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前場に注目すべき3つのポイント~バリュー株からグロース株へのリバランスを意識~

2023/10/3 8:51 FISCO
*08:51JST 前場に注目すべき3つのポイント~バリュー株からグロース株へのリバランスを意識~ 3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■バリュー株からグロース株へのリバランスを意識 ■四国電力、24/3単体 上方修正 経常利益 215億円←130億円 ■前場の注目材料:三井化学、旭化成との新会社、営業開始、不織布のリーディング企業へ ■バリュー株からグロース株へのリバランスを意識 3日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感の強い相場展開が見込まれる。2日の米国市場はNYダウが74ドル安、ナスダックは88ポイント高だった。9月のISM製造業景況指数や製造業PMI改定値が予想を上回ったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事が複数回の利上げの必要性に言及したため、金利が一段と上昇し相場の重荷となった。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比210円安の31610円。円相場は1ドル149円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。米国市場では米政府機関の閉鎖を回避するためのつなぎ予算が成立したことを材料視した物色は限られていた。一方で、予想を上回る経済指標の結果を受け、FRBによる金融引き締め長期化への警戒感が強まったようだ。今週は週末に雇用統計の発表を控えていることもあり、引き続き米経済指標の結果を手掛かりとした不安定な相場展開が警戒されやすいだろう。 また日経225先物は、ナイトセッションで一時31480円まで売られ、節目の31500円を割り込む場面が見られた。引けにかけては買い戻す動きも見られたが、まずは31500円水準での底堅さを見極める必要がありそうだ。日経平均は直近でボリンジャーバンドの-2σ水準での踏ん張りが見られているが、これを下回ってくるようだと8月安値水準を狙った売り仕掛け的な商いも入りそうである。 そのほか、昨日は配当志向の物色が通過したこともあり、バリュー株の利益確定の動きが目立っていた。一方で、ハイテクの一角には買い戻す動きもあり、リバランスの動きを見せている。米国市場では公益事業、銀行、エネルギー、不動産セクターが弱い値動きの一方で、メディア、ソフトウエア・サービス、半導体・同製造装置、テクノロジー・ハード・機器がしっかりだった。この流れから昨日同様のリバランスが意識されやすいだろう。 物色としてはハイテク株のリバウンドを狙った動きが意識されやすい。また、昨日は米国のつなぎ予算の成立を受けたインデックス主導の展開だったが、こう着感が強まるようだと、個人主体の資金は中小型株での短期的なリバウンド狙いに向かわせそうだ。 ■四国電力、24/3単体 上方修正 経常利益 215億円←130億円 四国電力<9507>は2024年3月期単体の業績予想の修正を発表。経常英利益を130億円から215億円に上方修正した。海外事業投資にかかる損失計上において、債務返済にかかる損失は連結子会社であるSEPIが負担することとなった結果、債務保証の履行義務がなくなったことから、引当金を取り崩すこととなった。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(13307.77、+88.45) ・1ドル=149.80-90円 ・SOX指数は上昇(3448.85、+14.56) ・活発な自社株買い ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・三井化学<4183>旭化成との新会社、営業開始、不織布のリーディング企業へ ・大同特殊鋼<5471>グループ会社の大同興業、ベトナムに販売拠点、ASEAN地域強化 ・ミスミG<9962>米MS製基盤に自社専用生成AI、グローバル運用開始 ・アンリツ<6754>毎分1000個の重量選別、新モデル ・日立造船<7004>スイス子会社のイノバ、伊でバイオメタン供給事業 ・三菱重<7011>イスラエル社に出資、DC冷却効率化 ・航空電子<6807>操作パネル生産性5倍超、新ラインを年度内に完成 ・出光興産<5019>神戸大と共同研究、バイオものづくり「スマートセル」加速 ・王子HD<3861>レクメドに追加出資、木質由来の医薬品開発 ・東北電力<9506>新潟火力発電所で水素混燃実証 ・関西電力<9503>FIT非化石証書の利用の環境価値循環型ソリューション ・日産化学<4021>インド合弁と農薬原体販売 ・日清紡HD<3105>生分解性プラ新素材、海洋汚染改善 ・日本製鉄<5401>蘭の地熱プロにグリーン鋼材の油井管供給 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 9月マネタリーベース(前年比予想:+1.6%、8月:+1.2%) <海外> ・08:30 メスター米クリーブランド連銀総裁講演(経済見通し) 《ST》
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3105 東証プライム
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日清紡ブレーキ、日清紡メカトロニクス、日清紡ケミカル、日本無線等を傘下に持つ持株会社。1907年に紡績会社として創業。経営資源の重点投入により、無線・通信及びマイクロデバイス事業を軸にした成長加速図る。 記:2024/07/29
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国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。配当性向30%目安。生活産業資材は東南アジア、オセアニアの事業拡大に注力。 記:2024/06/15
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時価総額 752,801百万円
1887年創業の化学メーカー。機能性材料、農業化学品が柱。ディスプレイ材料「サンエバー」で世界トップシェア。半導体材料「ARC」はアジアシェア高い。総還元性向75%目標。事業領域の深掘りなどに注力。 記:2024/08/26
4183 東証プライム
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時価総額 719,423百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
5019 東証プライム
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時価総額 1,435,118百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
5401 東証プライム
3,125
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+12(%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5471 東証プライム
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時価総額 256,674百万円
特殊鋼専業メーカー。1916年創業。構造用鋼等の特殊鋼鋼材、ステンレス鋼等の機能材料・磁性材料が柱。自動車業界が得意先。27.3期営業利益600億円以上目標。機能材料・磁性材料、自由鍛造品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
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時価総額 160,532百万円
通信用計測器、測定システムの製造・販売等を行う通信計測事業が主力。1895年創業。自動重量選別機、EV・電池向け試験装置等も。配当性向は50%以上目標。中計では27.3期営業利益200億円目指す。 記:2024/06/15
6807 東証プライム
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時価総額 189,467百万円
NEC系のコネクタメーカー。携帯機器、自動車向け売上比率が高い。ユーザー・インターフェース・ソリューション、加速度計、ジャイロ等も手掛ける。26.3期売上2600億円目標。コネクタは新市場・顧客開拓図る。 記:2024/08/27
7004 東証プライム
958
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時価総額 163,066百万円
ごみ焼却発電施設、海水淡水化プラント等の建設を行う環境部門が主力。1881年創業。ごみ焼却発電施設で世界シェアトップクラス。精密機械、風力発電等も。25.3期は営業増益計画。環境事業の収益改善等を見込む。 記:2024/07/04
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時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
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時価総額 1,736,656百万円
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-24(%)
時価総額 604,968百万円
東北地盤の電力会社。東北6県と新潟県が主な供給区域。発電・販売事業、送配電事業、建設業を展開。グループ会社にユアテックなど。DOE(株主資本配当率)2%目安。27.3期経常利益1900億円目指す。 記:2024/06/04
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1,233.5
11/22 15:30
-9.5(%)
時価総額 255,986百万円
四国地盤の電力会社。原子力発電、火力発電が軸。情報通信事業、建設・エンジニアリング事業、アグリ事業等も展開。香川県高松市に本社。26.3期経常利益400億円以上目標。電源の低炭素化・脱炭素化の推進図る。 記:2024/10/29
9962 東証プライム
2,526
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 719,875百万円
FA・金型部品等を扱う商社「ミスミ」を中核とする持株会社。メーカー機能も持つ。顧客数は世界で32万社超。ECサイトの取り扱いメーカーは3000社超。新商品、新サービス開発など新事業政策の加速を図る。 記:2024/06/04