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前場に注目すべき3つのポイント~断続的なインデックス売りを警戒しつつ、材料性のある銘柄に短期資金が向かいやすい~

2023/4/6 8:25 FISCO
*08:25JST 前場に注目すべき3つのポイント~断続的なインデックス売りを警戒しつつ、材料性のある銘柄に短期資金が向かいやすい~ 6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:断続的なインデックス売りを警戒しつつ、材料性のある銘柄に短期資金が向かいやすい ■ダイセキ、23/2営業利益 1.7%減 127億円、24/2予想 3.0%増 131億円 ■前場の注目材料:大塚HD、ナイジェリアで機能性飲料製造、拠点建設に58億円投資 ■断続的なインデックス売りを警戒しつつ、材料性のある銘柄に短期資金が向かいやすい 6日の日本株市場は、やや利食い優勢の相場展開が見込まれる。5日の米国市場はNYダウが80ドル高だった一方で、ナスダックは129ポイント安だった。ADP雇用統計やISM非製造業景況指数が予想を下回る内容だったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測の後退と同時に、米景気後退懸念が強まり、売りが広がった。また、クリーブランド連銀のメスター総裁が利上げ軌道維持を支持する姿勢を示したことも重荷となった。景気減速に備えたデイフェンシブ銘柄の買いが下支えとなり、NYダウはプラス圏を回復。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円安の27695円。円相場は1ドル131円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行する格好となろう。日経225先物はナイトセッションで一時27560円まで売られる場面が見られたが、25日線が支持線として機能する格好から下げ渋る展開だった。昨日の日経平均は500円に迫る大幅下落で25日線に接近しており、本日は同線を下回ってくる可能性が高い。累積出来高が積み上がっている27500円辺りを意識した神経質な展開になりそうだ。 ただし、ISM非製造業景況指数などの弱い内容を予想した動きでもあったと考えられ、売り一巡後は底堅さが意識されてくる可能性はあるだろう。25日線を挟んだこう着となれば、ショートカバーの動きも入りそうである。そのため、売り一巡後の底堅さを見極めつつ、短期的なリバウンド狙いのスタンスに向かわせそうだ。VIX指数は19台と20を下回っての推移を見せており、米国においてそれ程リスク回避姿勢は強まっていないとみられる。 物色としては前日のような断続的なインデックス売りを警戒しつつ、材料性のある銘柄に短期資金が向かいやすいだろう。また、需給がそれほど悪化していない直近IPO銘柄での短期的な値幅取り狙いのトレードも意識されやすい。また、週末には欧米市場が祝日となることから商いは膨らみづらいほか、積極的に仕掛けてくる動きは限られるとみられる。昨日は東証プライムの9割超の銘柄が下落していたこともあり、薄商いのなかで大きく売り込まれた銘柄などへは自律反発狙いの動きも意識されそうだ。 ■ダイセキ、23/2営業利益 1.7%減 127億円、24/2予想 3.0%増 131億円 ダイセキ<9793>が発表した2023年2月期業績は、売上高が前期比2.9%増の585.72億円、営業利益は同1.7%減の127.11億円だった。ダイセキでは増収増益を確保し、売上・利益共に過去最高を更新した。ダイセキ環境ソリューションが手掛ける土壌汚染処理関連事業は、公共投資は底堅く推移し、民間企業の建設投資は徐々に持ち直しの傾向が見られた。24年2月期業績は、売上高が前期比5.8%増の620億円、営業利益は同3.0%増の131億円を計画。コンセンサス(141億円程度)を若干下回る。