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前場に注目すべき3つのポイント~自律反発も戻りは限定的、28000円水準では強弱感が対立しやすい~

2022/8/30 8:48 FISCO
*08:48JST 前場に注目すべき3つのポイント~自律反発も戻りは限定的、28000円水準では強弱感が対立しやすい~ 30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:自律反発も戻りは限定的、28000円水準では強弱感が対立しやすい ■元気寿司、1Q営業利益 5.38億円 ■前場の注目材料:ホンダ、米国でLGと電池工場、6100億円投資 ■自律反発も戻りは限定的、28000円水準では強弱感が対立しやすい 30日の日本株市場は、前日の大幅な下落に対する自律反発の動きが意識されやすいものの、不安定な相場展開になりそうだ。29日の米国市場はNYダウが184ドル安だった。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長のジャクソンホール会議でのタカ派発言を受けて、利上げペース加速を警戒した売りが継続した。その後、値ごろ感からの買いにダウは一時上昇に転じる局面もあったが、長期金利の上昇を受けてハイテク株の売りが相場を再び押し下げた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円高の28035円。円相場は1ドル138円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになろう。ただし、昨日の大幅下落で支持線として意識されていた25日線を明確に下放れたことからセンチメントは悪化しているため、自律反発も戻りは限定的になりそうだ。28000円水準では強弱感が対立しやすく、25日線が位置する28245円辺りを捉えてくるまではリバウンド期待の動きは限られそうだ。反対に戻りの鈍さが意識される局面においては、短期的に売りを仕掛けてくる動きなども入りやすいだろう。 また、米国市場では原油先物相場の上昇を受けて石油株が買われる一方で、長期金利の上昇が重荷となったハイテク株の弱い値動きが目立っていた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の戻りの鈍さが目立ってくると、先物主導による売りも入りやすいと考えられる。まずは28000円辺りでの底堅さを見せたいところであり、マイナス圏での推移となるようだと、75日線辺りが意識されてくることで戻り待ちの売り圧力が強まる可能性はありそうだ。 昨日は自動車株の一角が底堅い値動きを見せていたが、為替市場では円安基調が継続しているため、引き続き資金が向かいやすいだろう。また、日米金利差を狙った動きも意識されてきているなか、ハイテク株が手掛けづらい状況においてはリバランス的な動きも入りやすいと見られる。そのほか、個別で材料のある銘柄などに短期資金が向かいやすいと見られ、前日に大きく売られた中小型株などへは、需給整理一巡とした短期的な値幅取り狙いの資金も入りやすいだろう。 ■元気寿司、1Q営業利益 5.38億円 元気寿司<9828>が発表した2023年3月期1Q業績は、売上高が前年同期比18%増の126.44億円、営業利益は5.38億円(前年同期は0.22億円)だった。季節・催事に合わせた期間限定商品の積極的な投入と販促・訴求強化につとめ、既存店の売上高及び来店客数は前年を上回った。 ■前場の注目材料 ・シカゴ日経先物は上昇(28035、大阪比+125) ・米原油先物は上昇(97.01、+3.95) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・ホンダ<7267>米国でLGと電池工場、6100億円投資 ・スズキ<7269>インドで定礎式、EV電池・4輪新工場 ・オリンパス<7733>祖業の科学事業を売却、米ベインに4276億円 ・AGC<5201>茨城・鹿島工場で塩酸1200トン漏出 ・ブリヂストン<5108>米ウォーレン工場増強、トラック・バス向けタイヤ3割増 ・洋インキHD<4634>国内印刷インク事業を100人超縮小、成長事業に再配置 ・東レ<3402>廃電池からリチウム回収、ナノ濾過膜を開発 ・UBE<4208>タイで高級ポリウレタン原料増産、設備増設し来夏稼働 ・テルモ<4543>2完全子会社を10月統合、生産・サービス体制強化 ・三菱ケミG<4188>欧米統括会社を再編、10月めど各地域1社に ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 7月有効求人倍率(予想:1.27倍、6月:1.27倍) ・08:30 7月失業率(予想:2.6%、6月:2.6%) <海外> ・特になし 《ST》
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3402 東証プライム
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時価総額 1,569,811百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
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総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
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4543 東証プライム
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東洋インキを中核とする持株会社。1896年創業。旧社名は東洋インキSCHD。TOPPANグループ。缶用塗料、高感度UVインキなどで国内高シェア。液晶ディスプレイカラーフィルター用材料は中国などで拡販進む。 記:2024/08/26
5108 東証プライム
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時価総額 3,833,986百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
5201 東証プライム
4,650
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時価総額 1,011,073百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
7267 東証プライム
1,333
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自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
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1,631
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時価総額 3,204,240百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7733 東証プライム
2,450
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時価総額 2,885,365百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
9828 東証スタンダード
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回転寿司大手。廻らない回転寿司「魚べい」を中心に、準低価格の「元気寿司」、中級価格の「千両」などを展開。国内185店舗、海外241店舗を展開。外食需要の改善、インバウンドなどにより堅調。食材や人件費が重し。 記:2024/08/30