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新興市場見通し:グロース250指数は200日線の攻防、週末に急落したバイオ関連の動向に注目

2024/7/20 14:46 FISCO
*14:46JST 新興市場見通し:グロース250指数は200日線の攻防、週末に急落したバイオ関連の動向に注目   ■買い優勢の展開も週ベースでは小幅な下落 今週の新興市場は小幅下落。同時期の騰落率は、日経平均が-2.74%だったのに対して、グロース市場指数は-0.10%、グロース市場250指数は-0.21%と新興市場は底堅い展開となった。連休明けは、米国市場で中小型中心に構成されているラッセル2000指数が引き続き上昇したことが刺激材料となり、グロース市場の主力株やバイオ関連銘柄を中心に買い優勢の展開に。東証グロース市場指数、東証グロース250指数ともに200日移動平均線を上回る場面も見られた。ただ、世界的に半導体株が下落したことで、投資家のマインドが低下。上昇していたグロース市場も利益確定が先行し、週ベースでは小幅な下落となった。 時価総額上位銘柄では、週末に6%超下落したJTOWER<4485>が上場来安値を更新したほか、買い優勢だったジーエヌアイグループ<2160>も週末売りに押された。ispace<9348>はほぼ横ばいで動意に欠ける展開。また、上場来高値圏で公募増資を発表したGENDA<9166>も希薄化が嫌気されて売られた。一方、円高ドル安を材料にアドベンチャー<6030>が買い優勢となったほか、弁護士ドットコム<6027>もしっかり。売買が目立った銘柄では、決算発表延期が嫌気されたJフロンティア<2934>が急落したほか、ELEMENTS<5246>は決算発表を材料に買い優勢となったが、買い一巡後は利益確定売りに押された。一方、シンバイオ製薬<4582>、オンコセラピー・サイエンス<4564>、ノイルイミューン<4893>、コージンバイオ<177A>などバイオ関連に短期資金が向かい大幅高が続出した。なお、18日にスタンダード市場に上場したカドス・コーポレーション<211A>の初値は、公開価格を10.7%上回る3210円となった。 ■急落したバイオ関連に押し目買いが入れば、グロース市場の活況は続くか 来週の新興市場は、トランプ前大統領の言動で揺れるプライム市場よりはしっかりとしそうだが、東証グロース市場指数、東証グロース250指数ともに200日移動平均線水準を維持できるか注目したい。足元の新興市場の刺激材料だったラッセル2000指数は上げ一服だが、NYダウやナスダックなど主要株価指数と比べると、米国市場での中小型株物色は引き続き強いと見る。 物色の中心は引き続きバイオ関連となりそうだが、週末、セルシード<7776>、シンバイオ製薬、ノイルイミューン、コージンバイオ、クオリプス<4894>など足元買われていたバイオ関連が軒並み急落したことは気がかりだ。バイオ関連内での循環物色が止まれば、バイオ関連以外の受け皿が必要となる。宇宙関連に期待したいところだが、アストロスケールHD<186A>は上場来安値圏で推移。QPS研究所<5595>もじり安基調で浮上のきっかけが見出せない状況にあることから受け皿としては厳しいか。週明け、急落したバイオ関連に押し目買いが入れば、グロース市場の活況は続くと考えるが、バイオ関連総崩れとなると投資家のマインドも低下しそうだ。 なお、来週は23日にスタンダード市場と名証メインにフィットイージー<212A>、26日にグロース市場にタイミー<215A>がそれぞれ上場する。知名度が高く規模も大きいタイミーは注目度が非常に高い。換金売りも警戒だが、初値及び初値形成後の値動き次第では、グロース市場の物色の柱となろう。 《FA》
関連銘柄 19件
177A 東証グロース
1,825
9/5 15:00
+30(%)
時価総額 9,152百万円
国内培地製造でのリーディングカンパニー。組織培養事業では、免疫細胞を培養する培地の開発を最も得意とするほか、再生医療に関連する製品を多数ラインナップ。微生物事業では、年間300品目を超える細菌検査用培地等を製造販売している。 記:2024/05/15
954
9/5 15:00
-47(%)
時価総額 107,829百万円
スペースデブリ(宇宙ゴミ)を除去する初の民間企業として、2013年シンガポールにて創業したのがはじまり。宇宙空間の非協力物体に対するRPO技術(ランデブ・近傍運用技術)に強み。現在の顧客は政府(宇宙機関及び防衛機関)が中心。 記:2024/05/01
211A 東証スタンダード
2,230
9/5 15:00
+21(%)
時価総額 2,114百万円
本社は山口県。建設事業では、山口県・広島県を中心に主として流通店舗の設計施工を行う。メインターゲットはナショナルチェーン(山口県隣県以外にも出店しているチェーン店)店舗関連で、ドラッグストア・飲食店が多い。そのほか、不動産事業も展開。 記:2024/06/14
212A 東証スタンダード
1,225
9/5 15:00
+109(%)
時価総額 19,404百万円
アミューズメントフィットネスクラブ「フィットイージー」の店舗運営など手掛ける。トレーニング機器だけの設置にとどまらず、シミュレーションゴルフ、サウナなども楽しめるという特色やDX活用による店舗運営コスト削減が強み。 記:2024/06/19
215A 東証グロース
2,056
9/5 15:00
+76(%)
時価総額 195,606百万円
