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新興市場見通し:主力処の決算発表に注目、そろそろグロース市場見直しの機運が強まるか

2024/5/11 14:03 FISCO
*14:03JST 新興市場見通し:主力処の決算発表に注目、そろそろグロース市場見直しの機運が強まるか   ■12営業日連続で1000億円を割り込む 先週から今週にかけて(4月30日~5月10日)の新興市場は反発。4月26日終値に対する騰落率は、日経平均が+0.78%だったのに対して、グロース市場指数は+0.80%、グロース市場250指数は+0.87%とほぼ同じような反発となった。日本政府の円買い・ドル売り介入とみられる動きによる為替乱高下のほか、プライム銘柄の決算発表が先行したことなどから、グロース市場の関心はより低下し積極的な売買は手控えられた。 売買代金はグロース市場が誕生した2022年4月以降、最長となる12営業日連続で1000億円を割り込むなど商いは閑散。グロース市場指数、グロース市場250指数ともに、朝方上昇しても、買い一巡後は上げ幅縮小もしくはマイナス圏に突入するなど弱い地合いが続いた。週末にかけては、決算を発表したサンウェルズ<9229>やBASE<4477>が大幅高となったが、JTOWER<4485>は急落するなど時価総額が大きい主力株は引き続きまちまち。 個別銘柄では、GreenEnergy & Company<1436>は株主優待拡充が材料視されて買い優勢となった。GMO TECH<6026>、Arent<5254>は決算が材料視されて買われたほか、売れるネット広告社<9235>は短期資金が流入し急騰。トラース・オン・プロダクト<6696>はAI電力削減ソリューションの技術が日本で特許登録されたことで上昇した。一方、決算が嫌気されてサイバー・バズ<7069>、データホライゾン<3628>、デコルテHD<7372>が売られた。また、直近IPO銘柄のカウリス<153A>、コージンバイオ<177A>、Will Smart<175A>、ダイブ<151A>、レジル<176A>も売り優勢となった。 ■主力処の決算がピークを迎える 来週の新興市場は、時価総額が大きい主力処の決算がピークを迎えることから、売買代金は1000億円台を回復しそうだ。10日の引け後に決算を発表した弁護士ドットコム<6027>、GMOフィナンシャルゲート<4051>、ispace<9348>の動向に注目が集まろう。 好決算だった弁護士ドットコム、GMOフィナンシャルゲートは素直に買われる展開となりそうだ。一方、ispaceは前期が営業損失55.0億円と前年比で赤字幅縮小となったのに対し、今期営業損失は131.1億円と赤字幅が大幅拡大の見通しとなっており、市場がどう捉えるか注目したい。 来週は13日に、カバー<5253>、アドベンチャー<6030>、14日にトライト<9164>、ライフネット生命保険<7157>、15日にウェルスナビ<7342>、フリー<4478>、スカイマーク<9204>、セーフィー<4375>、ジーエヌアイグループ<2160>の決算発表が予定されている。グロース市場が盛り上がるような核となる銘柄が出てくるか期待したいところだ。 グロース市場指数、グロース市場250指数ともに4月に年初来安値をつけた後は下げ渋っている。「閑散に売り無し」といった地合いではあるが、接近している25日移動平均線上回ってくると反発基調は強まると考える。主力処の決算発表後に核となる銘柄が出て売買代金が1000億円をコンスタントにクリアしてくれば、グロース市場見直しの機運も強まろう。 《FA》
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1436 東証グロース
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時価総額 8,654百万円
クリーンエネルギー会社。投資家向けのソーラー発電所やスマートホームの開発や販売を行う。クリーンエネルギーメディア「脱炭素デキルくん」も運営する。今期3Q累計は太陽光発電システム搭載の住宅販売強化が寄与。 記:2024/04/05
151A 東証グロース
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6/14 15:00
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リゾートバイトに特化した人材派遣・人材紹介事業、宿泊施設運営事業、情報システム事業 記:2024/02/21
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法人向けクラウド型不正アクセス検知サービスの提供等 記:2024/02/22
175A 東証グロース
1,306
6/14 15:00
