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注目銘柄ダイジェスト(前場):ZHD、SUBARU、免疫生物研究所など

2022/8/4 12:03 FISCO
*12:03JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ZHD、SUBARU、免疫生物研究所など 太陽誘電<6976>:4460円(-240円) 大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は131億円で前年同期比13.2%減となり、市場予想を20億円程度下回っている。ロックダウンの影響が大きく、中国スマホやPC向けなどが減速のもよう。業績予想は修正していないが、第2四半期は前提為替レートを134円としていることで、上半期は実質下方修正とも受け止められている。今後は自動車市場の回復なども見込まれるが、下振れ懸念は先行へ。 SUBARU<7270>:2359円(+159.5円) 大幅反発。前日の場中に第1四半期決算を発表、営業利益は370億円で前年同期比25.2%増、市場予想を100億円程度下回ったことから、その後は売り優勢の展開となっていた。本日は一転して買いが優勢、第1四半期には未実現利益や品質保証引当金などの特殊要因が発生していることが明らかになり、実質的には想定を上振れる水準であったと評価されているもよう。米国では需要の減速感も見られていないとしている。 JFE<5411>:1411円(-63円) 大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、税引前利益は1134億円で前年同期比32.7%増益となり、市場予想を300億円程度上回っている。鋼材価格上振れによる鉄鋼部門の好調が背景。一方、通期予想を公表しているが、税引前利益は2200億円で前期比43.4%減としている。コンセンサス並みの水準だが、業績ピークアウトがあらためて意識される形のようだ。なお、上半期末配当金は前期比20円減配の40円としている。 オリックス<8591>:2232.5円(-109.5円) 大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、純利益は619億円で前年同期比5.1%減となった。通期予想は非公表であるが、通期市場コンセンサスは3150億円程度とみられ、やや低調スタートと捉えられているもよう。売却益の計上が低水準であったほか、米国不動産やオリックス生命事業が伸び悩んでいるもよう。生命保険に関しては、足元でのコロナ感染再拡大の影響なども警戒される格好に。 ZHD<4689>:440.9円(-54.2円) 大幅反落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は497億円で前年同期比3.2%減益、ほぼ市場想定線上での着地とみられる。メディア事業、コマース事業などが順調も、先行投資負担などが収益抑制要因に。決算数値には大きなインパクトもない印象だが、Yahoo!ショッピング、LINE、PayPay間でのID連携が2023年以降になるとされていることを、ネガティブに受け止める動きが優勢のもよう。 免疫生物研究所<4570>:434円(+23円) 一時ストップ高。体外診断用医薬品として承認されているCTP ELISA「コスミック」が外リンパ瘻を疑う患者に対する診断補助を目的として保険収載(保険点数460点)されたと発表している。外リンパ瘻を診断するための世界初のバイオマーカー「CTP(cochlintomo-protein)」をターゲットとする体外診断用医薬品。外リンパ瘻の疑いのある患者に対してCTP ELISAを用いることで、正確な診断が可能になることが期待されるとしている。 3Dマトリクス<7777>:310円(0円) もみ合い。米Tulane大学とワクチンデリバリーを対象とした共同研究を開始すると発表している。各種ワクチンによる防御免疫反応を高め、強力なアジュバント(主剤の効果向上や補助を目的として併用される物質)の反応性を排除することで、効率的かつ安全なワクチンデリバリーシステムを開発することが目的。同じレベルの免疫を獲得するために必要なワクチンの接種回数を減らすことができる可能性があるという。 FRONTEO<2158>:988円(+2円) 3日ぶり反発。経済安全保障対策ネットワーク解析システム「Seizu Analysis」の株主支配ネットワーク解析ソリューションで、支配力の強さを評価する指標の計算方法「Power Index」が特許庁から特許査定通知を受領したと発表している。指定された企業に対する懸念組織による持ち株の支配力の度合いを間接持ち株比率に補正した値として評価することができるほか、懸念組織が影響力を及ぼす経路を示すことができるという。 《ST》
関連銘柄 8件
2158 東証グロース
600
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 23,614百万円
eディスカバリサービスなどのリーガルテックAI事業が主力。不正検知システム「KIBIT Eye」などを手掛けるAIソリューション事業も展開。塩野義製薬と業務提携。リーガルテックAI事業は受注数が着実増。 記:2024/10/13
4570 東証グロース
500
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 4,658百万円
診断試薬サービスや検査サービス、TGカイコサービスを手掛ける抗体関連事業が主力。化粧品原料の化粧品関連事業も。診断試薬サービスは国内外の代理店との関係強化を図る。体外診断用医薬品領域の製品化進める。 記:2024/06/28
4689 東証プライム
415
11/22 15:30
-3.4(%)
時価総額 2,967,084百万円
ヤフー、LINEなどの再編で2023年に誕生。グループ会社にアスクル、出前館、PayPay、ZOZOなど。LYPプレミアムは有料会員の拡大図る。「LINE Pay」は25年4月末に国内サービスを終了予定。 記:2024/06/28
5411 東証プライム
1,757
11/22 15:30
+7.5(%)
時価総額 1,123,493百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
6976 東証プライム
2,149
11/22 15:30
-60.5(%)
時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
7270 東証プライム
2,450.5
11/22 15:30
+8.5(%)
時価総額 1,847,437百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
111
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 10,727百万円
自己組織化ペプチド技術を用いた医療製品を開発する。外科領域、組織再生領域、ドラッグ・デリバリー・システム領域で事業展開。消化器内視鏡領域の止血材は欧米で好調。欧州で次世代止血材の製造販売承認申請。疑義注記。 記:2024/09/19
8591 東証プライム
3,303
11/22 15:30
-11(%)
時価総額 4,013,016百万円
大手金融サービス。自動車やICT関連機器等のリース・レンタル、不動産開発・賃貸管理、企業投資、環境エネルギー、生命保険、銀行など多角的に事業展開。輸送機器、不動産運営、コンセッションは回復傾向続く。 記:2024/07/07