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前場に注目すべき3つのポイント~バブル後の高値を狙ったトレンドが期待される~

2023/12/27 8:34 FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~バブル後の高値を狙ったトレンドが期待される~ 27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■バブル後の高値を狙ったトレンドが期待される ■Jフロント、3Q営業利益 52.6%増 306億円 ■前場の注目材料:三菱電機、帯電量でプラ自動分別、来年度のサービス開始目指す ■バブル後の高値を狙ったトレンドが期待される 27日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感が強まりそうだ。祝日明け26日の米国市場は、NYダウが159ドル高、ナスダックは81ポイント高だった。原油価格の回復でエネルギーセクターを中心に買われたほか、10月の米住宅価格指数が予想ほど伸びなかったものの依然プラス圏を維持し住宅市場の底堅さが確認され、相場を支えた。さらに、来年の利下げ期待を受けた買いが入るなか、終日堅調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比210円高の33430円、円相場は1ドル142円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。米半導体株の一角が買われ、ナスダックは3日続伸となり、S&P500は過去最高値に迫るなか、年末高を意識した買いが入りやすいだろう。ただし、海外勢は本格的なクリスマス休暇に入っていることから、商いはそれほど膨らまないと考えられるほか、年内受け渡し最終日となることから、利益確定の流れが優勢となりやすい面はある。そのため、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすいだろう。 もっとも、明日からは実質2024年相場入りとなることから、年末高を意識した流れにより、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。来年1月からの新NISAによる需給要因も下支えになりそうだ。ここ数日は指数インパクトの大きい値がさハイテク株の強さが目立っていることも、先高期待を高めそうである。 日経平均は足もとで25日線水準でのこう着を見せているが、同線が支持線として意識されるなか、改めて11月20日のバブル後の高値を狙ったトレンドが期待されてきそうだ。物色としてはハイテク株のほか、新NISAによる需給要因から配当志向の物色も入りそうである。一方で、中小型株については受け渡し最終日の影響から終盤にかけて軟化しやすいと考えられるが、明日以降の上昇をにらんだ押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。 ■Jフロント、3Q営業利益 52.6%増 306億円 Jフロント<3086>が発表した2024年2月期第3四半期業績は、売上収益が前年同期比11.5%増の2865.62億円、営業利益は同52.6%増の306.77億円だった。百貨店事業は、堅調な富裕層マーケットへの対応をはじめとする戦略・施策の効果に加え、訪日外国人観光客による売上が一段と伸長した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(33305.85、+51.82) ・NYダウは上昇(37545.33、+159.36) ・ナスダック総合指数は上昇(15074.57、+81.60) ・1ドル=142.30-40円 ・シカゴ日経先物は上昇(33430、大阪比+210) ・SOX指数は上昇(4207.45、+74.60) ・VIX指数は低下(12.99、-0.04) ・米原油先物は上昇(75.57、+2.01) ・米長期金利は低下 ・米国のインフレ沈静化観測 ・三菱電機<6503>帯電量でプラ自動分別、来年度のサービス開始目指す ・三菱UFJ<8306>三菱UFJ銀、アジアでフィンテック深耕、企業間連携を拡大 ・富士通<6702>来年4月にハード専業会社発足、エフサスに統合 ・鹿島<1812>資材の運送効率化、アプリ・中継センター運用 ・JR東日本<9020>NTT東日本などと都市OS活用で実証、非常時の案内誘導で混雑緩和 ・みずほFG<8411>みずほ銀、中堅向け事業承継支援でソーシャルローン実行 ・Jパワー<9513>エリアノに出資、トレーラーハウスでBCP ・住友商事<8053>ベトナムで工業団地販売、工場進出需要取り込む ・住友商事<8053>小名浜発電所の運転を来年3月末終了 ・豊田合成<7282>中国深耕、セーフティーシステム拡販、安全規制厳格化が追い風 ・ホンダ<7267>上海に大型2輪販社、来年4月事業開始 ・アサカ理研<5724>PPESと共同開発契約、リチウム電池資源回収 ・ブルーイノベーション<5597>「スマート林業」導入支援サービス ・IHI<7013>天然ガス熱分解で水素製造、横浜で実証 ・浜松ホトニクス<6965>3カ年中計、設備投資に891億円、光半導体の生産増強 ・三井不<8801>“水辺の街・日本橋”復活、他事業者と共同で26年目指し再開発 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(12月18・19日分) <海外> ・10:30 中・11月工業企業利益(10月:前年比+2.7%) 《ST》