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モビリティ業界を中心にDXソリューション提案など。2012年にゼンリン<9474>の子会社である(株)ゼンリンデータコムの社内ベンチャーとして設立。羽田空港やバスターミナル東京八重洲などのシステム開発実績あり。 記:2024/05/15
176A 東証グロース
1,613
6/14 15:00
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時価総額 29,590百万円
1993年にコスト削減コンサルティング事業を主力事業として創業。2004年の高圧電力の小売自由化を受け、電気料金のコスト削減を実現するマンション一括受電サービスを開始。2021年にエネルギーDX事業を開始。 記:2024/05/15
2160 東証グロース
2,290
6/14 15:00
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時価総額 108,748百万円
創薬ベンチャー。中国を拠点に、新薬探索や臨床開発から製造、販売まで一貫して行う。ライセンス供与等も。医薬品事業は伸長。主力医薬品「アイスーリュイ」の売上収益が過去最高。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/03/05
3628 東証グロース
690
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時価総額 8,771百万円
データヘルス計画書作成支援サービス、ヘルスケアエンターテインメントアプリ「kencom」等を手掛ける。DeNA傘下。データヘルス関連サービスは売上堅調。増収効果等により、24.6期2Q累計は損益改善。 記:2024/02/11
6,650
6/14 15:00
-50(%)
時価総額 54,929百万円
GMOグループのキャッシュレス決済サービス会社。端末販売から処理、決済代行までを手掛ける。イニシャル売上は好調。次世代決済端末「stera」が売上貢献。売上総利益率は改善。24.9期1Qは大幅増収増益。 記:2024/02/25
4375 東証グロース
703
6/14 15:00
-15(%)
時価総額 37,468百万円
クラウド録画型映像プラットフォームを開発・運営。クラウドカメラを活用した現場DXに力注ぐ。24.12期も採用費や販促費が先行する見通し。だが課金カメラ台数の積み上げが順調に進む見込み。売上は2割増を計画。 記:2024/03/11
4477 東証グロース
272
6/14 15:00
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時価総額 30,461百万円
低コスト・専門知識不要でネットショップの作成・運営ができるプラットフォーム「BASE」を運営。決済サービスも。PAY.JP事業は売上伸長。利用ショップ数、利用金額は増加続く。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/25
4478 東証グロース
2,329
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時価総額 132,467百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフト等の提供を行う。クラウド会計ソフトで国内トップシェア。有料課金ユーザー企業数は47万社超。サブスク売上比率は約9割。会計事務所とのパートナーシップ強化図る。 記:2024/05/08
4485 東証グロース
1,785
6/14 15:00
-36(%)
時価総額 45,807百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
5253 東証グロース
1,909
6/14 15:00
-35(%)
時価総額 116,686百万円
Vチューバープロダクション。知名度やファンコミュニティに強み。24.3期上期はグッズ販売やライセンスビジネスが拡大。販管費増を楽々こなす。通期計画を上方修正。昨年4月開設の米国拠点は来年前半に営業開始へ。 記:2024/03/11
5254 東証グロース
5,410
6/14 15:00
-200(%)
時価総額 32,584百万円
建設・プラント業界に特化したDXコンサルティングや開発を行うSaaS企業。顧客企業の業務改善DX等を展開。プロダクト共創開発は好調。建設業界の顧客からの開発受注が順調増。24.6期2Qは大幅増収増益。 記:2024/02/26
6026 東証グロース
11,410
6/14 15:00
-300(%)
時価総額 12,562百万円
