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後場に注目すべき3つのポイント~前引けにかけて押し目買い優勢_

2023/6/19 12:27 FISCO
*12:27JST 後場に注目すべき3つのポイント~前引けにかけて押し目買い優勢_ 19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅続伸、前引けにかけて押し目買い優勢 ・ドル・円は主に141円台後半でもみ合う状態が続く ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は小幅続伸、前引けにかけて押し目買い優勢 日経平均は小幅続伸。18.52円高の33724.60円(出来高概算6億3985万株)で前場の取引を終えている。 前週末16日の米国株式市場のダウ平均は108.94ドル安(-0.32%)と反落。連邦準備制度理事会(FRB)の数人の高官がインフレは高過ぎるとし、追加利上げの必要性を繰り返したため、長期金利の上昇を警戒した売りが再燃した。また、3つのデリバティブ取引の決済期日が重なるトリプルウィッチングであったほか、連休を控えた手仕舞い売りが終盤にかけて加速した。ナスダック総合指数も反落、主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、19日の日経平均は前週末比62.61円高の33768.69円と続伸でスタート。その後はマイナス圏に転落して軟調もみ合い展開となっている。 個別では、三井住友<8316>や三菱UFJ<8306>などの金融株が堅調に推移した。ほか、三菱商事<8058>、キヤノン<7751>、NTT<9432>、武田薬<4502>などが上昇した。新たに発表した経営指標や株主還元方針を好感されたジーテクト<5970>が急騰したほか、「空飛ぶクルマ」の部品事業に参入するニデック<6594>が上昇、ANYCOLOR<5032>、RPAホールディングス<6572>、カナミックネットワーク<3939>などが東証プライム市場の値上がり率上位に顔を出した。 一方、レーザーテック<6920>やアドバンテ<6857>、東エレク<8035>などの半導体関連株が軟調に推移。郵船<9101>や商船三井<9104>、川崎船<9107>などの海運株のほか、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、キーエンス<6861>、ソニーグループ<6758>、メルカリ<4385>なども下落。そのほか、業績・配当予想の下方修正を発表したトーメンデバイス<2737>、同じく業績・配当予想の下方修正を発表したツバキ・ナカシマ<6464>などが急落、ギフトホールディングス<9279>、グリー<3632>などが東証プライム市場の値下がり率上位に顔を出した。 セクターでは、パルプ・紙、保険業、銀行業が上昇率上位となった一方で、海運業、非鉄金属、輸送用機器が下落率上位となった。東証プライムの値上がり銘柄は全体の66%、対して値下がり銘柄は30%となっている。 シカゴ日経225先物は大阪比25円高の33675円。本日の日経平均は買いが先行してスタートした。ただ、週明けの米国市場が祝日(Juneteenth National Independence Day)のため、海外勢のフローは限られるなか、寄り付き後早い段階でマイナスに転じる展開となった。その後は、押し目買い意欲も旺盛で前引けにかけてプラス圏に浮上した。 一方、新興市場は堅調な展開が続いている。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇スタート後、上げ幅を広げる展開となっている。4月以降の上昇率が大きい値がさ株や大型株に様子見ムードが台頭しており、出遅れ感の強い新興株に幕間つなぎの物色が継続している。また、米長期金利の上昇も警戒するほどではなく、バリュエーション面での割高感が意識されやすい新興株を手掛けやすい展開となっている。前引け時点での東証マザーズ指数は3.31%高、東証グロース市場Core指数は2.50%高。 さて、今週は21日にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の下院での議会証言が予定されており、翌22日には上院銀行委員会で半期に一度の議会証言を行う。先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では11会合ぶりに利上げ見送りが決定された一方、ドット・プロット(金利予測分布図)では、政策金利が中央値で年末までに3月時点の予測(5.1%)から5.6%に上昇するとの予想が示された。年内残り2回の利上げが示唆されており、パウエル議長からは「利下げは2、3年先になるかもしれない」などと市場が想定していたよりもタカ派的な発言が見られた。議会証言では、利上げ休止決定や銀行巡る緊張について質問受ける見通しで、同証言の動向にはしっかりと注目しておきたい。 1970年以降、FOMCが1年以上にわたって100ベーシスポイント以上の利上げを実施し、その後少なくとも3カ月間利上げを休止した局面が6回あるという。ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)がまとめたデータによると、S&P500は利上げ休止後の90日間に平均8.2%上昇しているようだ。仮にFRBが長い期間利上げの休止を選択した場合、現在の強気相場が継続する見込みが高まることは歴史が示している。こういった情報も今後のシナリオを想定するうえでの材料になりそうだ。ただ、今回は利上げ休止というよりは一旦見送りという形であり、これまでの利上げ休止とは状況は大きく異なる点には注意が必要だ。 そのほか、東証の投資部門別売買状況では、海外投資家は6月第1週(6月5-6月9日)に現物だけで9864億円と11週連続の買い越しを見せている。