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米ハイテク株高を好感した買いや好業績銘柄に投資資金がシフト【クロージング】

2023/5/9 16:16 FISCO
*16:16JST 米ハイテク株高を好感した買いや好業績銘柄に投資資金がシフト【クロージング】 9日の日経平均は反発。292.94円高の29242.82円(出来高概算13億4000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク関連株が上昇した流れを受け、半導体や電子部品関連株に値を上げる銘柄が目立ったほか、好決算を発表した銘柄に注目が集まり、29000円を回復して始まった日経平均は、その後もじり高が継続。後場に入っても押し目買い意欲の強さから下値を引き上げており、後場終盤にかけて29262.36円まで上げ幅を広げた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1500に迫り、全体の8割超を占めた。セクター別では、空運を除く32業種が上昇。鉄鋼、卸売、輸送用機器、保険、電気ガスの上昇が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、トヨタ<7203>、ソニーG<6758>、ファナック<6954>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、リコー<7752>、HOYA<7741>、エプソン<6724>が軟化した。 前日の米国市場は、CPIなどインフレ関連統計の発表があるため、まちまちの動きとなったが、アルファベットやエヌビディアなどグロース株が上昇した流れを受けて、値がさ株を中心に買い戻しの動きにつながった。また、好調な業績予想や株主還元策を発表した銘柄に投資マネーがシフトし、鉄鋼や海運、商社株も値を上げるものが目立った。また、ヘッジファンドなど短期筋が日本株を選好し始めており、「先物買いを入れたようだ」との声も聞かれ、先物高も寄与していた。 日経平均の騰落レシオは再び買われ過ぎを示唆する120%を超えてきている。ただ、これまでの累積的な利上げにより欧米景気の減速懸念が拭えないなか、海外投資家による日本株再評価の動きが出てきており、持たざるリスクが台頭してきているとの見方も広がっている。このため、押し目待ちに押し目なしの状況になりかねないとの声が漏れ始めている。国内では、トヨタやパナHD<6752>など主力企業の決算も相次ぐだけに、決算を受けた売買が主体となるなか、全般は29000円台を固める動きが続きそうだ。 《CS》
関連銘柄 10件
6724 東証プライム
2,521.5
5/9 10:49
+21(%)
時価総額 1,007,680百万円
インクジェットプリンター大手。プロジェクターやウエアラブル機器も手掛ける。超微細・精密加工技術に定評。24.3期3Qはプリンティングソリューションズ事業が堅調。オフィス共有IJPのインク売上等が伸びる。 記:2024/04/16
1,397.5
5/9 10:49
+28.5(%)
時価総額 3,429,545百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
6758 東証プライム
12,085
5/9 10:49
+35(%)
時価総額 15,240,176百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
5,150
5/9 10:49
±0(%)
時価総額 3,945,770百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,657
5/9 10:49
+79(%)
時価総額 4,701,460百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7203 東証プライム
3,552
5/9 10:49
-27(%)
時価総額 57,950,834百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7741 東証プライム
18,215
5/9 10:48
+40(%)
時価総額 6,576,999百万円
半導体ブランクスやHDDガラス基板で世界首位。眼鏡レンズやコンタクトレンズ、内視鏡、眼内レンズ、人工骨などのライフケア事業でも実績。光学技術に定評。ライフケア、情報通信とも好調で、3Q累計は増収確保。 記:2024/03/31
7752 東証プライム
1,321
5/9 10:49
+26(%)
時価総額 842,095百万円
事務機器大手。商業印刷機も。エッジデバイスの技術力等が強み。海外売上比率は6割超。デジタルサービス部門は売上堅調。国内はインボイス制度対応等の業務パッケージの販売が増加。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/11
8035 東証プライム
35,930
5/9 10:49
-350(%)
時価総額 16,945,774百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,020
5/9 10:49
-140(%)
時価総額 13,053,425百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27