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前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後は押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識される可能性~

2024/2/21 8:40 FISCO
*08:40JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後は押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識される可能性~ 21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■売り一巡後は押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識される可能性 ■レシップHD、24/3上方修正 営業利益 27億円←15億円 ■前場の注目材料:日本酸素HD、欧で半導体ガス生産、現地需要増、供給網を強化 ■売り一巡後は押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識される可能性 21日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。20日の米国市場は、NYダウが64ドル安、ナスダックは144ポイント安だった。21日に決算発表を控えているエヌビディアが利食い売りから下落するなか、他のハイテク株へも売りが広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比215円安の38295円、円相場は1ドル149円90銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売りが先行する格好になりそうだ。エヌビディアは4%を超える下落となったことから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への売りに波及すると考えられ、日経平均株価の重荷となりそうだ。ハイテク株への持ち高調整が続くようだと、先物主導で売り仕掛け的な動きにもつながりそうである。 ただし、エヌビディアの決算反応を警戒した持ち高調整の動きは先週末辺りからみられていたほか、先夕のグローベックスの米株先物が弱い値動きを見せていたことから、祝日明けの米株安は想定されていただろう。米株市場の下落影響から朝方は売りが先行するものの、売り一巡後は押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識される可能性がありそうだ。 日経平均株価は昨日の下げでボリンジャーバンドの+2σを下回っており、節目の38000円辺りまでの調整はありそうだ。ただし、持ち高調整の動きをみせたとしても、ポジションを売りに傾けることはリスクが高いと考えられ、基本的には良好な需給状況のなか、調整局面では押し目狙いの買いで対応したいところだろう。 物色の流れとしては、ハイテク株は買い手控えられそうであり、バリュー株に資金が向かいやすい。また、米国ではウォルマートが決算評価から3%を超える上昇でNYダウを下支えしており、消費関連などへの資金シフトも意識されそうである。そのほかは、テーマ性のある材料株での個別対応になりそうだ。 ■レシップHD、24/3上方修正 営業利益 27億円←15億円 レシップHD<7213>は2024年3月期業績予想の修正を発表。売上高は200億円から220億円、営業利益を15億円から27億円に上方修正した。前回公表時点では、一部の案件について客先要望を踏まえた納入時期を調整中であったことから、業績予想は修正しなかった。一定程度の目途が付いたことから、改めて業績動向・見込を慎重に精査した。新紙幣発行に伴う製品の更新や改造作業が当初計画より前倒しで進む見通しとなったことや、産業機器事業においても価格改定効果が維持された水準にて堅調に推移する見通しとなった。また、年間配当予想については、業績予想の修正を踏まえ、1.0円増配し、8.5円に修正した。 ■前場の注目材料 ・米長期金利は低下 ・3月期末接近に伴う高配当銘柄人気 ・新NISAによる個人資金の継続的流入 ・米国のインフレ沈静化観測 ・日本酸素HD<4091>欧で半導体ガス生産、現地需要増、供給網を強化 ・ファナック<6954>スペイン拠点を移転・拡張、延べ床面積4倍に ・KDDI<9433>トヨタと、道路の危険をAIで可視化、今春システム提供 ・出光興産<5019>北海道電力など3社で、苫小牧に国内最大の水素製造拠点検討 ・三和油化工業<4125>AWマテリアルと新会社、半導体資源リサイクル ・トピー工業<7231>発電撤退、赤字子会社の全事業廃止 ・ソフトバンクG<9984>サウジで産業ロボ製造、最大225億円投資 ・KDDI<9433>グループ会社のソラコム、来月26日に東証グロース上場 ・スズキ<7269>IoT活用でソラコムと協業 ・丸紅<8002>ドバイでSAF製造調査、家庭廃棄物を活用 ・横河電機<6841>新規事業、宇宙に狙い!国際宇宙産業展で新技術披露 ・ダイヘン<6622>鳥取に新工場棟、半導体装置電源を生産 ・能美防災<6744>PFAS不使用の泡消火薬剤開発 ・NTT<9432>大都市監視カメラ映像、米レッドハットなどと技術 ・ローム<6963>世界最小級の消費電流、オペアンプ開発 ・ダイキン<6367>素材実験のデータ共有支援、新ソフト発売 ・NTTデータG<9613>統合バンキングクラウドを今春開発 ・白銅<7637>国内工場に太陽光、50年度脱炭素化へ導入拡大 ・アルコニックス<3036>英社製浄水器を拡大、プラ容器削減提案 ・帝人<3401>日赤と、燃料電池発電機を実証、非常用電源に活用 ・三井住友建設<1821>バイオトイレ事業に参入、メンテナンスの負担大幅軽減 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 1月貿易収支(予想:-1兆8554億円、12月:+689億円) ・2月政府月例経済報告 <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 21件
