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前場に注目すべき3つのポイント~東エレクなどハイテク株の底堅さを見極めたいところ~

2022/8/5 8:46 FISCO
*08:46JST 前場に注目すべき3つのポイント~東エレクなどハイテク株の底堅さを見極めたいところ~ 5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:東エレクなどハイテク株の底堅さを見極めたいところ ■日本製鉄、1Q営業利益 32.2%増 3388億円 ■前場の注目材料:旭化成、3割超軽量化のEV用新部材、ガラス繊維織物とエンプラ複合 ■東エレクなどハイテク株の底堅さを見極めたいところ 5日の日本株市場は、やや売り先行で始まるものの、底堅さは意識されそうだ。4日の米国市場ではNYダウが85ドル安だった。新規失業保険申請件数の増加で雇用減速を警戒した売りが先行したほか、ペロシ下院議長の台湾訪問を受け、軍事演習中の中国が試射したミサイルが台湾上空通過の可能性が高いとの報道を受け、地政学的リスクを警戒した売りも見られた。一方で、金利低下を受けてハイテク株が買われており、ナスダックは上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の27870円。円相場は1ドル132円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売りが先行することになろう。また、防衛省は、中国が弾道ミサイルを発射し、このうち5発は日本のEEZ(排他的経済水域)の内側に設定されている中国の訓練海域に落下したとみられると発表した。これを受けてアルゴが発動する可能性もあるため、短期的にはショートの動きが強まる可能性は警戒しておきたいところ。 また、米国の新規失業保険申請件数の増加を受けて、週末に発表される7月の雇用統計を見極めたいとする模様眺めムードも高まりやすいだろう。一方で、ナスダックが上昇するなど、米国ではハイテク株への物色が継続している。東京市場においても、この流れを引き継ぐ動きが意識されやすい。特に東エレク<8035>は来週の決算を前にショートカバーの動きとなれば、日経平均を下支える格好にもなりやすく、下値の堅さを意識されてくる可能性はある。 地政学リスクを警戒した動きから円相場は1ドル132円台と円高に振れて推移しているが、ペロシ氏の台湾訪問の可能性が伝わった時も同様の動きを見せて株価下落に繋がっていた。ただし、その後の切り返しも速く、売り込まれる局面があれば押し目拾いを意識させそうだ。週末要因から売り方にとっても積極的には仕掛けづらいだろう。 物色としてはハイテク株のほか、決算を手掛かりとした日替わり物色に向かいやすいところであり、昨夕決算を発表したところでは、三井不<8801>、協和キリン<4151>、SANKYO<6417>、フジHD<4676>、昭電工<4004>、キッツ<6498>、ゼリア新薬<4559>、UACJ<5741>、エイベックス<7860>、加賀電子<8154>などの動向が注目されそうだ。 ■日本製鉄、1Q営業利益 32.2%増 3388億円 日本製鉄<5401>が発表した1Q業績は、売上収益が前年同期比27.7%増の1兆9191.81億円、営業利益は同32.2%増の3388.73億円だった。コンセンサス(1530億円程度)を上回った。未定としていた通期予想については、売上収益が前期比17.5%増の8兆円、純利益は同5.9%減の6000億円を見込んでいる。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27932.20、+190.30) ・ナスダック総合指数は上昇(12720.58、+52.42) ・SOX指数は上昇(3081.41、+27.94) ・VIX指数は低下(21.44、-0.51) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を長期化 ・旭化成<3407>3割超軽量化のEV用新部材、ガラス繊維織物とエンプラ複合 ・ミネベアミツミ<6479>ホンダ子会社買収、車部品競争力磨く ・関西電力<9503>新生銀グループにローン事業など売却 ・タカラバイオ<4974>「サル痘」1時間検出、PCR検査用試薬投入 ・住友商事<8053>航空機中古部品を拡大、米社に資本参加 ・双日<2768>双日など、東北でタマネギ生産拡大、研究開発拠点設立 ・トヨタ<7203>調達網維持全力、生産計画据え置き ・豊田合成<7282>AIベンチャーのGlobal Walkersに出資、乗員状態検知など共同開発 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 6月家計支出(前年比予想:+1.5%、5月:-0.5%) ・08:30 6月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+1.9%、5月:+1.0%) <海外> ・特になし 《ST》
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ニチメン、日商岩井の経営統合で誕生した総合商社。金属・資源・リサイクルが主力。インフラ・ヘルスケア、化学、生活産業・アグリビジネス等も。配当性向30%程度目安。エッセンシャルインフラ等が戦略的強化領域。 記:2024/06/13