背景としては、変わらず東証によるPBR改善要請や米著名投資家バフェット氏の追加投資表明、新日銀体制下での追加緩和継続などが挙げられている。ただ、海外投資家の買い越し金額が再度増加している一方で、年金基金の売買動向を反映するとされる信託銀行の売り越しが続いている。また、個人の合計も売り越しに転じている。 引き続き海外勢の日本株買いが継続している点はポジティブに捉えられているが、今後も海外投資家及び個人投資家の動向は随時確認しておきたい。さて、後場の日経平均は、マイナス圏で軟調推移が続くか。引き続き出遅れ感のある新興株や中小型株中心に物色が向かうか注目しておきたい。 ■ドル・円は主に141円台後半でもみ合う状態が続く 19日午前の東京市場でドル・円は主に141円台後半でもみ合う状態が続いた。米国市場が休場となるため、有力な手掛かり材料は不足しており、リスク選好的なドル買い・円売りは一服しているようだ。 ここまでの取引レンジはドル・円は141円73銭から141円97銭で推移。ユーロ・ドルは、1.0934ドルから1.0946ドルで推移。ユーロ・円は、155円01銭から155円33銭で推移。 ■後場のチェック銘柄 ・モイ<5031>、ABEJA<5574>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・特になし 【要人発言】 ・神田財務官官 「監視リストからの日本除外を歓迎する」 ・松野官房長官 「健康保険証の来年秋廃止、政府の方針通り進める」 <国内> 特になし <海外> ・米国休場(ジューンティーンス独立記念日) 《CS》
関連銘柄 30件
2737 東証プライム
8,090
7/5 15:00
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時価総額 55,028百万円
豊田通商グループの半導体商社。サムスングループの半導体、電子部品を国内外メーカーに販売。日本、アジア圏中心にビジネス展開。サーバー・ストレージ、車載等が注力事業。26.3期売上高5000億円目指す。 記:2024/06/03
3632 東証プライム
540
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時価総額 97,065百万円
スマホ向けゲームやメタバース事業、DX事業、コマース事業、投資事業を手掛ける。スマホ向けメタバース「REALITY」のコンテンツ拡充を図る。DX事業は伸び悩む。24.6期2Qはメタバース事業が増収。 記:2024/03/30
3939 東証プライム
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7/5 15:00
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時価総額 26,569百万円
クラウトサービス会社。医療や介護の分野に特化し、自治体や医師会、介護事業者に多職種間連携のサービスを提供。プラットフォームサービスは売上伸長。ネット広告サービス等が伸びる。24.9期1Qは2桁増収増益。 記:2024/03/05
4385 東証プライム
2,407.5
7/5 15:00
+100(%)
時価総額 387,297百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4502 東証プライム
4,243
7/5 15:00
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時価総額 6,713,593百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
5031 東証グロース
269
7/5 15:00
-2(%)
時価総額 3,708百万円
ライブ配信コミュニケーションプラットフォーム「ツイキャス」の運営等を手掛ける。ユーザーは女性、若年層比率が高い。プレミア配信の累計チケット流通総額は100億円突破。メンバーシップ売上は順調に増加。 記:2024/05/16
5032 東証プライム
2,541
7/5 15:00
+88(%)
時価総額 158,358百万円
VTuberグループ「にじさんじ」の運営が主力。英語圏におけるVTuberビジネス「NIJISANJI EN」等も手掛ける。29歳以下のユーザーが多い。ANYCOLOR ID数は119万アカウント超。 記:2024/05/12
5574 東証グロース
2,888
7/5 15:00
-49(%)
時価総額 24,291百万円
AI開発を支援する「ABEJA Platform」を展開。DX推進に向けたコンサル等のトランスフォーメーション領域が主力。生成AIの利活用推進。継続顧客からの売上比率は9割超。LLM関連の引き合いが順調。 記:2024/05/12
5970 東証プライム
1,925
7/5 15:00
-45(%)
時価総額 84,567百万円
ホンダ系の自動車部品メーカー。菊池プレス工業、高尾金属工業が合併して誕生。車体プレス部品やトランスミッション部品に強み。BMWなど海外メーカーとも取引。今期の型設備売上、試作等の非量産売上は横ばい見込む。 記:2024/06/04
6464 東証プライム
823
7/5 15:00
-7(%)
時価総額 34,222百万円
ベアリング用ボール、ボールねじ、精密ローラー、遠心送風機などを製造。ベアリング用精密ボールで世界トップシェア。売上原価や販管費は減少。23.12期通期は営業黒字転換。24.12期は最終黒字転換を見込む。 記:2024/04/09
6572 東証プライム
270
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±0(%)
時価総額 16,721百万円
