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前場に注目すべき3つのポイント~海外勢による日本株選好への思惑が下値の堅さにつながる~

2023/5/12 8:39 FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~海外勢による日本株選好への思惑が下値の堅さにつながる~ 12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■海外勢による日本株選好への思惑が下値の堅さにつながる ■日産自、23/3営業利益 52.5%増 3771億円、24/3予想 37.9%増 5200億円 ■前場の注目材料:新東工業、新会社設立、レーザーで部品強度向上 ■海外勢による日本株選好への思惑が下値の堅さにつながる 12日の日本株市場は、こう着ながらも、引き続き底堅さが意識されそうだ。11日の米国市場はNYダウが221ドル安だった一方で、ナスダックは22ポイント高とまちまちの展開。米地銀のパックウエスト・バンコープの預金減少を受け金融不安が再燃した。米連邦預金保険公社(FDIC)が大手銀に対し多額の追加負担を求める計画だとの報道が伝わったことも重荷となった。ただし、4月の生産者物価指数(PPI)が予想を下回ったため、金利先高観が後退し、ハイテクの買いが続き相場を下支えする格好となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の29130円。円相場は1ドル134円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小じっかりで始まろう。日経225先物はナイトセッションで一時28950円まで売られる場面も見られたが、終値では29000円を上回っており、日経平均の29000円水準での底堅さが意識されよう。米金融不安や債務上限問題に対する不透明感から上値追いの流れにはならないだろうが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。また、外部環境の不透明感から相対的な割安感がある日本株への関心が高まっており、海外勢による日本株選好への思惑も下値の堅さにつながりそうだ。 SQは波乱なく通過することで、29000円水準が支持線として意識されそうである。前日の引け後に決算を発表した東エレク<8035>は売りが先行することになりそうだが、ADRでは小幅な下げにとどまっており、売り一巡後はアク抜けの動きを見せてくるようだと、相場全体のセンチメント改善にもつながろう。ナスダックの強い値動きが続くなか、ハイテク株への見直しにも意識されてきそうである。 また、こう着感の強い相場展開となったとしても、決算を手掛かりとした個別物色が中心になるため、好決算銘柄へは活発な資金流入が見込まれる。なお、昨日の引け後に決算を発表したところでは、日産自<7201>、ネクソン<3659>、サントリーBF<2587>、シャープ<6753>、NTTデータ<9613>、住友不<8830>、神戸鋼<5406>、西武HD<9024>、東急<9005>、JR九州<9142>、SUMCO<3436>などが注目される。 ■日産自、23/3営業利益 52.5%増 3771億円、24/3予想 37.9%増 5200億円 日産自<7201>が発表した2023年3月期業績は、売上高が前期比25.8%増の10兆5966.95億円、営業利益は同52.5%増の3771.09億円だった。原材料価格の高騰などの減益影響はあったものの、販売の質の向上による収益力の強化に加え、コスト・費用の改善効果及び為替変動の影響によるもの。24年3月期業績は、売上高が前期比17%増の12兆4000億円、営業利益は同37.9%増の5200億円を計画。コンセンサス(4000億円程度)を上回る。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29126.72、+4.54) ・ナスダック総合指数は上昇(12328.51、+22.07) ・シカゴ日経先物は上昇(29130、大阪比+10) ・1ドル=134.50-60円 ・VIX指数は低下(16.93、-0.01) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・新東工業<6339>新会社設立、レーザーで部品強度向上 ・ENEOS<5020>JX金属上場へ、新中計でグループ再編 ・文化シヤッター<5930>ウィンザーグループ買収、NZ進出 ・ホンダ<7267>GSユアサとリチウム電池研究開発で新会社合弁契約 ・デンソー<6902>ミライズテクノロジーズ、オーブレーとダイヤモンド半導体研究開始 ・楽天グループ<4755>グループのモバイルとKDDI、ローミングで新協定 ・東日本旅客鉄道<9020>初の海外M&A、シンガポールの鉄道保守買収 ・トヨタ自<7203>SUBARU、EV生産28年40万台、群馬・矢島工場の能力引き上げ ・日立建機<6305>欧向け中型油圧ショベルを中国から輸出 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 4月マネーストックM3(3月:前年比+2.1%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 21件
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時価総額 1,575,282百万円
サントリーグループの清涼飲料事業子会社。国内シェア2位、ベトナムで首位。傘下にサントリーフーズやサントリービバレッジなど。欧州、東南アジア、オセアニアを中心に海外事業積極化。23.12期は増収・増益。 記:2024/03/26
3436 東証プライム
2,394
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時価総額 838,319百万円
半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
3659 東証プライム
2,511.5
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時価総額 2,174,640百万円
PCオンラインゲームやモバイルゲームを世界展開。NXC保有IPを活用したPCゲームの開発に強み。中国や韓国で人気タイトルを複数保有。運営型アクションゲーム投入で欧米開拓。韓国好調で、3Q累計は営業増益。 記:2024/02/09
4755 東証プライム
760.9
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時価総額 1,568,223百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、クレジットカード、銀行、証券、モバイルをグループ展開。インターネットサービスは堅調。販促奏功で国内ECは取扱高が拡大。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
