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新興市場見通し:投資家心理改善で続伸か、値ごろ感も相場の追い風に、IPOは1社

2023/11/5 16:46 FISCO
*16:46JST 新興市場見通し:投資家心理改善で続伸か、値ごろ感も相場の追い風に、IPOは1社   ■日米金融政策イベントは波乱なく通過 今週の新興市場は反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利は2会合連続の据え置きとなり、今後の米経済指標を確認しつつ、利上げの必要性を慎重に見極める金融政策の姿勢が確認された。米FOMCのタカ派姿勢が和らいだとみられたところへ、弱めの米経済指標の発表が続いたため、金融引き締め長期化懸念は後退した。日本銀行も金融政策決定会合で長短金利操作の再修正を決定したが、微調整に留まったため、金融政策が早期に転換される懸念は縮小した。日米で金融引き締め観測が和らぎ、投資家がリスク選好を取り戻す方向に向かい始めたことが追い風となり、値ごろ感の強まっていた新興市場は大幅反発。今週の騰落率は、日経平均が+3.09%だったのに対し、東証グロース市場指数は+3.32%、マザーズ指数は+3.40%だった。 個別では、第三者割当増資の払い込み日を11月9日に迎えるアクアライン<6173>、同じく第三者割当増資の払い込み日を11月10日に迎えるDelta-Fly-Pharma<4598>、24年3月期業績予想を上方修正したミクリード<7687>などが週間騰落率値上がり上位に入った。その一方、酸素カプセルの製造・販売の開始見込みを発表したが、材料不足との見方から売られたアジャイルメディア・ネットワーク<6573>、23年12月期の営業利益予想を下方修正したアルー<7043>が週間騰落率値下がり上位となった。週間売買代金上位には前述のアクアライン、Delta-Fly-Pharmaに加えカバー<5253>、ジーエヌアイグループ<2160>などが並んだ。 ■値ごろ感も追い風で続伸か、決算ラッシュピーク、IPOは1社 来週の新興市場は続伸か。今週末の10月雇用統計が弱めの内容だったことから、労働市場の軟化で米インフレ率の低下基調が期待され、米利上げ打ち止め見通しも台頭しつつある。今週末11月3日が祝日だった国内新興市場はこうした米国情勢を織り込む形で相場続伸が予想される。来週の米国では相場に大きな影響を及ぼしそうな経済指標の発表や材料が乏しい。東証マザーズ指数は年初来安値圏にあることで値ごろ感が強まっている。また、日米の金融引き締め観測が和らいだことを機に投資家がリスク選好を取り戻しつつあることが追い風となって続伸するだろう。なお、中東情勢については、イスラエル軍がイスラム勢力ハマスの一掃を目指した軍事行動を続けるとみられる。しかし、米欧をはじめとする世界各国が人質の解放や民間人の犠牲を最小限に抑えることをイスラエル軍に強く求める動きを続けており、イスラエル軍としてもそうした圧力を無視し続けることは難しいだろう。中東情勢が制御不能に陥り、原油価格が再び急騰するリスクは限定的とみられる。 来週は、決算ラッシュピークとなり新興市場でも多くの企業が決算発表となる。9日のカバー<5253>、10日Arent<5254>、イーディーピー<7794>、サンウェルズ<9229>、GENOVA<9341>、ispace<9348>などに注目したい。なお、6日より東証マザーズ指数は東証グロース250指数へ変更となる。また、来週の新規株式公開(IPO)は1社で、DAIWA CYCLE<5888>が東証グロースへ上場する。そのほか、バリュークリエーション<9238>が7日よりBB期間入り、Japan Eyewear Holdings<5889>は最短日程だと8日に公開価格が決定となる。 《FA》
関連銘柄 13件
2160 東証グロース
2,095
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時価総額 99,487百万円
中国拠点に新薬探索から臨床開発、製造・販売まで行う。中国に自社製薬工場を保有。IPF治療薬「アイスーリュイ」が主力製品。骨移植関連製品等の医療機器事業も。米国子会社中心に新規開発候補化合物の開発図る。 記:2024/08/05
570
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時価総額 4,691百万円
既存抗がん物質を独自技術で組み合わせて新薬創出を目指すベンチャー。DFP-10917及びVTXの臨床第1/2相試験プロトコールを米FDAに提出。事業費用の減少により、24.3期3Q累計は損益改善。 記:2024/04/07
