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前場に注目すべき3つのポイント~メガバンクへは買い戻しの動きが意識されやすい~

2023/4/18 8:56 FISCO
*08:56JST 前場に注目すべき3つのポイント~メガバンクへは買い戻しの動きが意識されやすい~ 18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:メガバンクへは買い戻しの動きが意識されやすい ■大成建、23/3下方修正 営業利益 547億円←970億円 ■前場の注目材料:ディスコ、半導体製造装置の生産能力3倍に、呉新工場に800億円 ■メガバンクへは買い戻しの動きが意識されやすい 18日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうだ。17日の米国市場はNYダウが100ドル高だった。チャールズ・シュワブの決算が予想を上回ったため、投資家心理が改善した。4月のNY連銀製造業景況指数はプラス10.8とマイナス15辺りの市場予想を大きく上回ったことから、5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が重荷となり、一時下落に転じる場面も見られたが、終盤にかけて買い戻された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円高の28590円。円相場は1ドル134円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い優勢の相場展開が見込まれる。日経225先物は一時28430円まで下げる場面が見られたものの、その後は28500円を挟んだ底堅い値動きのなか、終盤にかけてリバウンドを強めて28600円と高値で終えていた。日経平均は前日まで7営業日続伸となり、過熱感は警戒されてくることから、3月9日の高値28734円を意識しつつも、利益確定の動きは次第に強まってくる可能性はあるだろう。そのため、買い一巡後はこう着感の強い展開を想定しておきたい。 ただし、3月高値接近での達成感やダブルトップ形成が意識されやすいとはいえ、その後の調整を狙ったショートは避けておきたいところだろう。米国ではJPモルガンなど大手銀行の決算に続いて、警戒されていたチャールズ・シュワブにおいても3月の信用リスクが高まる状況下での影響は限られていたことから、金融セクターを見直す動きが強まりやすい。3月の金融混乱の局面で、多くのファンドは世界の金融株のロングポジションを解消したとみられている。そのため、メガバンクなどへは買い戻しの動きが意識されやすいだろう。 また、FOMCでの追加利上げが織り込まれるなか、円相場は円安に振れて推移していることから、出遅れ感のある自動車株への見直しも意識されそうだ。今後本格化する主要企業の決算を控え、積極的な上値追いの流れは限られるものの、押し目待ちの買い意欲は強そうだ。また、主要企業の決算を前に手掛かり材料に欠ける面もありそうだが、テーマ性のある材料株への循環的な物色に向かわせよう。 ■大成建、23/3下方修正 営業利益 547億円←970億円 大成建<1801>は2023年3月期業績予想の修正を発表。売上高は1兆7700億円から1兆6420億円、営業利益を970億円から547億円に下方修正した。売上高は、国内の土木・建築事業において、売上計上予定工事が想定通り受注に至らなかった。営業利益については、国内の建築事業における売上高の下方修正に加え、主に東京オリンピック・パラリンピック関連の大型案件一巡後、戦略的に受注した複数の国内大型建築工事において、原価低減や追加工事の獲得に伴う収支改善以上の建設物価上昇により、収支が悪化する見込みとなった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28514.78、+21.31) ・NYダウは上昇(33987.18、+100.71) ・ナスダック総合指数は上昇(12157.72、+34.26) ・シカゴ日経先物は上昇(28590、大阪比+60) ・1ドル=134.40-50円 ・VIX指数は低下(16.95、-0.12) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・ディスコ<6146>半導体製造装置の生産能力3倍に、呉新工場に800億円 ・いすゞ自動車<7202>カンボジアで「小型トラック」KD生産、年数百台規模 ・東レ<3402>非可食バイオマスから糖製造、技術確立、繊維・樹脂原料用 ・シスメックス<6869>インドに新工場、30億円投じ試薬・検査機器生産 ・シャープ<6753>AIなど6分野注力、技術開発で新方針 ・大日本印刷<7912>シミックCMO子会社化、原薬・製剤を一貫製造 ・商船三井<9104>常石造船とアンモニア燃料船の基本設計承認取得 ・極東開発工業<7226>兵庫のゴミ処理施設建設・運営、157億円で受注 ・三菱ケミG<4188>ガス透過膜活用下水処理技術で国交省プロ参画 ・帝人<3401>炭素繊維複合材料で米認証取得 航空宇宙利用に弾み ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪準備銀行4月理事会議事要旨 ・11:00 中・1-3月期GDP(前年比予想:+4.0%、10-12月期:+2.9%) ・11:00 中・3月鉱工業生産(前年比予想:+4.4%) ・11:00 中・3月小売売上高(前年比予想:+7.5%) 《ST》
