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前場に注目すべき3つのポイント~こう着感が強まりそうだが、3万円が射程に入るなかで底堅さは意識される~

2023/5/17 8:34 FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~こう着感が強まりそうだが、3万円が射程に入るなかで底堅さは意識される~ 17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■こう着感が強まりそうだが、3万円が射程に入るなかで底堅さは意識される ■光通信、23/3営業利益 3.6%増 866億円、24/3予想 7.4%増 930億円 ■前場の注目材料:TOWA、中国・蘇州に新棟建設、半導体製造装置を増産 ■こう着感が強まりそうだが、3万円が射程に入るなかで底堅さは意識される 17日の日本株市場は、こう着感が強まりそうだが、3万円が射程に入るなかで底堅さは意識されよう。16日の米国市場はNYダウが336ドル安、ナスダックは22ポイント安だった。4月小売売上高や米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受けて追加利上げ観測が強まり、金利高を警戒した売りが先行した。バイデン米大統領と議会指導者との債務上限交渉の再開も速やかな合意は不可能との悲観的な見方も重荷となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の29870円。円相場は1ドル136円30銭台で推移している。 米国市場は弱い値動きとなったが、AMDやアルファベットなどハイテクの一角が買われており、下支えとして意識されそうだ。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢の展開が期待される。債務上限問題を巡る協議の行方を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすいものの、週内にまとまるといった見方は後退しており、改めて警戒感が高まってくるのは来週以降になりそうだ。相対的に出遅れ感のある日本株への海外勢の資金流入が継続しているため、下値の堅さは意識されやすいだろう。 また、日経225先物はナイトセッションで一時3万円まで買われた。節目の3万円に到達したことから、目先的な達成感が意識されるものの、売り方の買い戻しの動きも強まりやすいと考えられる。そのため、米国市場の流れからこう着感が強まる可能性はありそうだが押し目買い意欲は強く、3万円を意識したスタンスは継続。足もとで東エレク<8035>など半導体株の一角が出直り基調を見せていることも日経平均をけん引する格好となろう。 短期的には先物主導で売り仕掛け的な商いは入りやすいところだが、ショートカバーのほか、買い遅れている投資家による押し目買い意欲の強さから、底堅さは意識される。出遅れ感のあるハイテク株への物色が継続するようだと、センチメントを明るくさせよう。また、米地銀のキャピタル・ワンは、著名投資家バフェット氏が率いるバークシャーハサウェイが第1四半期に同社株を追加購入したことが当局への報告で明らかになった。金融セクターへの見直しも意識されやすいところだろう。 ■光通信、23/3営業利益 3.6%増 866億円、24/3予想 7.4%増 930億円 光通信<9435>が発表した2023年3月期業績は、売上収益が前期比12.4%増の6439.84億円、営業利益は同3.6%増の866.15億円だった。24年3月期業績は、売上収益が前期比2.9%減の6250億円、営業利益は同7.4%増の930億円を計画。コンセンサス(880億円程度)を上回る。あわせて、35万株(発行済み株式数の0.78%)、50億円を条件とした自社株買いを発表。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29842.99、+216.65) ・1ドル=136.30-40円 ・シカゴ日経先物は上昇(29870、大阪比+30) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・TOWA<6315>中国・蘇州に新棟建設、半導体製造装置を増産 ・楽天G<4755>財務悪化で正念場、公募増資・利用者獲得で難局乗り切る ・京セラ<6971>初中計、設備・研究に1.2兆円、半導体向け積極投資 ・旭化成<3407>イスラエル新興に出資、3Dプリントソフト活用 ・ユーシン精機<6482>スウェーデン社を子会社化、欧州地域深耕 ・NITTOKU<6145>EVモーター向け全自動生産設備、中国社から20億円で受注 ・住友重<6302>中国から鋳物調達拡大、射出成形機コスト削減 ・FDK<6955>全固体電池量産、年度内にも湖西工場で ・日本ケミコン<6997>MIPI、A―PHY準拠のカメラモジュール開発、下期出荷 ・三井金<5706>次世代半導体実装材の増産投資決定、協業先に第2ライン ・王子HD<3861>鳥取・米子でSAF生産、木質由来実証設備を来年度後半に稼働 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 1-3月期GDP1次速報(前期比年率予想:+0.8%、10-12月期:+0.1%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 13件