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昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4151 東証プライム
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時価総額 123,502百万円
潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」など消化器分野に特化した医療用医薬品事業が主力。ヘパリーゼなどのコンシューマーヘルスケア事業等も。海外展開を積極化。今期はアサコール、ディフィクリアの海外売上増を見込む。 記:2024/06/03
1,729
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+29(%)
時価総額 404,923百万円
フジテレビジョンが中核の持株会社。ニッポン放送、ポニーキャニオン、サンケイビルなども傘下に持つ。ドラマ、バラエティー番組で実績。配当性向40%目標。フジテレビジョンでは番組コンテンツの強化等に注力。 記:2024/07/08
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時価総額 124,028百万円
研究用試薬などの試薬事業が主力。宝HD傘下。滋賀県草津市に本社。再生医療等製品関連受託などのCDMO事業、遺伝子医療事業も手掛ける。25.3期は大幅増益計画。再生医療等製品関連受託の増収などを見込む。 記:2024/07/05
5401 東証プライム
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時価総額 2,907,032百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5741 東証プライム
5,390
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時価総額 260,488百万円
古河スカイと住友軽金属工業の経営統合で2013年に誕生。アルミニウム圧延品で国内生産量トップ。東洋製罐等が主要取引先。25.3期は缶材、自動車材等の売上数量増を見込む。28.3期売上高1兆500億円目標。 記:2024/06/28
6417 東証プライム
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時価総額 551,850百万円
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6498 東証プライム
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国内最大手の総合バルブメーカー。ステンレス鋼製バルブで国内高シェア。「KITZ」ブランドを展開。バルブのラインナップ数は9万種類超。流体制御技術が強み。販売会社設立でインド市場向け販売力の強化を図る。 記:2024/08/10
7203 東証プライム
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時価総額 314,696百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。エアバッグ等のセーフティシステム製品、ラジエータグリル等の内外装部品が主力。樹脂ターボダクト等も。トヨタグループ向け売上比率は6割超。米国で自動車用内外装部品の生産能力を増強。 記:2024/09/03
7860 東証プライム
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ライヴ・コンサートの制作、音楽コンテンツの企画・制作等を手掛ける音楽事業が主力。アニメ・実写映像作品の企画・制作なども。所属アーティストにAAAなど。オリジナルIP、フェス・イベントの開発などに注力。 記:2024/08/30
8035 東証プライム
23,310
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時価総額 10,993,765百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8053 東証プライム
3,208
11/29 15:30
-13(%)
時価総額 3,885,206百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
8154 東証プライム
2,621
11/29 15:30
-32(%)
時価総額 150,456百万円
独立系のエレクトロニクス総合商社。半導体、一般電子部品等の製造・販売を行う電子部品事業が柱。パソコン販売やCG映像制作なども。25.3期は増収計画。電子部品事業、ソフトウェア事業中心に売上増を見込む。 記:2024/07/01
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時価総額 3,525,901百万円
大手総合デベロッパー。オフィスビル、商業施設等の賃貸が主力。連結子会社に三井不動産レジデンシャル、三井不動産リアルティ、東京ドームなど。データセンター事業の強化図る。27.3期純利益2700億円以上目標。 記:2024/08/30
9503 東証プライム
1,925.5
11/29 15:30
+17.5(%)
時価総額 1,807,530百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17