マーケット
4/19 14:16
37,112.31
-967.39
37,775.38
+22.07
暗号資産
FISCO BTC Index
4/19 14:36:09
9,579,714
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

外部環境の先行き不透明感を背景にリスク回避の動きが強まる【クロージング】

2022/5/9 16:12 FISCO
*16:12JST 外部環境の先行き不透明感を背景にリスク回避の動きが強まる【クロージング】 9日の日経平均は大幅反落。684.22円安の26319.34円(出来高概算12億6000万株)で取引を終えた。前週末の米国株下落を映して半導体関連や電子部品、機械など輸出関連株など幅広い銘柄が売り優勢となり前場半ばには26400円を割り込んだ。後場は下げ渋る動きが見られたものの、引けにかけて再び売られるなか、一時26309.22円まで下げ幅を拡大させた。また、時間外取引で米国株価指数先物がいずれも大幅に下落していることが投資マインドを悪化させたほか、米長期金利も一時3.15%台まで上昇しただけに、先行き不安心理が増幅している。さらに、ロシアの対ドイツ戦勝記念日に伴い、プーチン大統領の演説が9日にモスクワで予定されていることから、ウクライナ情勢の一段の緊迫化懸念につながり、模様眺めムードが強まっていた。 東証プライムの騰落銘柄は値下がり銘柄が1600に迫り、全体の8割超を占めた。セクターでは、電気ガス、海運、石油石炭の3業種を除く30業種が下落し、鉄鋼、空運、サービス、非鉄金属、卸売、その他製品、機械の下落が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、川崎船<9107>、アルプスアル<6770>、日東電工<6988>、東京ガス<9531>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、ダイキン<6367>が軟調だった。 6日の米国市場は、雇用統計後の長期金利上昇を受けてグロース株中心に弱い動きとなり、主要3株価指数はそろって続落した。この流れを受け、東エレクなど指数寄与度の高い値がさ株を中心に幅広く売りが膨らんだほか、地政学リスクへの警戒感も投資家心理を悪化させ、大引けにかけて下げ幅は700円に迫った。こうしたなか、自社株買いを発表したヤマダHD<9831>がストップ高まで買い進まれたほか、1-3月期の好決算を受けてノジマ<7419>が急伸するなど、決算などを手掛かりとした個別株の一角が賑わった。 引き続き投資家の関心は米国のインフレ動向や米金融当局による政策スタンスの行方と言えよう。今週は11日に消費者物価指数(CPI)、12日に卸売物価指数(PPI)、13日には輸入物価指数と物価統計の発表が相次ぐだけに、インフレ高にピークアウトの兆候がみられるのかが注目されそうだ。また、10日にはアトランタ連銀のボスティック総裁が討論会に出席するなど、複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言機会が予定されており、米長期金利の動向を受けた米株市場の動きも気がかりで、これらを見極めながら値動きの荒い展開が続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 12件
6,105
4/19 14:09
-207(%)
時価総額 10,353,836百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6367 東証プライム
19,175
4/19 14:09
-330(%)
時価総額 5,620,461百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6770 東証プライム
1,246
4/19 14:09
+2.5(%)
時価総額 273,224百万円
電子部品のアルプスとカーナビのアルパインが経営統合して発足。センサ・コミュニケーション事業を成長領域に位置付け。モジュール・システム事業は増収。インフォテインメントの新製品等が貢献。24.3期3Qは増収。 記:2024/02/10
6988 東証プライム
13,800
4/19 14:09
-320(%)
時価総額 2,066,660百万円
包装材料・半導体関連材料・光学フィルム等を製造。液晶用光学フィルム、自動車用表面保護フィルム、偏光板で世界首位。オプトロニクスは伸び悩む。24.3期2Qはインダストリアルテープが増益。自動車材料は需要増。 記:2023/12/11
7419 東証プライム
1,789
4/19 14:09
+5(%)
時価総額 183,514百万円
家電量販店。神奈川県を地盤に、家電専門店「ノジマ」やキャリアショップを展開する。傘下にニフティを持ち、インターネット接続サービスも提供する。今期3Q累計は約3割の増収も、人件費や新規出店の費用が重し。 記:2024/02/29
8035 東証プライム
33,950
4/19 14:09
-2,790(%)
時価総額 16,011,940百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9107 東証プライム
2,059
4/19 14:09
+10(%)
時価総額 1,471,625百万円
海運国内3位。持分法会社にコンテナ船のONE社。ドライバルク船や自動車船・内航海運に実績。倉庫管理や陸上輸送等も。LNG船や電力炭船、大型原油船等は順調に稼働。24.3期3Qはエネルギー資源部門が増収。 記:2024/02/10
9433 東証プライム
4,244
4/19 14:09
+10(%)
時価総額 9,778,940百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9531 東証プライム
3,767
4/19 14:09
-35(%)
時価総額 1,638,174百万円
首都圏を中心に関東1都6県に都市ガスを供給。新電力としては国内最大級の発電能力も有す。水素・アンモニアなどの次世代エネ開発を強化へ。24.3期3Q累計は暖冬の影響などでガス販売量が伸びず。期末増配を予定。 記:2024/02/07
9831 東証プライム
440.7
4/19 14:09
-0.8(%)
時価総額 426,046百万円
家電量販店国内トップ。地域電気店との連携網に強み。M&Aを活用して住宅や環境領域を拡大。デンキ事業は収益堅調。Eコマース、家具・インテリアなどが売上伸ばす。売上原価は減少。24.3期2Qは営業増益。 記:2024/01/06
9983 東証プライム
40,610
4/19 14:09
-340(%)
時価総額 12,922,955百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,622
4/19 14:09
-254(%)
時価総額 13,132,355百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10