5020 東証プライム
728.1
4/30 14:14
+16.2(%)
時価総額 2,351,969百万円
大手エネルギーグループ会社。石油元売りトップ。サービスステーションの運営や石油・ガス開発、金属資源開発、製錬を行う。今期3Q累計は原油価格や金属価格の下落が影響も、在庫影響を除き営業増益となった。 記:2024/04/16
5406 東証プライム
1,930.5
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時価総額 765,146百万円
高炉国内3位。建設機械にも強い。アルミや素形材、機械、エンジニアリングも。配当性向は30%程度目安。鋼材は自動車向け需要が増加。価格改善等でアルミ板は販売価格が上昇。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/11
5930 東証プライム
1,702
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+42(%)
時価総額 122,878百万円
シャッターで国内2位。スチールドアなども。メンテやリフォームを強化。24.3期3Q累計は商業施設、物流倉庫向けに重量シャッターやスチールドアが好調。メンテも堅調で二桁増収・大幅増益に。通期最高業績を計画。 記:2024/03/09
6305 東証プライム
4,510
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時価総額 970,169百万円
総合建設機械メーカー。油圧ショベルなどの建設機械で国内2位。世界でも上位。鉱山機械も。米州事業の拡大等に取り組む。中国は販売伸び悩むが、米州やアジア・大洋州等は販売堅調。24.3期2Qは2桁増収増益。 記:2024/01/16
6339 東証プライム
1,253
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+57(%)
時価総額 68,390百万円
産業設備メーカー。表面処理の機械装置に加え、鋳造機械や環境機械装置、搬送機器、特機を製造、販売する。今期3Q累計は増収、大幅増益となった。鋳造の大型案件が順調に進捗。環境や搬送、特機も堅調に推移した。 記:2024/02/26
6753 東証プライム
834.9
4/30 14:14
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時価総額 543,025百万円
大手電気機器メーカー。台湾の鴻海精密工業グループ。液晶パネルやテレビ、スマホ、白物家電等を製造、販売する。液晶パネルが主力事業。今期3Q累計はPCやタブレット、スマホ向け液晶ディスプレイが足踏みとなった。 記:2024/02/29
6902 東証プライム
2,700
4/30 14:14
-57(%)
時価総額 8,509,806百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
7201 東証プライム
580.4
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+31.4(%)
時価総額 2,449,703百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7203 東証プライム
3,617
4/30 14:14
+107(%)
時価総額 59,011,308百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7267 東証プライム
1,814
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+63.5(%)
時価総額 9,857,793百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。日本、北米を中心に販売台数が増加。二輪は欧州販売台数が大幅増。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/25
8035 東証プライム
35,010
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+780(%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8830 東証プライム
5,465
4/30 14:14
+74(%)
時価総額 2,601,810百万円
総合不動産大手。首都圏のビル賃貸が収益柱で、東京都心を中心に競争力のあるオフィスビルを多数保有。既存ビルは空室率改善。不動産販売事業は堅調。計上戸数の増加や利益率の改善等が寄与。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/02/24
9005 東証プライム
1,859
4/30 14:14
-5.5(%)
時価総額 1,161,633百万円
私鉄大手。東京都南西部から神奈川県東部がコア路線。バス、ホテル・リゾート、商業施設なども。交通事業は大幅増益。輸送人員は定期、定期外ともに増加。不動産賃貸業などは好調。24.3期3Q累計は収益伸長。 記:2024/04/13
9020 東証プライム
2,881
4/30 14:14
+3(%)
時価総額 3,268,241百万円
国内首位、世界でも最大級の鉄道会社。関東や東北地方を中心に、新潟県、山梨県、長野県、静岡県までが事業エリア。不動産や駅ナカでの物品販売、ホテルなども展開。全セグメント好調で、24.3期3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/04
9024 東証プライム
2,443.5
4/30 14:14
-36.5(%)
時価総額 790,382百万円
東京西部・埼玉地盤の鉄道会社。傘下のプリンスホテルは運営に軸足。不動産や遊園地経営も。ホテル・レジャー事業は堅調。インバウンド需要の取り込みや値上げ効果などが寄与。24.3期3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/02/23
9142 東証プライム
3,385
4/30 14:14
-51(%)
時価総額 532,467百万円
九州最大の鉄道会社。運輸サービスが主力。不動産賃貸業やホテル業、小売業、飲食業、建設業など多角化。不動産・ホテルグループは堅調。ホテルは稼働率上昇。流通・外食グループは収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/16
9613 東証プライム
2,476
4/30 14:14
+43.5(%)
時価総額 3,472,590百万円
NTT傘下のSI大手。金融分野や公共・社会基盤分野向けに強み。24.3期3Q累計は親会社との海外通信事業統合会社がフル連結化。公共、金融案件の獲得も順調。営業外の金融費用増。通期営業最高益・増配を見込む。 記:2024/03/07