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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は28000円回復、出遅れていた中小型株を見直す動きも意識されてくる~

2022/7/28 8:45 FISCO
*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は28000円回復、出遅れていた中小型株を見直す動きも意識されてくる~ 28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日経平均は28000円回復、出遅れていた中小型株を見直す動きも意識されてくる ■ファナック、23/3上方修正 営業利益1984億円←1973億円、コンセンサス届かず ■前場の注目材料:日本精工、ASEAN域内に軸受新工場、200億円投じ小型モーター向け ■日経平均は28000円回復、出遅れていた中小型株を見直す動きも意識されてくる 28日の日本株市場は、米株高の流れを受けて買い優勢の相場展開が見込まれる。27日の米国市場でNYダウは436ドル高だった。主要ハイテク企業の決算で、見通しが警戒されたほど悪化せず、投資家心理が改善した。また、上院が520億ドル(約7兆1400億円)規模の半導体産業支援法案を可決し、半導体不足問題の解決が今後の増益に繋がるとの期待にハイテク株にさらなる買いが広がり一段と相場を押し上げた。 その後、連邦準備理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り高インフレ対処で2会合連続で政策金利0.75%の追加利上げを決定。パウエルFRB議長は消費や雇用の減速を認識、今後の利上げのペースを巡り慎重な姿勢を示したため引けにかけて一段高となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の28020円。円相場は1ドル136円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。ハイテク主導の上昇でナスダックの上昇率は4%を超えており、これを受けて指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均を押し上げる格好になりそうだ。節目の28000円を捉えてくることから、いったんは達成感も意識されやすいだろうが、27800円辺りに位置する52週線を明確に上放れてくることから、ショートカバーの動きが強まりやすいほか、押し目狙いの買い方についても下値を切り上げてくる可能性がある。 もっとも、FOMC通過により、市場の関心は決算発表に集中することになる。米国ではアルファベット、マイクロソフトの決算評価が見られたが、27日取引終了後の時間外取引ではメタ・プラットフォームズが予想を下回る決算を受けて弱い動きを見せている。グローベックスの米株先物は小安く推移していることもあり、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすい需給状況になりそうである。 とはいえ、日経平均は28000円を回復してくることにより、6月の急落前につけた戻り高値28389.75円が意識されてくるため、押し目待ちの買い意欲は強そうだ。VIX指数は23.24に低下していることもリスクオンに向かわせやすいだろう。物色としては決算を手掛かりとした個別対応になるだろうが、マザーズ指数は75日線を上回ってのもち合いを継続するなか、25日線の切り上がりによりゴールデンクロスが接近している。ナスダックの強い動きもあるなか、出遅れていた中小型株を見直す動きも意識されてくるだろう。 ■ファナック、23/3上方修正 営業利益1984億円←1973億円、コンセンサス届かず ファナック<6954>は2023年3月期業績予想の修正を発表。売上高は8255億円から8257億円、営業利益を1973億円から1984億円に上方修正した。コンセンサス(2130億円程度)には届かなかった。4-6月期の受注高は直前の1-3月期に比べ4%増の2340億円だった。中国は11%減の624億円となったものの、FAやロボットの受注増などから欧州は17%増、米州は19%増となった。アジアもインドでFAの受注が伸びた。 ■前場の注目材料 ・日経平均上昇(27715.75、+60.54) ・NYダウは上昇(32197.59、+436.05) ・ナスダック総合指数は上昇(12032.42、+469.85) ・シカゴ日経先物は上昇(28020、大阪比+260) ・SOX指数は上昇(2911.00、+132.04) ・VIX指数は低下(23.24、-1.45) ・米原油先物は上昇(97.26、+2.28) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を長期化 ・日本精工<6471>ASEAN域内に軸受新工場、200億円投じ小型モーター向け ・三菱重<7011>航空機子会社、スペイン社とMRO契約、欧で事業基盤整備 ・バルカー<7995>地方11拠点廃止、リモートワーク原則化 ・リケン<6462>リケン・日ピス統合、来年めど共同持ち株会社 ・ソフトバンク<9434>10月にペイペイ子会社化、ヤフー親会社と連携 ・東ソー<4042>南陽事業所にバイオマス発電所、400億円投資 ・SCREEN<7735>滋賀に半導体製造装置の新棟、生産・保守強化に160億円投資 ・大日印<7912>PwCコンサルとメタバースで協業、運用まで一貫支援 ・図研<6947>3カ年中計策定、24年度売上高400億円、DX提案で攻勢 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪・6月小売売上高(前月比予想:+0.5%、5月:+0.9%) 《ST》
関連銘柄 10件
4042 東証プライム
2,175
4/26 15:00
+25(%)
時価総額 707,051百万円
総合化学大手。塩ビやウレタン原料に強み。排ガス浄化触媒やジルコニアなどの高機能品を強化。24.3期3Q累計は石化や塩ビの需要が冴えず。ただ原材料安に伴う交易条件の改善で営業増益に。営業外の為替差益は縮小。 記:2024/02/14
6462 東証プライム
3,720
9/27 15:00
+20(%)
時価総額 39,611百万円
自動車、産業機械向け部品メーカー。ピストンリングで国内トップ。船舶・産業機器装置部品、航空宇宙産業機器用部品も展開。自動車生産台数の回復等が売上寄与。営業外収益は増加。24.3期1Qは2桁経常増益。 記:2023/09/17
6471 東証プライム
851.8
4/26 15:00
-12.9(%)
時価総額 469,570百万円
国内最大のベアリングメーカー。産業機械軸受と精密位置決め用部品を手掛ける。自動車軸受や自動車部品等も。24.3期3Qは増収。自動車事業が売上下支え。自動車生産台数の増加で日本、米州などで売上が増加。 記:2024/02/26
6947 東証プライム
4,020
4/26 15:00
+45(%)
時価総額 93,533百万円
プリント基板設計用CAD/CAMシステムで国内首位。ワイヤハーネス設計用にも強み。ワイヤハーネスの設計システム「E3.series」は国内等で販売好調。営業外収益増。24.3期3Qは2桁経常増益。 記:2024/04/08
6954 東証プライム
4,528
4/26 15:00
+73(%)
時価総額 4,571,229百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7011 東証プライム
1,345.5
4/26 15:00
+17.5(%)
時価総額 4,539,243百万円
国内最大の総合重機械メーカー。火力発電プラントで世界トップクラス。造船事業や米ボーイング向け機体製造等も。エナジー部門は受注好調。原子力発電システムの受注増などが寄与。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/04/08
16,220
4/26 15:00
-10(%)
時価総額 1,647,790百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24
7912 東証プライム
4,555
4/26 15:00
+62(%)
時価総額 1,445,028百万円
大手印刷会社。印刷や加工技術を基に、出版やイメージング、マーケティング、セキュリティ、パッケージ、高機能材などを展開。UBEと合弁会社設立し、材料分析分野での協業を推進。注力事業好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/10
7995 東証プライム
4,355
4/26 15:00
+40(%)
時価総額 81,391百万円
工業用シール製品を製造・販売。フッ素樹脂製品やシリコンウエハ再生も。24.3期3Q累計は好採算の半導体装置向けシール製品が冴えず。来年1月稼働を目指してフッ素樹脂製特殊タンク製品の新工場を愛知県に建設へ。 記:2024/03/10
9434 東証プライム
1,878.5
4/26 15:00
+29(%)
時価総額 8,992,652百万円
大手キャリア。個人向けのモバイル通信やブロードバンド、法人向け通信ソリューション、プロダクト等の販売、ファイナンスを行う。今期3Q累計は増収も、ペイペイの子会社化に伴う差益の剥落等が利益に影響した。 記:2024/03/04