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前場に注目すべき3つのポイント~やや利食い優勢ながらも、引き続き底堅い相場展開に~

2023/4/21 8:45 FISCO
*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~やや利食い優勢ながらも、引き続き底堅い相場展開に~ 21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:やや利食い優勢ながらも、引き続き底堅い相場展開に ■ディスコ、23/3営業利益 20.7%増1104億円、会社計画を上回っての着地 ■前場の注目材料:トヨタ、共通化推進で半導体一括交渉、グループ連携調達 ■やや利食い優勢ながらも、引き続き底堅い相場展開に 21日の日本株市場は、やや利食い優勢ながらも、引き続き底堅い相場展開になりそうだ。20日の米国市場はNYダウが110ドル安だった。地銀の決算が低調で、預金の減少が明らかになると金融不安が再燃。経済指標も予想を下回り景気減速懸念もさらなる売り圧力となり、終日軟調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の28605円。円相場は1ドル134円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食い優勢の相場展開が見込まれる。日経225先物は一時28490円まで下げる場面が見られたものの、その後は節目の28500円水準での底堅さが意識されるなか、一時28680円まで上昇する場面も見られていた。週末要因から積極的な売買は手控えられそうだが、米株安のなかでも底堅さは意識されやすく、押し目待ち狙いの買いは入りやすいだろう。日経平均は3月9日高値が意識されるものの、手前水準でのこう着から利益確定の動きが強まる可能性はあるものの、売り仕掛け的なトレードは避けておきたい。 また、テスラは9%を超える下落となり、買い手控え要因になりそうだが、時間外取引で6%下げていたこともあり、過度に嫌気される流れにはならないと考えられる。また、半導体製造装置のラムリサーチが決算を受けて大幅に買われており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への下支え材料になりそうだ。足もとでは金融セクターの買い戻しの動きが見られる一方で、ハイテク株の弱さが目立っていたが、本日はリバランスの動きが意識されそうだ。 日経平均は狭いレンジでの推移となるものの、底堅さが意識されるなかでセンチメント悪化とはならず、個人主体の中小型株への物色は活発になろう。また、物色の広がりは期待しづらいものの、直近IPO銘柄の一角には引き続き短期的な値幅取り狙いの資金が集中しやすいと考えられる。 ■ディスコ、23/3営業利益 20.7%増1104億円、会社計画を上回っての着地 ディスコ<6146>が発表した2023年3月期業績は、売上高が前期比12%増の2841.35億円、営業利益は同20.7%増の1104.13億円だった。会社計画(1032億円)を上回っての着地。世界的なEVの普及や脱炭素化の進展を背景に、半導体ウエハーを薄く削るグラインダー(研削装置)を中心に高水準の出荷が継続した。2024年4-6月期は減収減益を見込む。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28657.57、+50.81) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・トヨタ<7203>共通化推進で半導体一括交渉、グループ連携調達 ・住友電工<5802>DXコア人材300人育成、部門の課題改善 ・三菱UFJ<8306>三菱UFJ銀行、インドネシアで個人ローン攻勢 ・伊藤ハム米久<2296>静岡・三島市に新工場、26年めど ・文化シヤッター<5930>ガレージドアの豪社買収、都市で拡販 ・富士通<6702>先端AI基盤、機能強化へ利用者と協業 ・伊藤忠<8001>英・紙食品容器メーカーと提携、脱プラ追い風、欧州開拓 ・三井物産<8031>米シェール/タイトガスの権益取得 ・トヨタ<7203>グループのダイハツ、軽商用車5%値上げ、7月生産分から ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 3月全国消費者物価指数(生鮮食品除く)(前月比予想:+3.0%、2月:+3.1%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 9件
3,770
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時価総額 216,666百万円
伊藤ハム、米久の経営統合で2016年に誕生。食肉事業が主力。ハム・ソーセージ、調理加工食品等の加工食品事業も。ハム・ソーセージ部門で国内売上トップ。ハム・ソーセージは家庭用主力商品の拡販などに注力。 記:2024/09/01
5802 東証プライム
2,996
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時価総額 2,378,647百万円
ワイヤーハーネス、自動車電装部品等の自動車関連事業が主力。1897年創業。送配電用電線・ケーブル、光ファイバ・ケーブル、電子ワイヤー等も。環境エネルギー関連事業では電動車用平角巻線の拡販等に注力。 記:2024/10/07
5930 東証プライム
1,856
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時価総額 133,996百万円
大手総合建材メーカー。各種シャッターや住宅建材、ビル用建材等の製造・販売を行う。定期保守メンテナンス等のサービス事業、リフォーム事業等も。配当性向40%目安。工場・倉庫向けシートシャッター等は順調。 記:2024/08/10
6146 東証プライム
42,590
11/22 15:30
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時価総額 4,613,221百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6702 東証プライム
2,757
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時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,664.5
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時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8001 東証プライム
7,581
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 12,015,051百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8031 東証プライム
3,305
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時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
1,825
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時価総額 24,239,641百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29