マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 10:34:25
15,216,440
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米ハイテク株高や政策期待から33000円台回復【クロージング】

2023/9/14 16:11 FISCO
*16:11JST 米ハイテク株高や政策期待から33000円台回復【クロージング】 14日の日経平均は大幅反発。461.58円高の33168.10円(出来高概算16億株)と6営業日ぶりに33000円の大台を回復して取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が上昇した流れを受け半導体関連株や電子部品関連株中心に買いが先行して始まった。また、岸田政権による経済対策への期待感もあり、短期筋による先物買いも加わる格好から、日経平均は前場終盤には心理的な節目の33000円を回復。後場に入ると、33000円での底堅さが見られるなか、売り方の買い戻しの動きが強まったようだ。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、空運を除く32業種が上昇。石油石炭、鉄鋼、不動産、繊維製品の上昇が目立った。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、TDK<6762>が堅調で、この4銘柄で日経平均を約207円押し上げた。半面、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、中外薬<4519>が軟化した。 前日の米国市場は、8月の消費者物価指数(CPI)で、食品とエネルギーを除くコア指数の上昇率が前年同期比4.3%と7月の4.7%から減速したことから、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めに対する過度な警戒が薄れ、金利動向に敏感なハイテク関連株中心に買われた。東京市場でも、この流れを受け、値がさハイテク株中心にリスク許容度が高まったほか、原油高を受けた資源関連株も値を上げた。また、岸田文雄首相は、内閣改造に踏み切るとともに10月をめどに経済対策をとりまとめると表明したため、経済対策に対する期待感や衆院解散・総選挙への思惑がささやかれていることも相場を支援する材料になったとみられ、投資家心理は好転。日経平均の上げ幅は一時500円を超える場面があった。 きょうの市場は、米国の利上げ見送り観測が強まったことが最大の要因で、大きく値を上げたが、8月の米CPIも強弱入り交じる内容で、インフレの沈静化にはなお時間がかかるとの見方が大半だ。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で9月以降の金融政策がどのようなものになるのかを見定める必要がありそうで、このまま相場が上昇していくと考えるのは時期尚早とみているほうが良さそうだ。 《CS》
関連銘柄 7件
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17