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前場に注目すべき3つのポイント~米雇用統計待ちで手掛けづらい中、AMDの下落がセンチメントを冷ます~

2022/10/7 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~米雇用統計待ちで手掛けづらい中、AMDの下落がセンチメントを冷ます~ 7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:米雇用統計待ちで手掛けづらい中、AMDの下落がセンチメントを冷ます ■7&iHD、2Q営業利益 26.1%増 2347億円、通期上方修正 ■前場の注目材料:富士フイルム、バイオ薬のCDMO拠点新設、数百億円投資、富山に設備導入 ■米雇用統計待ちで手掛けづらい中、AMDの下落がセンチメントを冷ます 7日の日本株市場は、売り先行で始まった後は日経平均の27000円を挟んでの、こう着感が強まりそうである。6日の米国市場はNYダウが346ドル安だった。米失業保険申請件数が予想以上に増加したことから長期金利が低下し、買われる場面も見られた。ただし、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁、シカゴ連銀のエバンス総裁による「利上げを継続していく必要がある」といった発言が相次いだことから、利上げを警戒した売りに押された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比265円安の27025円。円相場は145円00銭辺りで推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まろう。日経平均は前日までの強いリバウンドから抵抗線として意識される25日、75日線水準を捉えてきたこともあり、いったんは達成感が意識されやすいため、当然の一服との見方に向わせよう。また、米国では7日に9月の雇用統計の発表を控えていることから積極的に買いを入れる動きは限られていたと見られ、米株安を受けて嫌気売りが強まる動きになりづらいだろう。 もっとも、米国の時間外では半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が下落している。2022年7-9月期の決算速報値で、売上高や売上高総利益率が従来示していた見通しを下回ったことが嫌気されており、ようやくリバウンドを見せてきた東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への重荷になりやすい。今後本格化する米決算に対する慎重姿勢も強まりやすく、押し目買いの動きも手控えられそうである。 そのため、売り買いともに手控えられやすく、日経平均は27000円を挟んだこう着が見込まれる。また、中小型株については足元で強いリバウンドを見せていた銘柄に対しては、週末要因もあって利益を確定させる動きに向わせやすいだろう。物色としては個別に材料の出ている銘柄のほか、10月11日から「全国旅行割」や「イベント割」が開始されるほか、水際対策として実施してきた入国者数の上限が撤廃されることから、関連するテーマ株などが注目されよう。 ■7&iHD、2Q営業利益 26.1%増 2347億円、通期上方修正 7&iHD<3382>が発表した2Q業績は、営業収益が前年同期比55%増の5兆6515.05億円、営業利益は同26.1%増の2347.67億円だった。国内コンビニは、客層の幅を拡げる新たなファスト・フード商品やDAISO商品の取り扱い店舗拡大及び各種フェア等の積極的な販売促進策が奏功したことに加え、人流回復や好天に恵まれたことにより、既存店売上は前年を上回った。あわせて2023年2月期の業績予想の修正を発表。営業利益は4450億円から4770億円に上方修正した。コンセンサス(4700億円程度)を上回る。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27311.30、+190.77) ・1ドル=145.00-10円 ・米原油先物は上昇(88.45、+0.69) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・富士フイルム<4901>バイオ薬のCDMO拠点新設、数百億円投資、富山に設備導入 ・安川電<6506>福岡・行橋にインバーター部品新工場、内製5割に高める ・ホンダ<7267>国内4輪の減産継続、部品入荷・物流に支障 ・ダイキン<6367>超小型センサー新興に2億円出資 ・双日<2768>キャンピングカーの「Kアクセス」を完全子会社化 ・丸紅<8002>石狩新港2万人に新たな通勤の足、オンデマンド公共交通実証運行 ・ヤマハ発<7272>農業向け無人ヘリ開発、自動飛行で農薬散布 ・東芝<6502>電極薄膜、イリジウム10分の1で生産効率500倍、水素製造で技術 ・日本触媒<4114>AWE用大型セパレーター開発開始、25年めど試験生産 ・味の素<2802>バイオ医療用培地事業を海外展開、JSRと協業 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 8月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+1.4%、7月:+1.3%) ・08:30 8月家計支出(前年比予想:+6.7%、7月:+3.4%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 12件
2768 東証プライム
4,296
5/20 15:00
+39(%)
時価総額 1,075,289百万円
総合商社。航空機関連、自動車関連に強み。24.3期3Q累計は自動車関連の利益が後退。航空機関連も足踏み。不動産売却益、のれん益を計上も及ばず。ただ石炭市況悪化が想定内に。通期純益計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/09
2802 東証プライム
6,109
5/20 15:00
+114(%)
時価総額 3,280,509百万円
調味料国内最大手。うまみ調味料やコンソメでシェア8割超。スープや合わせ調味料でも3割強のシェア。冷凍食品や医薬品も手掛け、半導体パッケージ用層間絶縁材料「ABF」を育成。3Q累計売上高は過去最高を更新。 記:2024/03/27
2,037
5/20 15:00
+12.5(%)
時価総額 5,417,047百万円
国内流通グループ最大手。国内外のコンビニエンスストアを中核に、スーパーや外食、金融事業を展開。国内コンビニエンスストア事業は堅調。人流回復や販促施策が奏功し、既存店売上が増加。24.2期3Qは営業増益。 記:2024/01/27
4114 東証プライム
1,582
5/20 15:00
+12.5(%)
時価総額 246,792百万円
化学品メーカー。酸化エチレンやアクリル酸等の基礎化学品と、高吸水性樹脂や医薬中間体等の機能性化学品等を製造、販売する。アクリル酸と高吸水性樹脂で高シェア。今期3Q累計は海外市況や原料価格の下落が影響した。 記:2024/04/14
3,454
5/20 15:00
+40(%)
時価総額 4,296,351百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
6367 東証プライム
24,775
5/20 15:00
-330(%)
時価総額 7,261,899百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6506 東証プライム
6,380
5/20 15:00
+72(%)
時価総額 1,701,482百万円
メカトロニクス・ロボットメーカー。サーボモータとインバータは世界シェアトップ。産業用、半導体製造装置用ロボット等も。モーションコントロール部門は堅調。インバータ事業が牽引。24.2期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
7267 東証プライム
1,770
5/20 15:00
+43(%)
時価総額 9,618,684百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。日本、北米を中心に販売台数が増加。二輪は欧州販売台数が大幅増。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/25
7272 東証プライム
1,511
5/20 15:00
+42.5(%)
時価総額 1,587,535百万円
輸送機器大手。二輪で世界2位、船外機やウォータービークルでは世界トップ級。産業用ロボット、ゴルフカー、発電機なども事業領域。水素エンジン搭載ゴルフカーを開発。出荷増で23.12期営業利益は過去最高益更新。 記:2024/02/23
8002 東証プライム
3,057
5/20 15:00
+65(%)
時価総額 5,252,574百万円
大手総合商社。穀物と発電に強みを持つ。ライフスタイルや情報・物流、アグリに加え、化学品や金属、エナジー、資源開発、航空、船舶、金融等の事業を展開する。今期3Q累計はアグリや化学品、原料炭が足踏みとなった。 記:2024/03/31
8035 東証プライム
36,340
5/20 15:00
+250(%)
時価総額 17,139,143百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24