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個人投資家hina:「円高の影響と注目地銀2銘柄」【FISCOソーシャルレポーター】

2023/9/14 17:00 FISCO
*17:00JST 個人投資家hina:「円高の影響と注目地銀2銘柄」【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「hina」氏(ブログ:hinaの株ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2023年9月11日15時に執筆 『hinaの株ブログ』を執筆しておりますhinaと申します。ニッポン放送の人気番組【飯田浩司のOK!Cozy up!週末増刊号】に毎週レギュラー出演中。Yahoo!特設掲示板にて、「ピストン西沢とhinaの投資部屋」を運営中。CAMPFIREコミュニティにて投資情報配信サロン「hinaの株プレミアム」を開設、市場営業日には毎日メルマガを配信しています。株の入門書『超ど素人が極める株』は翔泳社から出版。増刷中です。 11日月曜日の日経平均は徐々に売られて行く展開でした。寄り付きの日経平均は+84円の32690円からの始まりとなりました。寄り後すぐに+140円となる32746円までつけていく場面もありましたが、上昇は続きませんでした。すぐにマイナスに転じていき、その後も少しずつ下値をつけていく動きが続きました。 先週末に読売新聞からマイナス金利解除に関する報道がありました。植田日銀総裁インタビューとしてマイナス金利解除も、という記事がありました。現在は短期金利を‐0.1%としていますが、これを0%に戻す可能性について触れたものです。これを受けて、本日の長期金利は上昇、ドル円は円高方向となっています。 読売新聞から記事が出たというのがまた真実味があるのでは?という見方につながっているようです。ドル円は、日本の金利が上がるという見方で日米金利差が縮小方向に向かうという見方となります。これでドル売り円買い要因となり、ドル円は先週末に147.8円程度だったものが146円台に入る円高になっています。 これで起きる影響としては、 ・銀行株は利ザヤ改善でポジティブに ・不動産はローン金利上昇となると土地の売れ行きなど落ちますのでネガティブにというのが金利上昇でパッと思いつく直接的な影響となります。円高に振れたということで、車など主要な輸出企業にとっては収益の減少につながる要因となるので、トヨタ株など自動車メーカーは本日下げが目立つものが増えています。三菱UFJ<8306>は+4.3%の上昇、三井住友FG<8316>は+5.3%の上昇、みずほFG<8411>は+4.4%の上昇とメガバンクはそれぞれ+4%以上の上昇となっています。値下がりの目だった不動産セクターでは三井不動産<8801>は-4.3%、三菱地所<8802>は-4.1%、東京建物<8804>は-3.5%の下落となっています。 メガバンクなどは、昨年12月20日に日銀がYCC上限の引き上げを発表したことで急騰していったことがありました。今回のゼロ金利解除に関する議論は、まだ読売新聞からインタビュー記事が出ただけですが、この時と同じように金融機関にとっては買われて行く要因になる可能性は高いかなと見ています。 ・九州FG<7180>九州の地銀大手です。よく上がってきていますので、ここから飛びつき買いということではなくて、下がったら買うという押し目買いスタンスで見ています。ただなかなか押してきません。地銀株は今年の3月以降上昇続きとなっている銘柄は多いです。3月10日ごろに、米国のSVB、シリコンバレーバンク破綻の余波で日本の銀行株も一時的に売られる場面はありましたが、それ以降持ち直していきました。TSMC関連の銘柄の一角として、以前からマークしていました。九州FGは昨年末には400円割れ程度でしたが、本日は高値792円までつけてきています。今は上がり続けているのでここから買いたい銘柄として見ているわけではなくて、下げたところを拾いたい目線で見ています。PBRは0.49倍と低PBRの銘柄でもあります。 ・栃木銀行<8550>栃木地盤の第2地銀です。23年3月期は増収着地。同社も九州FG同様ここまでよく上がってきました。少し押し目を形成したら買いたいなと思いながら見ています。値動きとしては7月31日に286円高値をつけて、少し調整で8月17日には267円安値を付けています。そこから上がり続け、この2週間ほどの上昇相場の中ではチャート上の節目らしき動きは見当たりません。8月17日の267円から、9月11日高値341円の上昇幅の半分くらい、ということで300円に近づくところまでの押し目形成があるようなら拾ってみたいな。という目線で見ています。上がってしまった銘柄ですので、どうしても買うなら少ない枚数の打診買い。そして下げたら買い下がるのが賢明ですね。腕に自信の無い方は、手出しは無用の位置です。ただ、買いたい銘柄リストとして、『押し目形成したら拾いたい銘柄』として監視継続していきます。 ----------- 執筆者名:hina ブログ名:hinaの株ブログ 《NH》
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時価総額 451,004百万円
九州南部が営業エリア地盤の地銀。鹿児島銀行と肥後銀行を中核に、銀行業務やリース等の金融サービスを提供。総資産は13兆4190億円。預金は足踏み。貸出金利息、その他経常収益は増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/02/23
1,563
5/20 15:00
+9.5(%)
時価総額 20,759,758百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
9,869
5/20 15:00
+146(%)
時価総額 13,566,825百万円
総合金融グループ大手。傘下に三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友カードなど。ノンバンク子会社多数。燃費効率の高い次世代型航空機に特化した投資・ファイナンスを実施。全事業部門好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/03/25
3,232
5/20 15:00
+98(%)
時価総額 8,206,856百万円
3メガ銀の一角。傘下に銀行、信託、証券など。連結総自己資本比率は15.97%。配当性向40%は目安。特定取引収益は伸び悩むが、貸出金利息は伸長。役務取引等収益なども増加。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/03/30
8550 東証プライム
387
5/20 15:00
+4(%)
時価総額 42,418百万円
栃木県地盤の地銀。県内の預貯金、貸出金シェア2位。傘下に証券会社を有す。総還元性向30~35%目安。連結自己資本比率は11.56%。個人預金は増加。24.3期3Qは貸出金利息、役務取引等収益が堅調。 記:2024/02/04
8801 東証プライム
1,490
5/20 15:00
+35(%)
時価総額 4,187,845百万円
大手不動産会社。オフィスビルや商業施設の賃貸を主力に、マンションや住宅の分譲、不動産仲介、管理、ホテルやリゾート施設の運営も行う。今期3Q累計は売上高、利益ともに過去最高を更新した。賃貸と施設営業が増加。 記:2024/04/01
8802 東証プライム
2,761.5
5/20 15:00
+22.5(%)
時価総額 3,842,569百万円
総合不動産大手。東京・丸の内のビル賃貸を中核に商業施設運営やマンション開発等を行う。丸の内の再開発に重点。コマーシャル不動産事業は堅調。既存のオフィスビルの空室率は改善。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/24
8804 東証プライム
2,613
5/20 15:00
+22.5(%)
時価総額 546,556百万円
旧安田財閥系の総合不動産。日本橋、京橋など東京駅の東側が重点エリア。マンションはBrilliaブランドで展開。住宅事業では不動産売上などが増加。23.12期通期は増収増益。24.12期は大幅増収計画。 記:2024/02/24