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前場に注目すべき3つのポイント~半導体株の自律反発狙い~

2023/12/6 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~半導体株の自律反発狙い~ 6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■半導体株の自律反発狙い ■ロックフィルド、2Q営業利益 20.0%増 8.4億円 ■前場の注目材料:UACJ、福井の鋳造炉をLNG化、27年度完了 ■半導体株の自律反発狙い 6日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。5日の米国市場はNYダウが79ドル安、ナスダックは44ポイント高だった。利食い優勢の流れとなったが、JOLT求人件数が予想を下回ったことから米連邦準備理事会(FRB)による利上げ終了への観測が高まり、米長期金利が低下したことを受けてハイテク株の一角が買われた。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比125円高の32905円。円相場は1ドル147円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。米国市場ではエヌビディアなどハイテク株の一角が上昇したこともあり、昨日の日経平均の重荷となった値がさハイテク株へは自律反発が意識されそうである。ただし、日経225先物はナイトセッションで上昇したものの、節目の33000円接近では上値を抑えられる格好となった。昨日の日経平均は25日線までの調整により、いったんは自律反発狙いの動きがみられそうだが、買い一巡後の戻りの鈍さが意識されてくるようだと、持ち高調整に向かわせやすいだろう。 そのため、買い一巡後の底堅さを見極めることになりそうだ。また、米ムーディーズは中国の信用格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。中国経済の減速が警戒されるなか、中国市場が弱い動きとなれば、短期的ながら売り仕掛け的な流れにも向かいやすいであろう。日経平均は25日線での攻防から戻りの鈍さが目立ってくるようだと、75日線が位置する32320円辺りがターゲットとして意識されてくる展開になりそうだ。 物色としては、エヌビディアの上昇を手掛かりとした半導体株の自律反発狙いのほか、中国関連には短期的な売りを仕掛けてくる動きが意識されやすい。そのほか、相場全体がこう着感を強めてくるようだと、低位材料株での短期的な値幅取り狙いに向かわせそうだ。そのほか、本日はQPS研究所<5595>が東証グロースに上場する。宇宙関連への物色に向かわせる可能性がありそうだ。 ■ロックフィルド、2Q営業利益 20.0%増 8.4億円 ロックフィルド<2910>が発表した2024年4月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比2.9%増の251.07億円、営業利益は同20.0%増の8.40億円だった。RF1はフライが好調で売上高は前年同期比1.7%増だった。そのほか、グリーン・グルメ、いとはん、神戸コロッケ、融合、ベジテリア、外販(卸)の各業態とも好調。2024年4月期業績は、売上高が前期比4.0%増の519.50億円、営業利益は同43.9%増の21.60億円とする期首計画を据え置いている。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(14229.91、+44.42) ・1ドル=147.00-10円 ・シカゴ日経先物は上昇(32905、大阪比+125) ・VIX指数は低下(12.85、-0.23) ・米長期金利は低下 ・米国のインフレ沈静化観測 ・日銀は金融緩和を継続 ・UACJ<5741>福井の鋳造炉をLNG化、27年度完了 ・東邦ガス<9533>小口径工業炉バーナー投入、都市ガス・水素燃焼の切り替え可能 ・ソフトバンク<9434>「つながる車」向け新興を747億円で買収、AI企業と相乗効果 ・富士フイルム<4901>米2拠点に300億円投資、細胞治療薬の生産能力倍増 ・シンフォニア<6507>半導体技術者7割増、後工程向け搬送システムなどにも進出 ・NISSHA<7915>マイクロ成形の米社買収、医療機器を強化 ・新東工業<6339>フレキシブル基板挿入を自動化、ロボシステム開発 ・ローツェ<6323>ベトナムのFPD製造装置拠点、移転拡張 ・東レ<3402>グループ会社、光学ヘッド新開発、ウエハー外観検査装置 ・横河電機<6841>月面プラントと遠隔通信制御、日揮グローバルと、システム共同開発へ ・IHI<7013>アンモニア燃焼試験開始、インド石炭火力向け ・ニコン<7731>高速トラッキングカメラ試作、複数視野を1台で同時取得 ・ローム<6963>Quanmaticと、半導体製造工程の最適化実証完了、量子技術を活用 ・楽天グループ<4755>API連携でNFT提供、個人間取引可能 ・FDK<6955>水素吸蔵合金製造の中国社を子会社化 ・東レ<3402>完全水現像フレキソ版を開発、短時間で高精細印刷 ・東京電力HD<9501>グループ会社の東電PG、太陽生命と認知症関連サービス開発 ・東洋インキSCHD<4634>使用済みプラ再生、萩原工業・相川鉄工と協業 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・09:30 豪・7-9月期GDP(前年比予想:+1.9%、4-6月期:+2.1%) 《ST》
関連銘柄 19件
2910 東証プライム
1,478
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 39,594百万円
惣菜の製造・販売を行う。兵庫県神戸市に本社。「RF1」が基幹ブランド。セレクトショップ「グリーン・グルメ」、和そうざいブランド「いとはん」等も展開。ロック・フィールドメンバーズの会員数は26万名超。 記:2024/09/01
3402 東証プライム
935