関連銘柄 11件
1801 東証プライム
5,771
6/14 15:00
+33(%)
時価総額 1,158,834百万円
大手ゼネコン。ビルや不動産開発、地下鉄、環境関連、ダム、トンネル等の建築工事、土木工事を行う。海外の大規模プロジェクトも手掛ける。今期3Q累計は土木と開発が増加も、国内建築工事の利益率低下が影響した。 記:2024/03/07
3401 東証プライム
1,429
6/14 15:00
+4.5(%)
時価総額 282,876百万円
大手総合化学メーカー。自動車向け成形材料やアラミド繊維、炭素繊維等の高機能繊維や材料、繊維や、医薬品等を手掛ける。今期3Q累計の売上高は前年並みも、医薬品導入一時金や後発品参入等が利益に影響した。 記:2024/04/10
3402 東証プライム
738
6/14 15:00
-2.5(%)
時価総額 1,204,033百万円
合繊大手。世界トップの炭素繊維は航空機向けに強み。有機EL関連材料、水処理事業等も手掛ける。24.3期3Qは環境・エンジニアリング事業が堅調。水処理事業は米国、中国で出荷堅調。繊維事業はEV向けが拡大。 記:2024/02/11
4188 東証プライム
815.3
6/14 15:00
+14.3(%)
時価総額 1,228,077百万円
国内最大の総合化学メーカー。アクリル樹脂原料や炭素繊維、光学用フィルムに強み。24.3期3Q累計は石化製品の需要が振るわず。だが産業ガスや医薬品が好調。減損損失減少も利益に効く。通期最終増益・増配を計画。 記:2024/02/14
6146 東証プライム
65,600
6/14 15:00
+1,490(%)
時価総額 7,105,595百万円
国内最大の半導体用組立装置メーカー。半導体をウェーハから切断するダイサやウェーハを薄く研削するグラインダを手掛け、ダイサーは世界シェア8割。純水リサイクル装置も展開。研究開発費増加し、3Q累計は一服。 記:2024/02/22
6753 東証プライム
984.8
6/14 15:00
+15.2(%)
時価総額 640,521百万円
大手電気機器メーカー。台湾の鴻海精密工業グループ。液晶パネルやテレビ、スマホ、白物家電等を製造、販売する。液晶パネルが主力事業。今期3Q累計はPCやタブレット、スマホ向け液晶ディスプレイが足踏みとなった。 記:2024/02/29
6869 東証プライム
2,500
6/14 15:00
-60(%)
時価総額 1,573,188百万円
検体検査機器・試薬メーカー。血球計数検査や血液凝固検査、尿検査分野で世界首位。臨床検査機器も手掛ける。海外売上は2桁増。ヘマトロジー分野の機器、保守サービスの売上などが増加。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/25
7202 東証プライム
2,020
6/14 15:00
-29.5(%)
時価総額 1,570,433百万円
トラック・バスなど商用車製造販売大手。国内トラックシェアは3割強。傘下にUDトラックス。トヨタと資本提携。ティアフォー社と路線バス領域での自動運転システム開発で協業。業容安定し、3Q累計は増収・増益。 記:2024/03/22
7226 東証プライム
2,450
6/14 15:00
+49(%)
時価総額 104,708百万円
ダンプトラックやコンクリートポンプ車などの特装車メーカー。ごみ処理施設の建設も。24.3期3Q累計は特装車が国内外で好調。プラント建設や立体駐車場も想定以上。通期計画を上方修正。総還元性向は100%目安。 記:2024/02/14
7912 東証プライム
5,340
6/14 15:00
+50(%)
時価総額 1,694,062百万円
大手印刷会社。印刷や加工技術を基に、出版やイメージング、マーケティング、セキュリティ、パッケージ、高機能材などを展開。UBEと合弁会社設立し、材料分析分野での協業を推進。注力事業好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/10
9104 東証プライム
4,964
6/14 15:00
+202(%)
時価総額 1,797,023百万円
海運国内2位。船隊数世界2位。コンテナ船・各種専用船・油送船・フェリー内航船を手掛け、タンカーやLNG船、自動車船、ドライバルク船に強み。コンテナ船の短期運賃・期間契約運賃下落で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/28