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前場に注目すべき3つのポイント~強いトレンドは期待しづらいものの、全体としては底堅さが意識される~

2022/7/26 8:36 FISCO
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~強いトレンドは期待しづらいものの、全体としては底堅さが意識される~ 26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:強いトレンドは期待しづらいものの、全体としては底堅さが意識される ■キヤノンMJ、2Q営業利益 35.2%増 278億円、通期上方修正 ■前場の注目材料:古河電工、ワイヤハーネス前工程の工数9割減、世界拠点に展開 ■強いトレンドは期待しづらいものの、全体としては底堅さが意識される 26日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が見込まれるものの、底堅さは意識されそうだ。25日の米国市場でNYダウは90ドル高となった一方で、ナスダックは下落。6月シカゴ連銀全米活動指数や7月ダラス連銀製造業活動指数が予想を下回り2カ月連続のマイナスに落ち込んだため景気後退懸念から売りが先行した。その後は連邦準備制度理事会(FRB)が今週開催を予定している連邦公開市場委員会(FOMC)を控えるなか、売り買いが交錯していた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の27755円。円相場は1ドル136円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや小じっかりで始まりそうである。米国では原油先物相場の上昇を受けてエネルギー株が買われたほか、FRBによる急激な利上げへの警戒は後退しており、消費関連の一角なども買われた。一方で、アップルなど大型テック株の決算を控えているほか、長期金利の上昇を背景にハイテク株は利食い優勢だった。東京市場においてもこの流れを引き継ぐ格好から、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などは利食い優勢となり、日経平均の重荷になりそうだ。 もっとも昨日の日経225先物は27630円での底堅さが目立っていたが、ナイトセッションでも同様の動きを見せていたことから、下値の堅さは意識されそうである。日経平均は足元で切り上がる5日線を支持線としたリバウンドを継続しており、同線が位置する27611円辺りでの底堅さが見られる可能性はありそうだ。また、VIX指数は小幅に反発したものの、6月の直近安値水準は下回っているため、リスク選好の状態は継続。米国の大型テック株の決算のほか、国内においても指数インパクトの大きい値がさ株の決算を控えているため強いトレンドは期待しづらいものの、全体としては底堅さが意識されそうである。 物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別対応になりそうだが、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が急増するなか、感染症対策などに関連したテーマ株などの循環物色に向かわせよう。また、昨日のマザーズ指数は2%近い下落で700を下回ってきたが、5日線水準で下げ渋りを見せているほか、75日線を上回っての推移を継続している。75日線に接近する局面がみられるようであれば、中小型株についてはその後のリバウンドを想定した押し目狙いの動きに向かわせよう。 ■キヤノンMJ、2Q営業利益 35.2%増 278億円、通期上方修正 キヤノンMJ<8060>が発表した第2四半期業績は、営業利益が前年同期比35.2%増の278.32億円だった。あわせて期中2度目の通期業績予想の修正を発表しており、営業利益を415億円から460億円に上方修正した。顧客のセキュリティ意識の高まりを背景に、法人向けITサービスの販売が好調に推移。コンセンサス(430億円程度)を上回る。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(31990.04、+90.75) ・シカゴ日経先物は上昇(27755、大阪比+55) ・1ドル=136.60-70円 ・米原油先物は上昇(96.70、+2.00) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を長期化 ・古河電工<5801>ワイヤハーネス前工程の工数9割減、世界拠点に展開 ・トヨタ<7203>下期の価格改定要請見送り、仕入れ先の安定化優先 ・ダイキン<6367>メキシコに新工場、250億円投資、住宅用エアコン年150万台 ・NOK<7240>ベトナムに新棟、熊本「Oリング」製造を一部移管 ・トヨタ紡織<3116>愛知・豊田に物流中継拠点、車部品輸送を効率化 ・豊田合成<7282>スマートファクトリー本稼働、宮城大衡工場、リードタイム3分の ・キヤノン<7751>露光装置の生産効率2割向上、宇都宮事業所で推進 ・三菱電機<6503>車機器販売2社統合、意思決定を迅速化 ・NEC<6701>NECと高専機構、サイバー対策技術者を育成 ・ADEKA<4401>韓で半導体材料増産、DRAM向け ・アステラス製薬<4503>米西海岸に拠点開設、細胞医療など研究開発 ・昭和電工<4004>低濃度CO2回収技術開発、日本製鉄と共同 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(6月16-17日分) ・7月政府月例経済報告 <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 13件
