マーケット
7/26 15:15
37,667.41
-202.10
40,589.34
+654.27
暗号資産
FISCO BTC Index
7/27 15:03:02
10,461,036
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:決算発表銘柄中心の地合いで指数の方向感は乏しいか、IPOは2社

2024/2/3 15:04 FISCO
*15:04JST 新興市場見通し:決算発表銘柄中心の地合いで指数の方向感は乏しいか、IPOは2社   ■QPS研究所が大商い 今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が+1.14%だったのに対し、東証グロース市場指数は-1.02%、東証グロース市場250指数も-1.02%だった。東証プライム市場中心の相場展開が続いていたなか、日経平均、TOPIXともに上値の重さが意識され始めたこともあり、週ベースでは下落したものの、東証グロース市場に投資資金が向かい始めた。東証グロース市場コア20など主力が買われる地合いではなく、宇宙関連ビジネスを手掛けるQPS研究所<5595>に投資資金が集中。東証全市場の売買代金ランキングでもトップ10位以内に入る日が続く大商いとなった。QPS研究所の大商いもあり、東証グロース市場の売買代金は増加。東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はともにさえない推移となったが、ともに25日移動平均線水準では下げ渋る格好となった。 個別では、新たな事業として、Amazonコンサルティング事業及びAmazon広告運用事業を開始すると発表した売れるネット<9235>が急騰し上場来高値を更新。QPS研究所は「24年度に商用機が8機なら黒字化」との副社長COO発言を手掛かりに商いは急増。また、12月15日に打上げられた小型SAR衛星QPS-SAR5号機「ツクヨミ-I」で取得した高精細モードによる初画像を公開したと発表したことも材料視された。サスメド<4263>は一部証券会社のレポートを材料に上昇したほか、決算が材料視されてSBIリーシング<5834>も買われた。一方、アライドアーキ<6081>は、23年12月期の営業利益予想を従来の6.43億円から2.00億円(前期実績10.16億円)に下方修正したことからきつい売りとなった。また、ギックス<9219>もさえない決算発表がネガティブ材料となった。 ■決算発表ピーク、IPOは2社 来週の新興市場は、東証プライム市場が決算発表ピークを迎えるほか、2月限オプション特別清算指数(SQ値)算出などイベント盛りだくさんのため、我慢の展開となりそうだ。一方で、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに、25日移動平均線で下げ止まっているほか、昨年10月安値を起点とした下値支持線も機能しており底値は固いと考える。また、昨年11月戻り高値を上回りそうな状況だが、売買代金の増加が続かないことから上値の重さが意識されている。東証グロース市場も決算発表銘柄中心の売買となることから、指数の方向感に乏しい地合いは今しばらく続くと想定する。 主な決算銘柄のスケジュールは、8日にBASE<4477>、JTOWER<4485>、シンバイオ<4582>、カバー<5253>、9日にメディネット<2370>、テックファーム<3625>、AMI<3773>、アイリッジ<3917>、アンジェス<4563>、アルー<7043>、スカイマーク<9204>、サンウェルズ<9229>などが予定されている。個別物色が活発化することで売買代金はそれなりに増加しそうだが、主力処の売買が総じて増加しない限り、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数の上値は重いだろう。好決算を発表した銘柄と同じ業種に属する銘柄に物色が波及するような良好な投資家の物色意欲が欲しいところだが、東証プライム市場に持っていかれている状況だ。新興市場はいましばらく「待て」の地合いか。 なお、来週は新規株式公開(IPO)が2社予定されており、いよいよ2024年IPOがスタート。7日にSOLIZE<5871>が東証スタンダード市場、8日にVeritas In Silico<130A>が東証グロース市場へそれぞれ上場する。VISは証券コードにアルファベットが入る初めての企業としてその名を刻むこととなる。 《FA》
関連銘柄 20件
932
7/26 15:00
+18(%)
時価総額 5,873百万円
mRNA標的低分子創薬事業が主力。独自の創薬プラットフォーム「ibVIS」により、mRNA標的低分子医薬品の創出図る。研究開発費は減少。23.12期通期は黒字転換。24.12期は大幅増収増益見通し。 記:2024/04/17
2370 東証グロース
47
7/26 15:00
-1(%)
時価総額 11,821百万円
医療機関向けに特定細胞を製造。臨床用・治験用細胞の受託加工も。東京医科歯科大学と新規免疫療法に関する共同研究契約を締結。受託料の価格改定等でCDMO事業は増収。24.9期1Qは2桁増収、損益改善。 記:2024/03/04
559
7/26 14:59
+7(%)
時価総額 4,201百万円
独立系システムベンダー。ICTソリューション事業を軸に、農水産物輸出ソリューションも展開。コンサルティング・設計・開発から保守・運用までのワンストップサービスに定評。前年の反動減もあり、中間期は足踏み。 記:2024/03/27
3773 東証グロース
1,141
7/26 15:00
+6(%)
時価総額 20,986百万円
AI音声認識エンジン「AmiVoice」を軸に音声認識ソフトウェアの開発・販売を行う。音声認識市場で国内売上トップ。通信キャリア大手などと取引実績。AI音声認識、生成AIに対する研究開発投資を強化。 記:2024/06/15
3917 東証グロース
439
7/26 15:00
