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前場に注目すべき3つのポイント~短期的な過熱感は警戒されるだろうが、利食い優勢の局面では押し目狙いのスタンス~

2023/5/15 8:38 FISCO
*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~短期的な過熱感は警戒されるだろうが、利食い優勢の局面では押し目狙いのスタンス~ 15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■短期的な過熱感は警戒されるだろうが、利食い優勢の局面では押し目狙いのスタンス ■東芝、23/3営業利益 30.4%減 1105億円、24/3予想 0.5%減 1100億円 ■前場の注目材料:金融安定化へG7声明、財務相会議、脱炭素供給網を支援 ■短期的な過熱感は警戒されるだろうが、利食い優勢の局面では押し目狙いのスタンス 15日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まるものの、引き続き底堅さが意識されそうだ。12日の米国市場はNYダウが8ドル安、ナスダックは43ポイント安だった。5月のミシガン大消費者信頼感指数が予想を大幅に下回り、景気減速懸念が強まった。また、長期期待インフレ率が予想外に上昇し、2011年以降で最高に達したため、6月の利上げ停止期待が後退した。さらに、債務上限問題を巡るバイデン大統領とマッカーシー下院議長の協議が延期となり、債務不履行懸念も強まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比155円高の29575円。円相場は1ドル135円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢の展開になりそうだ。ただし、債務上限問題を巡るデフォルト懸念から、買い一巡後はこう着感が強まりそうである。もっとも、欧米市場は不安定ななか、相対的に出遅れ感のある日本株への海外勢の資金流入が継続しているため、下値の堅さは意識されやすいだろう。日経225先物はナイトセッションで一時29580円まで買われ、29570円と高値圏で終えている。節目の29500円を上回ってきたことから、売り方の買い戻しの動きも強まりやすいと考えられる。 また、決算発表を手掛かりとした物色が活発化するなか、前週末には東エレク<8035>が売り一巡後にアク抜けの動きにより、3%を超える上昇となった。出遅れ感のあるハイテク株を見直す動きが継続するようだと、センチメントを明るくさせそうである。日経平均は足もとの上昇で短期的な過熱感は警戒されるだろうが、利食い優勢の局面では押し目狙いのスタンスとなろう。 物色としては週末のG7広島サミット開催を控え、議題などで取り上げられるテーマ株には短期的な資金が向かいやすいところである。また、決算を手掛かりとしたところでは、前週末の引け後に発表したところでは、クボタ<6326>、アサヒ<2502>、資生堂<4911>、日製鋼所<5631>、日本精工<6471>、三菱マ<5711>、アマダ<6113>、UBE<4208>、NTN<6472>、シチズン<7762>などが注目される。 ■東芝、23/3営業利益 30.4%減 1105億円、24/3予想 0.5%減 1100億円 東芝<6502>が発表した2023年3月期業績は、売上高が前期比0.7%増の3兆3616.57億円、営業利益は同30.4%減の1105.49億円だった。ハードディスクドライブ(HDD)は米IT大手によるデータセンター投資抑制の影響を受けた。また、持ち分法投資会社のキオクシアホールディングスの業績悪化が響いた。24年3月期の業績は、売上高が前期比4.8%減の3兆2000億円、営業利益は同0.5%減の1100億円を計画。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29388.30、+261.58) ・シカゴ日経先物は上昇(29575、大阪比+155) ・1ドル=135.70-80円 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・金融安定化へG7声明、財務相会議、脱炭素供給網を支援 ・実在組織装い研究員に接触、狙いは邦人、サイバー攻撃 ・EU、対中政策見直し、外相会合、ロシアへの接近警戒 ・来月、デフォルト警告、米議会予算局「重大リスク」 ・露軍4機同時に墜落、1機はミサイル被弾か ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 4月国内企業物価指数(前年比予想:+5.6%、3月:+7.2%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 12件
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11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 2,441,221百万円
国内ビール大手のアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に収める持株会社。欧州、オセアニア、東南アジアでも事業展開。日本は主力ブランドに経営資源投下。オセアニアは商品ポートフォリオを強化。 記:2024/09/01
4208 東証プライム
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11/22 15:30
+48(%)
時価総額 260,190百万円
コンポジット、ナイロンポリマーなどの製造・販売を行う樹脂・化成品部門が主力。ポリイミド等の機能品、産業機械等も。1897年創業。旧社名は宇部興産。ポリイミドフィルムで世界トップシェア。事業構造改革推進。 記:2024/10/09
4911 東証プライム
2,729
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
5631 東証プライム
6,486
11/22 15:30
-22(%)
時価総額 482,617百万円
樹脂製造・加工機械、成形機、防衛関連機器の製造・販売等を行う産業機械事業が主力。素形材・エンジニアリング事業も。1907年創業。29.3期売上高3800億円目標。産業機械事業は内製化率の維持・向上図る。 記:2024/10/09
5711 東証プライム
2,449.5
11/22 15:30
+33(%)
時価総額 322,085百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。リサイクル技術による廃棄物の再資源化も。半導体関連製品などが販売回復。精錬所の生産トラブルも解消。資源循環事業の強化に向け、欧州統括会社設立へ。 記:2024/07/23
6113 東証プライム
1,478
11/22 15:30
+23.5(%)
時価総額 504,168百万円
金属加工機械メーカー。板金加工機械で国内トップシェア。溶接機や研削盤、プレスマシン等も手掛ける。海外売上高比率は6割超。配当性向50%目安。受注残高は高水準。中計では26.3期売上高4000億円目標。 記:2024/06/13
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6471 東証プライム
672.3
11/22 15:30
+5.7(%)
時価総額 336,150百万円
独立系ベアリングメーカー。1916年設立。ベアリングで国内トップシェア、世界シェアは3位。産業機械事業、自動車事業が柱。配当性向は30~50%目標。25.3期は産業機械事業における拡販などを見込む。 記:2024/07/26
6472 東証プライム
246.8
11/22 15:30
+2.3(%)
時価総額 131,412百万円
大手ベアリングメーカー。1918年創業。ハブベアリング、ドライブシャフトで世界シェアトップクラス。ロボット用モジュール等も手掛ける。27.3期売上高8300億円目標。アフターマーケットビジネスの拡大図る。 記:2024/06/29
6502 東証プライム
4,590
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-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
7762 東証プライム
902
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+7(%)
時価総額 221,892百万円
国内大手の時計メーカー。工作機械や電子部品も。配当性向5割目安。国内はインバウンド需要の回復等でCITIZENブランドは売上堅調。海外も高価格帯を中心に拡販、出店強化。工作機械事業は低調。 記:2024/06/18
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07