3116 東証プライム
2,414.5
4/19 15:00
-48.5(%)
時価総額 453,120百万円
トヨタ系の自動車部品メーカー。シートやドアトリムなど世界有数の内装システムサプライヤー。航空機シートも。自動車生産台数の増加等で日本は黒字転換。車種構成の変化等で中国は堅調。24.3期3Qは収益伸長。 記:2024/04/09
3,732
4/19 15:00
-144(%)
時価総額 690,051百万円
大手化学メーカー。黒鉛電極、石油化学、電子材料向け高純度ガス、ハードディスクメディアなどを手掛け、半導体材料や電炉向け高品質大口径黒鉛電極で高シェア。データセンター向け需要低迷の影響で、3Q累計は足踏み。 記:2023/12/27
4401 東証プライム
3,141
4/19 15:00
-78(%)
時価総額 325,935百万円
柱の化学品は半導体向け高誘電材料や自動車向け樹脂・潤滑油添加剤に強み。業務用食油も。24.3期3Q累計は後発薬の影響で傘下の日本農薬が足踏み。だが自動車関連が好調で増益に。通期営業最高益・連続増配を計画。 記:2024/03/12
4503 東証プライム
1,480.5
4/19 15:00
+15(%)
時価総額 2,717,979百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
5801 東証プライム
3,348
4/19 15:00
-99(%)
時価総額 236,593百万円
国内電線大手。光ファイバ・ケーブルで世界トップ。リチウムイオン電池材料やHDD用アルミ基板でも世界首位級。地中埋設管「エフレックス」を100%再生材化。情報通信ソリューションが伸び悩み、3Q累計は足踏み。 記:2024/03/29
6367 東証プライム
19,215
4/19 15:00
-290(%)
時価総額 5,632,186百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6503 東証プライム
2,458
4/19 15:00
-35.5(%)
時価総額 5,277,823百万円
総合電機大手。FA機器や自動車機器、昇降機、パワー半導体に強み。鉄道車両機器なども。24.3期3Q累計はFA機器が低調。だが自動車機器やインフラ関連が好調で増収増益に。4Qにルネサス株売却特益を計上予定。 記:2024/04/12
6701 東証プライム
10,780
4/19 15:00
-175(%)
時価総額 2,941,323百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
7203 東証プライム
3,522
4/19 15:00
-80(%)
時価総額 57,461,384百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7240 東証プライム
2,090
4/19 15:00
-34.5(%)
時価総額 361,861百万円
オイルシールメーカー。国内全自動車メーカーが同社製品を採用し、オイルシールの国内シェアは70%。世界でもトップシェア。フレキシブルプリント基板でも世界首位。シール事業の好調で、3Q累計は増収・営業増益。 記:2024/03/22
7282 東証プライム
3,174
4/19 15:00
-81(%)
時価総額 412,845百万円
合成樹脂やゴム製品が主力のトヨタ系自動車部品メーカー。内外装部品やセーフティシステムなどを展開。顧客の生産台数増加などで日本は大幅増益。欧州・アフリカは増版効果などで黒字転換。24.3期3Qは収益伸長。 記:2024/04/08
7751 東証プライム
4,351
4/19 15:00
-35(%)
時価総額 5,803,203百万円
カメラ、複合機大手。レーザープリンターやデジカメで世界首位。光学技術に強み。レンズ交換式デジタルカメラはミラーレスカメラの新製品中心に堅調。ネットワークカメラ等も需要増。23.12期3Qは増収増益。 記:2024/01/16
4,201
4/19 15:00
-55(%)
時価総額 550,667百万円
国内でキヤノン製品を販売。SIや保守・運用などのITサービスに力注ぐ。24.12期はオフィス複合機や半導体関連装置の増販を想定。企業向けSIも伸長する見込み。前期買収の旧TCSも上乗せ。連続最高益を計画。 記:2024/03/10