需要に迅速対応 ・日立造船<7004>品質保証徹底へ組織再編、全社で管理見直し ・AeroEdge<7409>航空機エンジン部品の受注拡大 ・井関農機<6310>冨安司郎社長「輸入機械伸びる」 ・パナソニックHD<6752>ヤンマーとガスヒートエアコン開発の新会社、群馬に設立 ・ニデック<6594>インドに現法、半導体装置向けソフト開発 ・大日本印刷<7912>車載ソフト社に出資、技術・人材、相互活用し事業拡大 ・北越コーポレーション<3865>大王製紙と物流で協業加速、鉄道コンテナ・トラック相互活用 ・鹿島<1812>通行止めず床版改修、現場打ち新工法、実工事に初導入 ・住友大阪セメント<5232>少花粉スギ育苗、バイオ発電の排ガス利用 ・長谷工コーポレーション<1808>TOPPANエッジとコンクリ強度を遠隔確認、無線識別活用 ・日本冶金工業<5480>インドに現法設立、高機能材、エネ・環境向け拡販 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 4-6月期法人企業統計調査・全産業設備(1-3月期:前年比+6.8%) <海外> ・10:45 中・8月財新製造業PMI(予想:49.9、7月:49.8) 《ST》
関連銘柄 21件
1808 東証プライム
1,942
11/22 15:30
+52(%)
時価総額 584,142百万円
分譲マンションが主力の総合建設会社。マンション建設で国内トップ。収益不動産の開発・運営、分譲マンション管理、リフォーム、在宅介護サービス等も。総還元性向40%程度目安。建設事業の領域拡大などに注力。 記:2024/08/26
1812 東証プライム
2,704.5
11/22 15:30
+53.5(%)
時価総額 1,429,750百万円
1840年創業のゼネコン大手。国内初の超高層ビル「霞が関ビル」を手掛けるなど超高層ビルに強み。六本木ヒルズ森タワーなどで実績。スエズ運河橋など海外でも実績。不動産開発事業など成長領域の拡大に注力。 記:2024/10/10
3865 東証プライム
1,565
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 294,303百万円
1907年設立の中堅製紙会社。紙・パルプ製品の製造・販売を行う。パッケージング・紙加工事業、バイオマスボイラー向け燃料チップの販売等も。紙容器案件の深掘りなどにより、事業ポートフォリオシフトの加速図る。 記:2024/10/06
4813 東証プライム
1,319
11/22 15:30
-7(%)
時価総額 52,276百万円
Whitebox向けネットワークOS等のネットワーク事業、IoT事業、ブラウザコンポーネントの提供等のWebプラットフォーム事業を手掛ける。IoT分野は成長。ネットワーク事業を注力分野に位置付け。 記:2024/10/21
5232 東証プライム
3,363
11/22 15:30
+74(%)
時価総額 115,452百万円
大手セメントメーカー。国内販売シェア3位。セメントや生コンクリート、固化材等のセメント製品、コンクリート二次製品の製造、販売を行う。リソースの集中投入により、半導体製造装置向け電子材料事業の規模拡大図る。 記:2024/10/20
5480 東証プライム
3,995
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 61,911百万円
大手ステンレス鋼メーカー。1925年創業。ステンレス鋼、床用ステンレス鋼板、高耐食鋼・合金、耐熱鋼・合金等を手掛ける。NASブランドで知られる。中国、インドなどのターゲット市場で高機能材の拡販図る。 記:2024/09/02
5711 東証プライム
2,449.5
11/22 15:30
+33(%)
時価総額 322,085百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。リサイクル技術による廃棄物の再資源化も。半導体関連製品などが販売回復。精錬所の生産トラブルも解消。資源循環事業の強化に向け、欧州統括会社設立へ。 記:2024/07/23
6310 東証プライム
974
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 22,387百万円
老舗農業機械メーカー。1926年に愛媛県松山市で創業。トラクタ、耕うん機等の整地用機械が主力。田植機、コンバイン、芝刈機などの製造・販売も。国内では畑作市場などへ経営資源集中。海外は事業拡大の加速図る。 記:2024/08/09
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6995 東証プライム
2,109
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 198,740百万円
自動車部品メーカー。自動車向け各種スイッチやスマートキー、シフトレバー等の製造・販売を行う。レバーコンビネーションスイッチ等で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。シフトバイワイヤシフター等を拡販。 記:2024/06/17
7004 東証プライム
958
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 163,066百万円
ごみ焼却発電施設、海水淡水化プラント等の建設を行う環境部門が主力。1881年創業。ごみ焼却発電施設で世界シェアトップクラス。精密機械、風力発電等も。25.3期は営業増益計画。環境事業の収益改善等を見込む。 記:2024/07/04
7012 東証プライム
6,282
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 1,054,886百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。1878年創業。エネルギー・環境ソリューション分野などに注力。 記:2024/10/20
7161 東証スタンダード
307
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 54,912百万円
きらやか銀行、仙台銀行の経営統合で誕生した持株会社。リース業務やクレジットカード業務、M&A・事業承継等も行う。SBIHDと資本業務提携。有価証券ポートフォリオを見直し。地元企業の再生支援等に取り組む。 記:2024/07/04
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7259 東証プライム
1,614.5
11/22 15:30
-5.5(%)
時価総額 1,306,169百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。駆動ユニット、電動ウォーターポンプ、パワースライドドアで世界シェアトップクラス。トヨタ以外ではステランティス社などが得意先。政策保有株式のゼロ化、グローバル在庫の圧縮図る。 記:2024/09/02
7261 東証プライム
1,003
11/22 15:30
-2.5(%)
時価総額 633,699百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
7409 東証グロース
1,760
11/22 15:30
-40(%)
時価総額 6,736百万円
チタンアルミ製の低圧タービンブレードの航空機エンジン部品が主力。主要販売先は仏SAFRAN社。チタンアルミブレード販売数量は伸長。ボーイング向けも回復見込む。新工場で新たなエンジン部品の生産を開始。 記:2024/09/18
7912 東証プライム
2,331.5
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 1,292,772百万円
大手総合印刷企業。1876年創業。出版関連ビジネスのほか、情報セキュア関連製品、ディスプレイ関連製品、電子デバイス等も。リチウムイオン電池用バッテリーパウチ等で世界トップシェア。BPO事業の拡大等に注力。 記:2024/06/17
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10