5253 東証グロース
1,742
9/6 15:00
-50(%)
時価総額 106,478百万円
VTuberプロダクション「ホロライブプロダクション」を運営。在籍VTuber数は80超。知名度やファンコミュニティに強み。音楽起点の商品、サービスを拡充。ロサンゼルス・ドジャースとコラボ企画を実施。 記:2024/08/13
5254 東証グロース
6,820
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時価総額 41,077百万円
建設業界中心のDXコンサルティングが主力。「Lightning BIMシリーズ」の自社プロダクトなども。3Dを核としたシステム開発力が強み。空間自動設計システム「PlantStream」の拡販図る。 記:2024/07/26
5888 東証グロース
2,948
9/6 15:00
+63(%)
時価総額 7,665百万円
関西中心に自転車専門店チェーン「DAIWACYCLE」を運営。パーツ・アクセサリー販売に加え、自転車の整備等も。124店舗。高単価商品は販売好調。24.1期通期は2桁増収増益。25.1期は増収増益計画。 記:2024/04/16
6173 東証グロース
357
9/6 14:33
+15(%)
時価総額 1,331百万円
水道職人コンサル等の水まわりサービス支援事業、自社製ミネラルウォーターの販売等を行うミネラルウォーター事業が柱。広告メディア事業も展開。ミネラルウォーター事業では備蓄用保存水の営業強化などを図る。 記:2024/05/12
83
9/6 15:00
-3(%)
時価総額 1,801百万円
アンバサダーマーケティング事業、SNSアカウント運用サービス事業が主力。インフルエンサーマーケティングや健康美容機器の販売等も。アンバサダープログラム運用の業務効率化、プランの見直しなどに取り組む。 記:2024/05/08
7043 東証グロース
763
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時価総額 1,949百万円
階級別研修や海外派遣型研修、ビジネス英会話サービス「ALUGO」などの法人向け教育が主力。クラウド型eラーニングシステム「etudes」の提供等も。グローバル人材能力要件定義サービスの提供を開始。 記:2024/05/02
7687 東証グロース
399
9/6 15:00
-9(%)
時価総額 2,631百万円
個人経営の居酒屋を中心とする中小飲食店に業務用食材を通信販売。肉や魚など約4000点の商品を即日出荷できる体制を構築。顧客数は1万1700店舗超。ネット受注率は上昇傾向続く。産地直送サービスの拡大図る。 記:2024/06/04
7794 東証グロース
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時価総額 11,784百万円
人工ダイヤモンド宝石(LGD)製造用種結晶が主要製品。ダイヤモンドの人工合成技術に強み。半導体向け単結晶基板や光学部品用素材なども事業領域。量子デバイス開発用ダイヤモンド単結晶基板を投入。3Q累計は一服。 記:2024/03/31
9229 東証プライム
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-59(%)
時価総額 75,406百万円
パーキンソン病専門介護施設「PDハウス」を運営。認知症対応型グループホームやデイサービス等も。PDハウス平和が丘などを新規開設。既存施設平均稼働率は96%。採用は順調。24.3期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/04/14
9341 東証グロース
1,493
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-16(%)
時価総額 25,244百万円
メディカルサービス会社。自社メディア「メディカルドッグ」を運営、医療情報記事や患者体験記事等を配信する。自動受付精算機やスマートレジ、マーケティングシステムも提供。今期3Q累計は契約件数と大幅に増加した。 記:2024/04/04
9348 東証グロース
644
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-19(%)
時価総額 59,967百万円
宇宙ベンチャー。自社開発の月面探査車や月着陸船による月面データサービスの提供を目指す。23年5月に民間で初めて挑んだ月面着陸は失敗。失敗を糧に24年冬に再挑戦へ。24.3期3Q累計は販管費減で赤字幅縮小。 記:2024/04/09