RPAサービス「BizRobo!」や業務自動化クラウドサービス「RoboRobo」等のロボットアウトソーシング事業が主力。ロボットトランスフォーメーション事業も。BizRobo!などは導入企業が拡大。 記:2024/05/12
6594 東証プライム
6,928
7/5 15:00
-83(%)
時価総額 4,131,056百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6758 東証プライム
13,985
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+70(%)
時価総額 17,636,232百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
6,631
7/5 15:00
-145(%)
時価総額 5,080,467百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6861 東証プライム
72,700
7/5 15:00
-480(%)
時価総額 17,681,222百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
34,290
7/5 15:00
-150(%)
時価総額 3,233,067百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6954 東証プライム
4,515
7/5 15:00
+39(%)
時価総額 4,558,105百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7203 東証プライム
3,319
7/5 15:00
-72(%)
時価総額 54,149,442百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7751 東証プライム
4,373
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-83(%)
時価総額 5,832,546百万円
精密機器大手。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上高比率は7割超。グラフィックアート向け大判プリンター3機種を新発売。 記:2024/04/30
8035 東証プライム
36,370
7/5 15:00
+520(%)
時価総額 17,153,292百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8058 東証プライム
3,386
7/5 15:00
-2(%)
時価総額 14,602,064百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
1,816.5
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-11(%)
時価総額 24,126,744百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
11,165
7/5 15:00
-80(%)
時価総額 15,348,425百万円
総合金融グループ大手。傘下に三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友カードなど。ノンバンク子会社多数。燃費効率の高い次世代型航空機に特化した投資・ファイナンスを実施。全事業部門好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/03/25
9101 東証プライム
4,923
7/5 15:00
-171(%)
時価総額 2,511,542百万円
海運最大手。コンテナ船等の定期船に加え、ドライバルクやエネルギー等の不定期専用船を展開。海洋資源開発等も。物流事業は足踏み。ターミナル関連部門は国内で取扱量が増加。24.3期3Qは不動産業が増益確保。 記:2024/02/23
9104 東証プライム
5,111
7/5 15:00
-189(%)
時価総額 1,850,238百万円
海運国内2位。船隊数世界2位。コンテナ船・各種専用船・油送船・フェリー内航船を手掛け、タンカーやLNG船、自動車船、ドライバルク船に強み。コンテナ船の短期運賃・期間契約運賃下落で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/28
9107 東証プライム
2,700.5
7/5 15:00
-70(%)
時価総額 1,930,123百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9279 東証プライム
2,602
7/5 15:00
+39(%)
時価総額 51,897百万円
横浜家系ラーメン業態「町田商店」、ガッツリ系ラーメン業態「豚山」、油そば業態「元祖油堂」等を展開。プロデュース事業も。直営店は190店舗超。海外はFC、プロデュース店中心。26.10期売上400億円目標。 記:2024/06/09
9432 東証プライム
155.9
7/5 15:00
-1.7(%)
時価総額 14,116,794百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14
9983 東証プライム
42,100
7/5 15:00
+270(%)
時価総額 13,397,104百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
11,225
7/5 15:00
+35(%)
時価総額 19,340,159百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17