3407 東証プライム
1,038
5/17 15:00
+6.5(%)
時価総額 1,446,901百万円
総合化学大手。マテリアル、住宅、ヘルスケアの領域で事業展開。住宅部門は堅調。建築請負部門は伸び悩むが、不動産部門等がカバー。クリティカルケア事業ではAEDの販売量が増加。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/11
3861 東証プライム
627
5/17 15:00
+2.2(%)
時価総額 636,018百万円
製紙メーカー最大手の一角。段ボールや包装材 家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材、特殊紙やフィルム等の機能材、新聞紙、情報用紙を提供する。今期3Q累計の国内は価格改定が寄与も、海外のパルプ市況が影響した。 記:2024/02/10
4755 東証プライム
795.6
5/17 15:00
+5.6(%)
時価総額 1,639,740百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、クレジットカード、銀行、証券、モバイルをグループ展開。インターネットサービスは堅調。販促奏功で国内ECは取扱高が拡大。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
5706 東証プライム
4,846
5/17 15:00
+21(%)
時価総額 277,816百万円
亜鉛に強い非鉄大手。機能材料の極薄銅箔で世界首位。自動車ドア周り製品でもシェア高い。24.3期3Q累計は自動車関連が好調も金属の在庫評価影響で営業益足踏み。営業外の受取配当金拡大。通期では増収増益を計画。 記:2024/03/09
6145 東証スタンダード
1,733
5/17 15:00
-17(%)
時価総額 31,366百万円
精密FAメーカー。コイル自動巻線機で世界トップシェア。巻線機を組み込んだ大量生産向け多軸・全自動システムで競争力を発揮。海外拠点への移管により生産効率化を推進。受注残高過去最高更新で、3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6302 東証プライム
4,303
5/17 15:00
-5(%)
時価総額 528,860百万円
総合重機大手。減・変速機や射出成形機に強み。半導体装置や建機なども。24.12期は営業益反落計画も為替想定1ドル135円。物流・建設関連の受注残も豊富。新中計では26.12期に営業益1000億円を目指す。 記:2024/04/12
6315 東証プライム
13,380
5/17 15:00
+200(%)
時価総額 334,942百万円
半導体製造装置メーカー。後工程用で大手。モールディング装置やシンギュレーション装置を製造、販売する。半導体製造装置用の精密金型も手掛ける。今期3Q累計はPCやスマートフォン等の民生品向けが足踏みとなった。 記:2024/03/07
6482 東証スタンダード
687
5/17 15:00
+1(%)
時価総額 24,483百万円
プラスチック射出成形品取り出しロボットのトップメーカー。産業用直交型ロボットを軸に、工場自動化装置などを展開。メディカル関連特注機の拡販図る。M&A効果で欧州販売が増加。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/26
6955 東証スタンダード
736
5/17 15:00
+1(%)
時価総額 25,418百万円
富士通系電子部品メーカー。ニッケル水素電池やリチウム電池などを手掛ける。24.3期3Q累計は電池事業が増収。ニッケル水素電池は海外車載用途向けなどが販売増。電子事業ではスイッチング電源の販売が増加。 記:2024/04/07
6971 東証プライム
1,868
5/17 15:00
+14(%)
時価総額 2,821,565百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
6997 東証プライム
1,572
5/17 15:00
-18(%)
時価総額 31,935百万円
大手コンデンサメーカー。アルミ電解コンデンサと材料のアルミニウム電極箔で世界トップシェア。チョークコイル等も。車載・産機関連の需要減などにより、コンデンサは足踏み。24.3期3Q累計は業績伸び悩む。 記:2024/02/22
8035 東証プライム
36,090
5/17 15:00
-730(%)
時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9435 東証プライム
25,230
5/17 15:00
-160(%)
時価総額 1,136,612百万円
消費者や中小企業向けの商材販売代理店。医療保険、固定・携帯ブロードバンド回線、宅配水などを手掛ける。法人サービス事業は収益伸長。自社商材の顧客契約数は増加。売上原価は減少。24.3期3Qは2桁増益。 記:2024/04/14