関連銘柄 16件
1812 東証プライム
2,704.5
11/22 15:30
+53.5(%)
時価総額 1,429,750百万円
1840年創業のゼネコン大手。国内初の超高層ビル「霞が関ビル」を手掛けるなど超高層ビルに強み。六本木ヒルズ森タワーなどで実績。スエズ運河橋など海外でも実績。不動産開発事業など成長領域の拡大に注力。 記:2024/10/10
1,719
11/22 15:30
+12.5(%)
時価総額 465,103百万円
大丸と松坂屋HDが経営統合して誕生した持株会社。パルコ等も傘下に収める。百貨店事業が主力。SC事業、デベロッパー事業、決済・金融事業も。27.2期ROE8%以上目標。心斎橋店などはインバウンド売上が好調。 記:2024/10/24
5597 東証グロース
758
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 2,986百万円
ドローンを活用したプラント点検や自動巡回点検、送電線点検の点検ソリューションが主力。パイロット育成やドローンポートシステム等も。点検ソリューションでは屋内点検用ドローン、自動巡回点検用ロボットが販売拡大。 記:2024/06/25
5724 東証スタンダード
851
11/22 15:30
-13(%)
時価総額 4,378百万円
都市鉱山等からの有価金属の回収・再生を行う貴金属事業が主力。使用済みエッチング用薬液の再生・販売、品質管理システムの販売等も。既存事業は新規開拓に注力。リチウムイオン電池再生事業の事業化等に取り組む。 記:2024/07/02
6503 東証プライム
2,584
11/22 15:30
-16(%)
時価総額 5,460,514百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6965 東証プライム
1,816
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 599,585百万円
光電子増倍管などの電子管事業、光半導体素子などの光半導体事業が柱。光電子増倍管は世界トップシェア。小惑星探査機「はやぶさ」などで納入実績。海外売上高比率は70%超。学術向け光電子増倍管は売上順調。 記:2024/07/07
7013 東証プライム
8,529
11/22 15:30
-192(%)
時価総額 1,319,266百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7282 東証プライム
2,549.5
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 325,352百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。エアバッグ等のセーフティシステム製品、ラジエータグリル等の内外装部品が主力。樹脂ターボダクト等も。トヨタグループ向け売上比率は6割超。米国で自動車用内外装部品の生産能力を増強。 記:2024/09/03
8053 東証プライム
3,282
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 3,974,827百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
1,825
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 24,239,641百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
3,835
11/22 15:30
-13(%)
時価総額 9,738,024百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
8801 東証プライム
1,257
11/22 15:30
+11.5(%)
時価総額 3,534,336百万円
大手総合デベロッパー。オフィスビル、商業施設等の賃貸が主力。連結子会社に三井不動産レジデンシャル、三井不動産リアルティ、東京ドームなど。データセンター事業の強化図る。27.3期純利益2700億円以上目標。 記:2024/08/30
9020 東証プライム
2,780
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 3,153,665百万円
国内最大、世界でも最大級の鉄道会社。関東、甲信越、東北までの1都16県が営業エリア。流通・サービス事業、不動産・ホテル事業等も。ホテル、ショッピングセンターは売上順調。28.3期営業利益4100億円目標。 記:2024/06/04
9513 東証プライム
2,564.5
11/22 15:30
+19.5(%)
時価総額 469,434百万円
電力会社への電力供給等を行う電力会社。大規模石炭火力発電所や大規模水力発電所等を手掛ける。風力発電所の建設で国内トップレベルの実績。中期経営計画では27.3期経常利益900億円程度、ROE5%程度目標。 記:2024/06/04