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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は節目の27000円を意識したリバウンドが期待されてくる~

2022/6/27 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は節目の27000円を意識したリバウンドが期待されてくる~ 27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日経平均は節目の27000円を意識したリバウンドが期待されてくる ■TDK、22/3営業利益 49.2%増 1667億円、23/3予想 10.9%増 1850億円 ■前場の注目材料:ダイヘン、溶接内欠陥を非接触で自動検出、EV薄板対応システム開発 ■日経平均は節目の27000円を意識したリバウンドが期待されてくる 27日の日本株市場は、買い先行で始まることになりそうだが、その後はこう着感の強い相場展開が見込まれる。24日の米国市場はNYダウが823ドル高だった。セントルイス連銀のブラード総裁は成長拡大が始まったばかりとし、景気後退の可能性を否定したため好感された。また、6月ミシガン大消費者信頼感指数確定値の長期期待インフレ率が14年ぶり高水準から下方修正され、インフレがピークに達した兆候が示されたため投資家心理が一段と改善。連邦準備理事会(FRB)のストレステストの結果を受けて金融セクターに買戻しが広がり、一段高となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比390円高の26870円。円相場は1ドル135円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。日経225先物はナイトセッションで75日線を突破し25日線に迫ってきたことから、節目の27000円を意識したリバウンドが期待されてくるだろう。ただし、米国ではナスダックが25日線を突破し、NYダウ、S&P500は25日線に接近してきたなか、リバウンドの動きが本格化するのを見極めたいところでもある。ミシガン大消費者信頼感指数確定値で期待インフレ率が下方修正されたことから利上げ加速への懸念が和らぐ格好となったが、今週予定されている個人消費支出(PCEデフレーター)で同様の動きを見せてくるかが注目される。そのため、30日の発表までは積極的にはポジションを傾けづらいところである。 日経平均については先物にサヤ寄せする格好からギャップアップで75日線水準を捉えてくる動きとなろうが、ショートカバーの動きが一巡した後は、次第にこう着感が強まりやすいと見られる。もっとも、いったんは自律反発による達成感が意識されやすい水準まで回復してきたことから調整は想定内であり、反対に押し目狙いの動きに向かわせそうである。直近の急落で海外勢は保有株の解消を一気に進めたと見られていたが、6月3週(6月13日-6月17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物合算で1兆7156億円売り越しており、直近3週間の買い越し額を上回る売り越しだった。日経平均がリバウンド基調を強めるなか、改めて日米金利差を狙った海外勢による資金流入が意識されてくる可能性はありそうだ。 物色としてはインデックス主導となるなかで、ファーストリテ<9983>や東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引する格好になりそうだ。また、マザーズ指数は先週末の5%を超える上昇で25日線を突破してきており、700ポイント辺りに位置している75日線を窺うトレンド形成が意識されやすい。そのため、中小型株への一角にも個人主体の資金は向かいやすいだろう。 ■TDK、22/3営業利益 49.2%増 1667億円、23/3予想 10.9%増 1850億円 TDK<6762>の2022年3月期業績は営業利益が前期49.2%増の1667.75億円だった。期中平均為替レートは、112円33銭及び130円53銭と前期に比べ対米ドルで5.9%の円安、対ユーロで5.5%の円安となった。23年3月期業績は、売上収益が前期比15.7%増の2兆2000億円、営業利益が同10.9%増の1850億円を計画。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(26491.97、+320.72) ・NYダウは上昇(31500.68、+823.32) ・ナスダック総合指数は上昇(11607.62、+375.43) ・シカゴ日経先物は上昇(26870、大阪比+390) ・1ドル=135.10-20円 ・SOX指数は上昇(2718.47、+115.73) ・VIX指数は低下(27.23、-1.82) ・米原油先物は上昇(107.62、+3.35) ・米国景気は拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・ダイヘン<6622>溶接内欠陥を非接触で自動検出、EV薄板対応システム開発 ・浜松ホトニクス<6965>デンマーク社を295億円で買収、レーザー事業拡大 ・トヨタ<7203>スズキの新型SUVをインドで生産、年20万台 ・トヨタ<7203>車整備用中古設備の売買仲介、マッチングサービス「メカコミ」 ・ブリヂストン<5108>国内市販用タイヤを9月再値上げ、原油高騰影響 ・三菱重<7011>米水電解装置のエレクトリック・ハイドロジェンに出資 ・双葉電子<6986>産業用ドローン拡販、自社ブランド品導入 ・パナHD<6752>次世代パワー半導体向け接合材料開発 ・ステラファーマ<4888>住重と、中国にBNCT治療導入、海外展開の第一歩 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 中・5月工業企業利益(4月:前年比-8.5%) 《ST》
関連銘柄 11件
4888 東証グロース
494
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 16,813百万円
がんの治療法であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)に用いるホウ素薬剤の開発、製造・販売等を行う。ステラケミファの持分法適用関連会社。27.3期売上高16.5億円目標。BNCTの認知度向上等に取り組む。 記:2024/08/06
5108 東証プライム
5,395
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 3,850,401百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
6622 東証プライム
7,090
11/22 15:30
+160(%)
時価総額 181,525百万円
変圧器等の電力機器、産業用ロボット、自動搬送台車、高周波電源等を手掛ける。アーク溶接ロボットで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。EV充電システム等は販売順調。27.3期売上高2500億円以上目標。 記:2024/06/15
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6965 東証プライム
1,816
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 599,585百万円
光電子増倍管などの電子管事業、光半導体素子などの光半導体事業が柱。光電子増倍管は世界トップシェア。小惑星探査機「はやぶさ」などで納入実績。海外売上高比率は70%超。学術向け光電子増倍管は売上順調。 記:2024/07/07
6986 東証プライム
469
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 19,898百万円
タッチセンサーや産業用ラジコン機器などの電子デバイス関連、金型用器材などの生産器材を手掛ける。ホビーラジコンのプロポで世界シェアトップクラス。ドローン関連製品は実証実験、サービス事業への領域拡大図る。 記:2024/06/29
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25