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前場に注目すべき3つのポイント~押し目買いのスタンスとし、目先的には27500円からの上放れを想定~

2022/6/2 8:50 FISCO
*08:50JST 前場に注目すべき3つのポイント~押し目買いのスタンスとし、目先的には27500円からの上放れを想定~ 2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:押し目買いのスタンスとし、目先的には27500円からの上放れを想定 ■伊藤園、23/4予想 営業利益6.4%増 200億円、コンセンサス届かず ■前場の注目材料:クレディセゾン、インパクト投資1000億円、25年度40倍に ■押し目買いのスタンスとし、目先的には27500円からの上放れを想定 2日の日本株市場は、利食い優勢のなか底堅い相場展開が見込まれる。1日の米国市場は176ドル安だった。朝方は前日引け後に市場予想を上回る四半期決算を発表したセールスフォースが大幅高となり相場を押し上げ、また他のハイテク株にも買いが波及する場面が見られた。ただし、その後は5月ISM製造業景況指数が予想外の上昇となったことで長期金利が上昇。さらに原油価格が再び上昇したことで連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げへの警戒感が再び意識され下げに転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の27430円。円相場は1ドル130円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の展開から始まることになりそうだ。ただし、米国市場は続落ながら主要な株価指数は25日線水準で下げ渋る動きも見られており、インフレ懸念や金融引き締めへの警戒は織り込まれてきたであろう。週末には米雇用統計の発表を控えていることから神経質にさせてくる可能性はあるものの、VIX指数は低下してきているなか、押し目狙いの動きに向かわせよう。 また、日経平均は27500円水準では強弱感が対立するものの、4月の戻り高値である27580円水準を射程に入れており、これを突破してくると次のターゲットは3月高値の28338円となる。足元でセンチメントは改善傾向にあるなか、積極的にショートを仕掛けてくる動きは考えづらいほか、来週にはメジャーSQを控えているため、先物市場においても次第にロールオーバーの動きが中心となってくる。徐々にレンジを切り上げていることもあり、ヘッジ対応の動きが指数を押し上げてくる可能性はありそうだ。 そのため、弱含みの局面では押し目買いのスタンスとし、目先的には27500円からの上放れを想定しておきたいところであろう。物色については長期金利の上昇が嫌気されハイテク株などは手掛けづらくなりそうだが、為替市場では1ドル130円台での推移を見せていることもあり、昨日同様、トヨタ<7203>など輸出関連や金融株などへ短期的な値幅取り狙いの動きを見せてきそうだ。 また、マザーズ指数はボトム圏からのもち合いが継続していたが、足元で25日線を突破してきた。メルカリ<4385>のインパクトが大きかったと見られるが、プライム移行で今後指数から除外されるため、その他の指数寄与度の大きい時価総額上位の銘柄などは思惑的な動きを見せてくる可能性はあるだろう。 ■伊藤園、23/4予想 営業利益6.4%増 200億円、コンセンサス届かず 2023年4月期業績は、売上高が前期比4.3%増の4180億円、営業利益は同6.4%増の200億円を計画。コンセンサス(226億円程度)には届かず。茶系飲料やコーヒー飲料、炭酸飲料の売り上げが伸びる。原材料や資源価格の高騰は減益要因となるが、容器や製品の構成を見直すことも増益に貢献するようだ。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27457.89、+178.09) ・1ドル=130.00-10円 ・VIX指数は低下(25.69、-0.50) ・米原油先物は上昇(115.26、+0.59) ・米国景気の拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・クレディセゾン<8253>インパクト投資1000億円、25年度40倍に ・デンソー<6902>半導体在庫を一元管理、年内にシステム導入 ・関西ペイント<4613>アフリカ事業を580億円で売却、来年めどオランダ・アクゾノーベルに ・KDDI<9433>menuと連携、サブスク会員対象で飲食宅配無料 ・みずほ<8411>みずほ証券を完全子会社化、グループ戦略強化 ・クボタ<6326>米に新工場、180億円投資、農機インプルメント増産 ・堀場製作所<6856>回析格子のフランス生産拠点集約 ・日本電産<6594>インドに新棟建設、100億円投資、電動バイクモーター生産 ・資生堂<4911>世界に挑む、3工場完成、創業150年「体制整う」 ・王子HD<3861>王子製紙、印刷・情報用紙を来月値上げ、他社、早くも“追加”検討 ・旭化成<3407>ハードコート剤開発、ポリカ樹脂窓の耐摩耗性向上 ・住友化学<4005>電池部材とスーパーエンプラに経営資源集中、3年700億円投資 ・東レ<3402>イオン伝導ポリマー、無孔構造で伝導性確保、空気電池の安全性向上 ・富士フイルム<4901>米で第2a相試験開始、進行性固形がん併用療法 ・島津製<7701>日水製薬にTOB、ヘルスケア事業強化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 5月マネタリーベース(4月:前年比+6.6%) ・10:30 安達日銀審議委員あいさつ(午後、会見予定) <海外> ・10:30 豪・4月貿易収支(予想:+90.00億豪ドル、3月:+93.14億豪ドル) 《ST》
関連銘柄 17件
3402 東証プライム
935
11/22 15:30
+13.1(%)
時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
3407 東証プライム
1,091.5
11/22 15:30
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時価総額 1,521,477百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
3861 東証プライム
560.3
11/22 15:30
+5.8(%)
時価総額 568,358百万円
国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。配当性向30%目安。生活産業資材は東南アジア、オセアニアの事業拡大に注力。 記:2024/06/15
4005 東証プライム
373.6
11/22 15:30
-3.7(%)
時価総額 619,137百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4385 東証プライム
2,097.5
11/22 15:30
+29.5(%)
時価総額 344,051百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4613 東証プライム
2,100.5
11/22 15:30
-23(%)
時価総額 392,665百万円
1918年創業の総合塗料メーカー。自動車、自動車補修向けで国内トップシェア。建築用塗料、船舶用塗料、家庭用塗料等も手掛ける。グローバル供給力などが強み。日本は商品ミックスの改善、原価低減などに取り組む。 記:2024/10/11
3,265
11/22 15:30
+43(%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
4911 東証プライム
2,729
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6856 東証プライム
8,276
11/22 15:30
+222(%)
時価総額 349,520百万円
分析計測機器の総合メーカー。エンジン排ガス測定装置で世界トップシェア。大気汚染監視用分析装置、血球計数装置等も手掛ける。京都府京都市に本社。エネルギー・環境等が注力分野。28.12期売上4500億円目標。 記:2024/08/10
6902 東証プライム
2,267.5
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 7,146,661百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7701 東証プライム
4,269
11/22 15:30
-14(%)
時価総額 1,263,923百万円
クロマト分析システムなどの計測機器事業が主力。1875年創業。医用機器、産業機器、航空機器等も。産業用ターボ分子ポンプで世界シェアトップクラス。京都府京都市に本社。リカーリングビジネスの拡大等に注力。 記:2024/10/08
8253 東証プライム
3,680
11/22 15:30
+216(%)
時価総額 682,438百万円
流通系で国内最大のクレジットカード会社。そごう・西武、パルコ等と強い提携関係。信用保証や不動産ビジネスも。ファイナンス事業は堅調。インドなど海外事業拡大へ。新中計では事業利益を27年3月期1000億円へ。 記:2024/08/17
3,835
11/22 15:30
-13(%)
時価総額 9,738,024百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04