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(33482.72、+80.34) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・大塚HD<4578>ナイジェリアで機能性飲料製造、拠点建設に58億円投資 ・住友精化<4008>低濃度CO2回収向け実証設備建設、ガス関連技術活用 ・京セラ<6971>長崎に半導体関連部品の新工場、620億円投資 ・出光興産<5019>チリのHIFグローバルと合成燃料調達・供給で覚書 ・東京海上<8766>アクセルスペースに出資、小型衛星向け保険開発 ・ニデック<6594>マシンツール、中国で歯車工作機械生産、工具含め供給一元化 ・ミネベアミツミ<6479>子会社エイブリックを通じ、半導体設計会社を買収、商品開発力強化 ・東京ガス<9531>ロンドンに拠点、LNGトレーディング機能増強 ・クレハ<4023>新中計、生産増強に2000億円投資、成長分野に重点配分 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪・2月貿易収支(予想:+112.23億豪ドル、1月:+116.88億豪ドル) ・10:45 中・3月財新サービス業PMI(予想:55.0、2月:55.0) 《ST》
関連銘柄 10件
4008 東証プライム
5,350
7/5 15:00
-70(%)
時価総額 74,756百万円
機能化学品メーカー。紙おむつの高吸水性樹脂に強み。化粧品向けポリマーやエレクトロニクスガス、工業薬品等を製造、販売する。今期3Q累計は吸水性樹脂の販売価格が低下。エレクトロニクスガス等の販売が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
4023 東証プライム
2,800
7/5 15:00
-23(%)
時価総額 164,013百万円
ファインケミカル中堅。機能製品、農薬・医薬品、家庭用ラップを手掛け、PPS樹脂やフラックプラグ向けPGA樹脂、リチウムイオン電池用バインダー向けPVDF樹脂で実績。顧客在庫調整が継続し、3Q累計は足踏み。 記:2024/03/28
4578 東証プライム
6,928
7/5 15:00
+50(%)
時価総額 3,864,688百万円
製薬大手。精神・神経領域に強み。健康飲料や栄養食品なども。24.12期は抗精神薬など主力4品の伸長を想定。昨年11月に買収した米国の健康食品会社も上乗せ。最高業績・連続増配を計画。新中計を今年6月公表へ。 記:2024/03/12
5019 東証プライム
1,030.5
7/5 15:00
-24.5(%)
時価総額 1,534,748百万円
石油元売りで国内2位。19年に昭和シェル石油と統合。石化製品や資源・再エネ開発なども。24.3期3Q累計は在庫評価影響の縮小や電力用石炭の市況軟化で足踏み。マレーシアで独自エンプラ製造装置の商業運転開始。 記:2024/03/09
6479 東証プライム
3,506
7/5 15:00
-59(%)
時価総額 1,497,346百万円
極小ベアリングに強み。モータや液晶用バックライト、アナログ半導体等も手掛ける。プレシジョンテクノロジーズ事業は増収。航空機関連の需要増でロッドエンドベアリングは売上増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/03/05
6594 東証プライム
6,928
7/5 15:00
-83(%)
時価総額 4,131,056百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6971 東証プライム
1,917
7/5 15:00
-14(%)
時価総額 2,895,579百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。コアコンポーネント及び電子部品部門は積極的な設備投資継続。29.3期売上高3兆円目指す。 記:2024/04/30
6,243
7/5 15:00
-30(%)
時価総額 12,735,720百万円
メガ損保の一角。生保も。M&Aで海外拡大。北米を中心とする海外保険事業、アセットマネジメント事業なども。損害保険事業は国内事業の自動車保険料率改定、海外事業の成長により好調な業績推移を見込む。30年3月末までに政策保有株ゼロにする方針。 記:2024/05/09
9531 東証プライム
3,451
7/5 15:00
-43(%)
時価総額 1,500,754百万円
国内最大手の都市ガス会社。電力小売、資源開発等の海外事業、新宿パークタワーの賃貸等も。都市ガスの顧客件数は878万件超。不動産は新豊洲で大規模開発に着手。26.3期セグメント利益1500億円目指す。 記:2024/06/09
9793 東証プライム
3,665
7/5 15:00
-100(%)
時価総額 186,915百万円
産業廃棄物処理大手。廃油や廃酸、廃アルカリなど液状廃棄物処理に実績。子会社に土壌汚染対策のダイセキ環境ソリューション。大規模工場を中心にシェアアップ図る。中計では27.2期営業利益160億円目指す。 記:2024/05/06