-11(%)
時価総額 3,086百万円
スマホアプリの開発・運営支援を通じて実店舗の集客・販促を支援。24.3期3Q累計はデジタルマーケ関連が堅調。だが開発案件遅延に伴う原価増が発生。新製品の先行費用も利益の重石に。2月にJR西日本と業務提携。 記:2024/03/12
4263 東証グロース
551
7/26 15:00
+6(%)
時価総額 8,974百万円
不眠障害などの治療用アプリ開発、汎用臨床試験システムや機械学習自動分析システムの提供等を行う。杏林製薬と耳鳴治療用アプリの共同開発を行う。不眠障害治療用アプリは保険適用希望書の再提出に向けて調整中。 記:2024/06/25
4477 東証グロース
263
7/26 15:00
+6(%)
時価総額 29,453百万円
ネットショップ作成サービス「BASE」や購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を提供するBASE事業が主力。オンライン決済サービス、資金調達サービス等も。PAY.JP事業ではプロダクトの強化図る。 記:2024/07/08
4485 東証グロース
1,667
7/26 15:00
-25(%)
時価総額 42,779百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
4563 東証グロース
55
7/26 15:00
+1(%)
時価総額 11,972百万円
大阪大医学部発のバイオベンチャー。遺伝子医薬やDNAワクチンのバイオ医薬品を開発。受託数の順調増で手数料収入は伸長。研究開発費は減少。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収、損益改善計画。 記:2024/03/05
4582 東証グロース
303
7/26 15:00
+25(%)
時価総額 13,905百万円
がん・血液領域やウイルス感染症領域の希少疾患薬を開発。他社から開発候補品を導入して製品化を狙う。24.12期は薬価改定の影響と抗がん剤の後発薬浸透を想定。アデノウイルス感染症向け注射剤候補は開発本格化へ。 記:2024/03/12
5253 東証グロース
1,927
7/26 15:00
-26(%)
時価総額 117,786百万円
Vチューバープロダクション。知名度やファンコミュニティに強み。24.3期上期はグッズ販売やライセンスビジネスが拡大。販管費増を楽々こなす。通期計画を上方修正。昨年4月開設の米国拠点は来年前半に営業開始へ。 記:2024/03/11
5595 東証グロース
1,624
7/26 15:00
-19(%)
時価総額 56,840百万円
小型SAR衛星の開発製造や運用、SAR画像データの販売等を行う。展開式パラボラアンテナの開発で低コスト化に成功。国内官公庁向け販売比率が高い。小型SAR衛星QPS-SAR7号機は24年4月に打上げ完了。 記:2024/05/12
2,938
7/26 15:00
+12(%)
時価総額 21,879百万円
投資事業会社。航空機や船舶のオペレーティングリースファンドを組成・販売。小型航空機などの機材販売、リース等も。商品在庫を拡充。JOL商品の販売金額は拡大。販管費は減少。24.3期3Qは大幅増収増益。 記:2024/02/26
5871 東証スタンダード
2,050
7/26 15:00
-20(%)
時価総額 12,300百万円
輸送用機器の設計開発部門向けエンジニア派遣やコンサルサービス、3Dプリンターの販売等を行う。ホンダなどが主要顧客。デザイン事業は需要環境が改善。23.12期通期は増収増益。24.12期は2桁増収増益計画。 記:2024/04/14
6081 東証グロース
220
7/26 15:00
-4(%)
時価総額 3,122百万円
自社開発のSaaS型マーケティングツールの提供等を手掛ける。デジタル人材ビジネス等も。23.12期通期は国内SaaS事業が増収。LetroSolutionは単価向上続く。24.12期は最終黒字転換計画。 記:2024/04/15
7043 東証グロース
833
7/26 13:57
-3(%)
時価総額 2,127百万円
階級別研修や海外派遣型研修、ビジネス英会話サービス「ALUGO」などの法人向け教育が主力。クラウド型eラーニングシステム「etudes」の提供等も。グローバル人材能力要件定義サービスの提供を開始。 記:2024/05/02
9204 東証グロース
731
7/26 15:00
+2(%)
時価総額 44,100百万円
航空会社。羽田空港を基幹空港に、北海道から沖縄までの国内定期運航便や不定期旅客便を運航する。2022年に再上場。今期3Q累計は旅客数が過去最高となった。単一機材運航等の施策によるコスト抑制も寄与した。 記:2024/03/04
9219 東証グロース
1,126
7/26 15:00
-11(%)
時価総額 6,284百万円
データインフォームド推進企業。顧客データを活用した戦略コンサルティング等を手掛ける。JR西日本と合弁会社設立。AI整備見積りシステムの提供開始。三井不動産などと業務提携。26.6期売上高40億円目指す。 記:2024/06/17
9229 東証プライム
2,452
7/26 15:00
-62(%)
時価総額 86,359百万円
パーキンソン病専門介護施設「PDハウス」を運営。認知症対応型グループホームやデイサービス等も。PDハウス平和が丘などを新規開設。既存施設平均稼働率は96%。採用は順調。24.3期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/04/14
9235 東証グロース
1,810
7/26 15:00
-157(%)
時価総額 6,245百万円
ネット通販向けに広告費用対効果改善サービスをクラウドで提供。蓄積したノウハウに強み。成果報酬型の広告配信プラットフォームも。今年2月にアマゾンECに関する支援ビジネスの展開を開始。24.7期上期は足踏み。 記:2024/04/09