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注目銘柄ダイジェスト(前場):マツダ、ラインヤフー、任天堂など

2023/11/8 11:57 FISCO
*11:57JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):マツダ、ラインヤフー、任天堂など ヤマハ発<7272>:3672円(-192円) 大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、7-9月期営業利益は655億円で前年同期比8.8%減となっている。会社側では計画線としているようだが、円安効果が大きいと見られた中での減益決算にネガティブな見方が先行。中小型船外機の需要が減少したことでマリンが減益となり、アジアの需要減少に伴いロボティクスの損益も悪化したもよう。通期計画は据え置いているが、コンセンサスは切り下がりの方向のようだ。 ラインヤフー<4689>:440.7円(+32.5円) 大幅反発。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は567億円で前年同期比14.0%増となり、450億円程度の市場予想を大幅に上回る着地となっている。とりわけ、PayPayを含む戦略事業の調整後EBITDAが6億円となり、初の黒字化を達成していることがポジティブに評価されているもよう。また、メディア事業、コマース事業の増収率なども、第1四半期から一段と加速する形になっている。 マツダ<7261>:1707.5円(+201円) 大幅続伸。前日に第2四半期の決算を発表、営業利益は996億円で前年同期比33.2%増となり、市場予想を大幅に上回る水準となっている。通期予想は従来の1800億円から2500億円、前期比76.1%増に上方修正。2300億円程度のコンセンサスレベルも上回る水準に。円安効果が大きな上振れ要因となっているが、台数・構成による増益要因などは市場想定以上。強い円安メリット銘柄としての位置づけなどもあらためて意識される方向に。 スズキ<7269>:6324円(+303円) 大幅反発で高値更新。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は1297億円で前年同期比44.3%増となり、市場予想を大きく上振れている。つれて、通期予想は従来の3600億円から4300億円、前期比22.7%増に引き上げ。4100億円程度のコンセンサス水準も上回る形に。為替前提の見直しに加えて、販売台数計画なども上方修正。保守的な傾向が強いだけに、市場予想上回る水準までの上方修正にポジティブなインパクト先行。 任天堂<7974>:6787円(+402円) 大幅反発。前日に上半期の決算を発表、営業利益は2799億円で前年同期比27.0%増となり、ほぼ市場予想並みの水準となった。一方、通期予想は従来の4500億円から5000億円、前期比0.9%減に上方修正。コンセンサス水準にはやや未達となっているが、まだ保守的な計画であるとの見方が優勢に。研究開発費や広告宣伝費などコスト上振れに対し、為替前提を円安方向に修正したほか、スイッチのソフト販売計画などを引き上げている。 スパイダープラス<4192>:596円(+38円) 大幅に4日続伸。23年12月期第3四半期累計(23年1-9月)の営業損益を3.65億円の赤字(前年同期実績7.53億円の赤字)と発表している。建設DXサービス「SPIDERPLUS」が建設業界のIT投資需要を取り込み、ID数や契約社数が順調に増加した。各種検査オプション機能の販売などアップセルにも注力した結果、1契約ID当たりの契約単価が向上したことも赤字縮小に寄与した。通期予想は6.98億円の赤字で据え置いた。 坪田ラボ<4890>:480円(+30円) 大幅に反発。強膜の菲薄化を抑制することで近視進行を抑制する点眼薬の研究開発(TLM-003)を共同で進めているロート製薬<4527>が、フェーズ1試験の治験計画届出書を医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出し、届出が完了したと発表している。届出完了を受け、臨床試験を開始する。健康な成人を対象とした安全性評価が目的で、これまでの非臨床試験結果で有効性と安全性が確認されているという。 タスキ<2987>:1423円(+56円) 大幅に4日続伸。24年9月期の営業利益予想を前期比30.4%増の31.70億円と発表している。新築投資用IoTレジデンスの企画開発を推進するとともに中小企業、小規模事業者向けの不動産融資サービスの提供に努める。年間配当予想は52.00円で、前期(50.00円)から増配する。23年9月期の営業利益は41.7%増の24.30億円で着地した。新築投資用IoTレジデンス販売と開発用地販売の合計で25件増の64件の引渡しを行い、利益が拡大した。 《ST》
関連銘柄 9件
2987 東証グロース
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時価総額 19,704百万円
不動産サービス会社。東京23区で新築投資用IoTマンションを開発。不動産投資型クラウドファンディングや中小企業向け不動産融資サービスも手掛け、仕入情報管理のDX支援も展開。リファイニング好調で1Qは増収。 記:2024/02/06
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建設現場の施工管理SaaS「SPIDERPLUS」の開発・販売等を行う。導入企業数は1800社超。導入企業に大手ゼネコン各社など。解約率は低水準。営業力の強化やパートナーとの協力体制の強化を図る。 記:2024/07/08
4527 東証プライム
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目薬や外皮薬などの一般用医薬品、「肌ラボ」などのスキンケア事業が柱。1899年創業。スキンケア関連の売上高比率が高い。目薬で国内トップシェア。ロングセラー商品多数。国内はインバウンド需要が追い風。 記:2024/08/26
4689 東証プライム
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時価総額 2,967,084百万円
ヤフー、LINEなどの再編で2023年に誕生。グループ会社にアスクル、出前館、PayPay、ZOZOなど。LYPプレミアムは有料会員の拡大図る。「LINE Pay」は25年4月末に国内サービスを終了予定。 記:2024/06/28
4890 東証グロース
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時価総額 11,254百万円
慶應義塾大学発のバイオベンチャー。近視、ドライアイ、老眼、脳疾患を中心に研究・開発を行う。開発パイプラインのパートナーにJINS、ロート製薬など。知財強化による既存パイプラインの価値最大化などに注力。 記:2024/08/19
7261 東証プライム
1,003
11/22 15:30
-2.5(%)
時価総額 633,699百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
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時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7272 東証プライム
1,335.5
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 1,403,146百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。海外売上比率が高い。二輪車はインド、ブラジルで強い需要続く。 記:2024/07/04
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28