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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株を買い戻す流れに期待~

2023/8/22 8:24 FISCO
*08:24JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株を買い戻す流れに期待~ 22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■ハイテク株を買い戻す流れに期待 ■ABCマート、24/2上方修正 営業利益 507億円←440億円 ■前場の注目材料:旭化成、4インチ窒化アルミ基板の製造に成功、次世代パワー半導体向け ■ハイテク株を買い戻す流れに期待 22日の日本株市場は、買い一巡後は底堅さを見極める相場展開になりそうだ。21日の米国市場はNYダウが36ドル安、ナスダックは206ポイント高だった。カンザスシティ連銀が主催するジャクソンホール会合を控え、金利が上昇するとダウは下落に転じた。しかし、ハイテクは好決算を期待したエヌビディアの上昇が押し上げ、さらに、ナスダック総合指数は3週連続で下げた反動もあり、買い戻しの流れが強まった。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比300円高の31800円。円相場は1ドル146円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで寄り付きの31570円を安値にリバウンド基調が強まり、一時31840円まで買われる場面が見られた。米長期金利は上昇したものの、決算を控えているエヌビディアは8%を超える上昇となり、他のハイテク株の買い戻しに向かわせる格好だった。この流れから、指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>や東エレク<8035>など値がさハイテク株の買い戻しも意識されやすく、日経平均をけん引する形になりそうだ。 日経平均はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から32000円近辺に位置する75日線を意識した展開が期待されるなど。同線突破を狙った仕掛け的な買いは期待しづらいものの、ジャクソンホール会合を控えて商いが膨らみづらい需給状況のなか、インデックスに絡んだ商いによって指数は押し上げられやすい面もある。同線を捉えてくるようだと、短期筋のショートカバーを誘う流れにも向かいやすいと考えられる。また、ハイテク物色のなか、レーザーテック<6920>辺りが強い動きをみせてくるようだと、個人投資家のセンチメント改善にもつながりそうである。 日中はハンセン指数の動向を睨みながらの展開になりやすく、年初来安値を更新したハンセン指数が反発をみせてくるようだと、一段とハイテク株を買い戻す流れに向かわせよう。一方で、買い一巡後にこう着感が強まる可能性はありそうだが、エヌビディアの決算を23日に控えるなか材料出尽くしといった見方が大勢ながら、ショートは仕掛けづらいと考えられ、ハイテク株への押し目狙いのスタンスに向かわせよう。 ■ABCマート、24/2上方修正 営業利益 507億円←440億円 ABCマート<2670>は2024年2月期業績予想の修正を発表。売上高は3115億円から3322億円、営業利益を440億円から507億円に上方修正した。コロナの5類感染症への移行に伴う外出機会の増加により国内需要が大きく回復し、売上・利益ともに計画を大幅に上回るペースで推移。アウトドア向けシューズの商品戦略の奏功、猛暑によるサンダル売上の伸長、アパレルの取り扱い拡大による買い回り効果など、商品的な好調要因もあった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(31565.64、+114.88) ・ナスダック総合指数は上昇(13497.59、+206.81) ・1ドル=146.20-30円 ・シカゴ日経先物は上昇(31800、大阪比+300) ・SOX指数は上昇(3560.74、+98.01) ・VIX指数は低下(17.13、-0.17) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・旭化成<3407>4インチ窒化アルミ基板の製造に成功、次世代パワー半導体向け ・NXHD<9147>欧社買収、高級家具の物流拡充 ・四国電力<9507>石油火力の阿南発電所4号機を廃止 ・丸紅<8002>メキシコの車整備を子会社化、商品・サービス拡充 ・CYBERDYNE<7779>ドイツで電動バイク事業拡大 ・ACSL<6232>海外で攻勢、ドローン操作性能強み ・NECネッツエスアイ<1973>自治体の承認効率化、広域共同利用サービスを定額制展開 ・コーセル<6905>AC―DC電源を来月発売、実装面積6割減 ・東ソー<4042>四日市で物流効率化、化学品の出荷時間短縮 ・日東製網<3524>使用済み漁網も原料に、東レなどと、水平リサイクル拡大 ・日本郵船<9101>バイオ燃料船を試験航行、神鋼などと連携 ・レゾナック<4004>ケミカルリサイクル加速、廃プラからアンモニア生産 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 16件
1973 東証プライム
3,300
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 492,759百万円
NECグループのシステムインテグレーター。DXソリューション事業、ネットワークソリューション事業、社会・環境ソリューション事業を展開。下期に利益が偏重する傾向。ICT活用の陸上養殖など新規事業開拓を行う。 記:2024/06/09
2670 東証プライム
3,044
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 753,752百万円
ABCマートを運営する靴小売大手。ナイキ、アディダスなどのブランドと強固な関係を構築。オッシュマンズ・ジャパン等を傘下に収める。グループ店舗数は1490店舗超。国内は高付加価値スニーカー等の販売に注力。 記:2024/10/24
3407 東証プライム
1,091.5
11/22 15:30
+14.5(%)
時価総額 1,521,477百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
3524 東証スタンダード
1,454
11/22 15:24
+4(%)
時価総額 3,788百万円
無結節網で国内トップ。定置網や養殖網など漁業用網に強み。鳥獣害防止ネットや各種スポーツネットなど陸上用網も。漁網は伸長。陸上関連、獣害防止ネットや落石防止ネット等の受注も堅調。東南アジアなど海外開拓へ。 記:2024/10/01
3,978
11/22 15:30
+177(%)
時価総額 735,536百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4042 東証プライム
2,111.5
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 686,409百万円
総合化学大手。1935年創業。苛性ソーダ、高速液体クロマトグラフィー用カラムで国内トップシェア。臭素は国内生産量トップ。ハイシリカゼオライトは自動車用途中心に出荷順調。分離精製剤の生産能力増強図る。 記:2024/06/24
6232 東証グロース
1,191
11/22 15:30
-30(%)
時価総額 18,834百万円
産業用ドローンの自社開発、ドローン活用の無人化システムの受注開発・生産・販売等を行う。独自開発の自律制御技術に強み。日本郵便と物流専用新型ドローンを共同開発。取引先は230社超。小型空撮、物流が注力領域。 記:2024/10/09
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6905 東証プライム
1,197
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 49,300百万円
電源、ノイズフィルタメーカー。富山県富山市に本社。ユニット電源、オンボード電源、ノイズフィルタ等の製造・販売を行う。標準電源で国内シェアトップクラス。訪問営業による拡販、重点顧客への提案活動等に注力。 記:2024/10/05
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7779 東証グロース
188
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 40,447百万円
世界初の装着型サイボーグ「HAL」が主力製品。筑波大学発のベンチャーとして2004年に設立。茨城県つくば市に本社。清掃ロボット、搬送ロボット等も。HAL腰タイプ介護・自立支援用は990台超が稼働中。 記:2024/09/02
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9101 東証プライム
4,975
11/22 15:30
-62(%)
時価総額 2,293,475百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
7,367
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 640,929百万円
日本通運を中核とする持株会社。国内最大の総合物流企業。自動車輸送、利用航空輸送、海上輸送等を手掛ける。「NIPPON EXPRESS」で世界的な知名度。グローバル市場における事業成長の加速などに注力。 記:2024/07/29
9507 東証プライム
1,233.5
11/22 15:30
-9.5(%)
時価総額 255,986百万円
四国地盤の電力会社。原子力発電、火力発電が軸。情報通信事業、建設・エンジニアリング事業、アグリ事業等も展開。香川県高松市に本社。26.3期経常利益400億円以上目標。電源の低炭素化・脱炭素化の推進図る。 記:2024/10/29