ネット広告サービス会社。検索エンジン対策、GoogleMap対策、アフィリエイト、SNS広告などを展開。顧客増等で不動産テック事業は売上伸長。23.12期通期は最終黒字転換。24.12期は2桁増益計画。 記:2024/02/23
6027 東証グロース
3,200
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時価総額 71,290百万円
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6030 東証グロース
4,835
6/14 15:00
+20(%)
時価総額 36,267百万円
旅行サイト運営会社。格安航空券の予約サイト「スカイチケット」を運営。航空券の検索や予約、販売等のサービスを提供。積極的な広告投資継続。アプリは2000万DL超。M&A効果等で、24.6期2Qは2桁増収。 記:2024/03/04
628
6/14 15:00
+26(%)
時価総額 2,950百万円
美容サロン向けサイネージ、セットトップボックス、業務システムの受託開発を展開。IoT製品の設計・開発に実績。TRaaS事業は足踏み。24.1期通期はテクニカルサービス事業が堅調。25.1期は2桁増収計画。 記:2024/04/14
7069 東証グロース
1,642
6/14 15:00
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時価総額 6,432百万円
マーケティングサービス会社。インフルエンサーサービスやインターネット広告、SNSアカウント運用代行等のサービスを広告主や広告代理店の提供する。今期1QはインフルエンサーサービスとSNS広告販売が伸長した。 記:2024/03/10
7157 東証グロース
1,520
6/14 15:00
+18(%)
時価総額 122,026百万円
生命保険会社。インターネット販売により、死亡保険や終身医療保険、がん保険、就労不能保険を低価格で販売。契約件数は59万97件と増加。団体信用生命保険事業は好調続く。24.3期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/02/24
7342 東証グロース
1,450
6/14 15:00
+118(%)
時価総額 85,161百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を運営。20~50代の勤労世代が主要顧客。預かり資産1兆1000億円を突破。運用者数の増加や入金好調で、23.12期実績は増収・大幅営業増益。 記:2024/03/23
396
6/14 15:00
±0(%)
時価総額 2,245百万円
フォトウエディング大手。フォトウエディング撮影組数国内トップシェア。フィットネスも展開。和装・洋装二着プランに注力し、香港ウエディングイベントへの出展を継続。婚姻組数の回復遅れもあり、1Qは利益足踏み。 記:2024/02/06
9164 東証グロース
437
6/14 15:00
-14(%)
時価総額 43,700百万円
医療福祉業界向け人材紹介・人材派遣サービス、介護施設向けICTサービス等を手掛ける。建設業界向け人材紹介等も展開。豊富な求職者データベースなどが強み。DR事業やICTソリューション事業は順調に成長。 記:2024/04/30
9204 東証グロース
719
6/14 15:00
+9(%)
時価総額 43,377百万円
航空会社。羽田空港を基幹空港に、北海道から沖縄までの国内定期運航便や不定期旅客便を運航する。2022年に再上場。今期3Q累計は旅客数が過去最高となった。単一機材運航等の施策によるコスト抑制も寄与した。 記:2024/03/04
9229 東証グロース
2,775
6/14 15:00
+15(%)
時価総額 97,736百万円
パーキンソン病専門介護施設「PDハウス」を運営。認知症対応型グループホームやデイサービス等も。PDハウス平和が丘などを新規開設。既存施設平均稼働率は96%。採用は順調。24.3期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/04/14
9235 東証グロース
2,160
6/14 15:00
-91(%)
時価総額 7,452百万円
ネット通販向けに広告費用対効果改善サービスをクラウドで提供。蓄積したノウハウに強み。成果報酬型の広告配信プラットフォームも。今年2月にアマゾンECに関する支援ビジネスの展開を開始。24.7期上期は足踏み。 記:2024/04/09
9348 東証グロース
730
6/14 15:00
+3(%)
時価総額 67,975百万円
宇宙ベンチャー。自社開発の月面探査車や月着陸船による月面データサービスの提供を目指す。23年5月に民間で初めて挑んだ月面着陸は失敗。失敗を糧に24年冬に再挑戦へ。24.3期3Q累計は販管費減で赤字幅縮小。 記:2024/04/09