11/22 15:30
+13.1(%)
時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
4634 東証プライム
3,110
11/22 15:30
+40(%)
時価総額 165,723百万円
東洋インキを中核とする持株会社。1896年創業。旧社名は東洋インキSCHD。TOPPANグループ。缶用塗料、高感度UVインキなどで国内高シェア。液晶ディスプレイカラーフィルター用材料は中国などで拡販進む。 記:2024/08/26
4755 東証プライム
879.4
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 1,892,070百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
3,265
11/22 15:30
+43(%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
5595 東証グロース
1,529
11/22 15:30
-36(%)
時価総額 56,579百万円
小型SAR衛星の開発製造や運用、SAR画像データの販売等を行う。展開式パラボラアンテナの開発で低コスト化に成功。国内官公庁向け販売比率が高い。24年8月に小型SAR衛星QPS-SAR8号機の打上げが成功。 記:2024/10/26
5741 東証プライム
5,600
11/22 15:30
+150(%)
時価総額 270,637百万円
古河スカイと住友軽金属工業の経営統合で2013年に誕生。アルミニウム圧延品で国内生産量トップ。東洋製罐等が主要取引先。25.3期は缶材、自動車材等の売上数量増を見込む。28.3期売上高1兆500億円目標。 記:2024/06/28
6323 東証プライム
1,775.5
11/22 15:30
+14.5(%)
時価総額 313,198百万円
世界シェアトップクラスの半導体ウエハ搬送装置メーカー。広島県福山市に本社。サムスングループなどが主要取引先。細胞培養装置等の製造・販売も。半導体・FPD関連装置事業では生産システムの強化等に取り組む。 記:2024/08/09
6339 東証プライム
955
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 52,125百万円
鋳造設備機械メーカー。1934年創業。鋳造設備で世界トップシェア。表面処理事業、集塵機等の環境事業、搬送事業、特機事業も。自動車関連企業が主要顧客。付加価値追求で競争力向上図る。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/26
5,940
11/22 15:30
+130(%)
時価総額 176,947百万円
半導体製造装置向けアクチュエータ等のモーション機器事業が主力。1917年創業。旧社名は神鋼電機。クリーン搬送システム事業、パワーエレクトロニクス機器事業も。半導体製造装置向け搬送機器の生産能力増強進める。 記:2024/08/10
6841 東証プライム
3,553
11/22 15:30
+148(%)
時価総額 954,425百万円
生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器等の制御事業が主力。1915年創立。波形測定器、光通信関連測定器等の測定器事業も。分散形制御システムに強み。マテリアル部門は化学、マイニングの顧客基盤拡大図る。 記:2024/10/10
6955 東証スタンダード
588
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 20,307百万円
富士通傘下の電池・電子部品メーカー。ニッケル水素電池、リチウム電池等の電池事業が主力。各種モジュール、スイッチング電源等の電子事業も。ニッケル水素電池は高付加価値市場に注力。新規ビジネス開拓にも取り組む。 記:2024/09/02
6963 東証プライム
1,414
11/22 15:30
-32.5(%)
時価総額 570,917百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
7013 東証プライム
8,529
11/22 15:30
-192(%)
時価総額 1,319,266百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7731 東証プライム
1,845.5
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 648,651百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28
7915 東証プライム
1,686
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 85,743百万円
IMD、転写箔、蒸着紙等を手掛ける産業資材が柱。フィルムタッチセンサー、低侵襲医療用手術機器等も。1929年創業。京都府京都市に本社。旧社名は日本写真印刷。産業資材事業では生産性、効率性の改善進む。 記:2024/10/12
9434 東証プライム
193.7
11/22 15:30
+0.8(%)
時価総額 9,235,495百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
558.8
11/22 15:30
-2.2(%)
時価総額 898,002百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13
9533 東証プライム
3,851
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 405,341百万円
都市ガスの製造、供給、販売が主力。業界3位。1922年創立。愛知県、岐阜県、三重県の3県中心に事業展開。電気供給事業、ガス機器販売等も。顧客数は約300万件。再生可能エネルギー電源の拡大等に取り組む。 記:2024/10/29