1821 東証プライム
378
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 61,490百万円
総合建設会社準大手。三井建設、住友建設が2003年に合併して誕生。超高耐久橋梁等に強み。HARUMI FLAG PARK VILLAGEなどで施工実績。総還元性向50%目安。施工・品質管理体制の強化図る。 記:2024/09/02
3036 東証プライム
1,439
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 44,710百万円
商社機能とメーカー機能を持つ非鉄金属の総合企業。アルミ銅事業が主力。電子機能材事業、装置材料事業、金属加工事業も展開。27.3期売上2200億円以上目標。既存事業の収益力強化、低採算事業の構造改革図る。 記:2024/07/29
3401 東証プライム
1,372.5
11/22 15:30
+43.5(%)
時価総額 271,692百万円
1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
4,310
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 1,866,631百万円
産業ガス国内最大手の大陽日酸を中核とする持株会社。1910年創業。魔法びんなどの製造・販売を行うサーモスも傘下に持つ。三菱ケミカルグループの連結子会社。産業ガス事業では食品・飲料、医療向けなどに注力。 記:2024/08/26
4125 東証スタンダード
2,000
11/22 15:10
-52(%)
時価総額 8,636百万円
産業廃棄物の再資源化、高純度溶剤等の化学品事業、潤滑油・加工油等の自動車事業、エンジニアリング事業を展開。愛知県刈谷市に本社。有機溶剤廃液収集量で国内トップ。希少金属等のマテリアルリサイクルを推進。 記:2024/08/29
5019 東証プライム
1,030.5
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 1,435,118百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6622 東証プライム
7,090
11/22 15:30
+160(%)
時価総額 181,525百万円
変圧器等の電力機器、産業用ロボット、自動搬送台車、高周波電源等を手掛ける。アーク溶接ロボットで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。EV充電システム等は販売順調。27.3期売上高2500億円以上目標。 記:2024/06/15
6744 東証プライム
2,904
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 176,659百万円
セコム傘下の防災設備機器メーカー。1916年創立。自動火災報知設備、防火・防排煙設備、消火設備等を手掛ける。横浜ランドマークタワー、東大寺などで納入実績。サプライチェーンの強化、価格改定に取り組む。 記:2024/10/14
6841 東証プライム
3,553
11/22 15:30
+148(%)
時価総額 954,425百万円
生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器等の制御事業が主力。1915年創立。波形測定器、光通信関連測定器等の測定器事業も。分散形制御システムに強み。マテリアル部門は化学、マイニングの顧客基盤拡大図る。 記:2024/10/10
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6963 東証プライム
1,414
11/22 15:30
-32.5(%)
時価総額 570,917百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
7213 東証スタンダード
512
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 8,137百万円
運行機器メーカー。バスや鉄道のワンマンシステム機器や運賃箱、ICカードシステム、運航管理システム、表示機器を提供する。バス用や鉄道用の運賃箱でトップシェア。移動需要回復が追い風。海外比率20%以上目指す。 記:2024/07/25
7231 東証プライム
1,900
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 45,748百万円
鉄鋼事業、自動車・産業機械部品事業が柱。1921年創業。日本製鉄の持分法適用関連会社。乗用車・商用車ホイールで国内トップシェア。配当性向30~35%目安。発電事業は廃止。事業ポートフォリオの最適化図る。 記:2024/06/29
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
-38(%)
時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7637 東証プライム
2,326
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 26,384百万円
アルミニウムや伸銅、ステンレス、プラスチック材料などを扱う独立系専門商社。見積り・注文サイト「白銅ネットサービス」の運営等も。白銅ネットサービスの取扱アイテム数は10万点超。エコシリーズの拡販図る。 記:2024/08/22
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17