スキマバイトサービス「タイミー」を提供。サービス利用率、求人掲載数は国内No.1シェアを誇る。ワーカーは、20代から40代までの若い世代が多い。クライアントは創業以来、物流・飲食・小売業界が中心だが、近年ホテル・宿泊業界での利用も伸びてきている。 記:2024/06/21
2160 東証グロース
2,142
9/5 15:00
+60(%)
時価総額 101,719百万円
中国拠点に新薬探索から臨床開発、製造・販売まで行う。中国に自社製薬工場を保有。IPF治療薬「アイスーリュイ」が主力製品。骨移植関連製品等の医療機器事業も。米国子会社中心に新規開発候補化合物の開発図る。 記:2024/08/05
2934 東証グロース
1,411
9/5 15:00
±0(%)
時価総額 6,715百万円
独自の健康食品や漢方薬、育毛剤などを通販。医療プラットフォームサービス「SOKUYAKU」や健康食品のマーケ支援等も。医薬品のD2Cは引き合い堅調。SOKUYAKUのアプリ会員数は順調増。宣伝費増も黒字化。 記:2024/05/15
4485 東証グロース
3,590
9/5 15:00
±0(%)
時価総額 92,127百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
44
9/5 15:00
±0(%)
時価総額 10,531百万円
がん分子標的治療薬の開発に適した標的遺伝子を同定し、創薬研究や開発を行う。遺伝子解析サービス等も。全世界で290件超の特許を取得。NIBIOHNとがん抑制因子活性化創薬に関する共同研究契約を締結。 記:2024/04/29
4582 東証グロース
255
9/5 15:00
+2(%)
時価総額 11,702百万円
がん・血液領域やウイルス感染症領域の希少疾患薬を開発。他社から開発候補品を導入して製品化を狙う。24.12期は薬価改定の影響と抗がん剤の後発薬浸透を想定。アデノウイルス感染症向け注射剤候補は開発本格化へ。 記:2024/03/12
193
9/5 15:00
+4(%)
時価総額 8,338百万円
山口大学、国立がん研究センター発の創薬ベンチャー。最新CAR-T技術を用いた新規がん免疫療法の開発を行う。固形がん薬候補2品の開発に関する武田薬品工業とのライセンス契約は解消に。24.12期計画は非開示。 記:2024/03/13
4894 東証グロース
7,300
9/5 15:00
-180(%)
時価総額 55,173百万円
大阪大学発の再生医療ベンチャー。iPS細胞由来心筋細胞シートの開発、細胞培養上清液の製造・販売、製造開発受託サービス等を手掛ける。第一三共が筆頭株主。複数パイプラインの研究開発加速で収益の多角化図る。 記:2024/08/10
5246 東証グロース
730
9/5 15:00
+14(%)
時価総額 16,907百万円
デジタル個人認証サービスを提供。行動解析サービスの開発にも取り組む。24.11期は個人認証の伸長を想定。EBITDAの黒字化を目指す。ケアネットと業務提携し、先方のヘルスケア分野向け広告会社を2月に買収。 記:2024/03/13
5595 東証グロース
1,518
9/5 15:00
-72(%)
時価総額 53,130百万円
小型SAR衛星の開発製造や運用、SAR画像データの販売等を行う。展開式パラボラアンテナの開発で低コスト化に成功。国内官公庁向け販売比率が高い。小型SAR衛星QPS-SAR7号機は24年4月に打上げ完了。 記:2024/05/12
6027 東証グロース
3,620
9/5 15:00
+205(%)
時価総額 80,646百万円
法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」、税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」を運営。クラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」等も。クラウドサインでは大企業を中心に顧客獲得の強化を図る。 記:2024/08/05
6030 東証グロース
4,145
9/5 15:00
+210(%)
時価総額 31,092百万円
オンライントラベルエージェント。総合予約プラットフォーム「skyticket」を運営。国内・海外航空券を中心に幅広い旅行商材を提供。多言語対応に強み。アプリDL数は2100万DL超。国内旅行事業を強化。 記:2024/08/05
7776 東証グロース
950
9/5 15:00
+120(%)
時価総額 30,399百万円
東京女子医大発のバイオベンチャー。細胞培養器材の販売のほか、再生医療受託事業、細胞シート再生医療事業を手掛ける。細胞培養技術に強み。細胞培養器材事業では既存代理店との協業強化で器材製品の拡販図る。 記:2024/06/24
9166 東証グロース
2,622
9/5 15:00
+23(%)
時価総額 181,070百万円
国内外のアミューズメント施設運営会社を買収して急成長。M&Aを活用してエンタメ・コンテンツ領域の拡大にも取り組む。24.10期は前期買収会社が上乗せ。プライズゲームの人気も続く見通し。連続最高業績を計画。 記:2024/04/10
9348 東証グロース
663
9/5 15:00
+21(%)
時価総額 61,737百万円
宇宙ベンチャー。自社開発の月面探査車や月着陸船による月面データサービスの提供を目指す。23年5月に民間で初めて挑んだ月面着陸は失敗。失敗を糧に24年冬に再挑戦へ。24.3期3Q累計は販管費減で赤字幅縮小。 記:2024/04/09