マーケット
4/26 15:15
37,934.76
+306.28
38,239.66
+153.86
暗号資産
FISCO BTC Index
4/27 7:10:27
10,111,357
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:マザーズ指数5週連続の下落、厳しい局面続く

2022/5/7 15:36 FISCO
*15:36JST 新興市場見通し:マザーズ指数5週連続の下落、厳しい局面続く ゴールデンウィークの連休前後の新興市場では、日経平均が27000円近辺で踏みとどまる一方、マザーズ指数は下落基調が続いた。週間では5週連続の下落となっており、日次でも5月6日まで4営業日続落した。米国では3〜4日の連邦公開市場委員会(FOMC)と前後してやや反動も見られたとはいえ、根強いインフレ観測とともに金利高・ハイテク株安の流れが続き、日本でもグロース(成長株)色の強い新興株にとっては依然として厳しい環境だった。小型の材料株やIPO銘柄などが物色されたが、主力IT株は全般軟調となった。なお、4月25日から5月6日までの騰落率は、日経平均が-0.4%であったのに対して、マザーズ指数は-4.1%、東証グロース市場指数は-4.0%だった。 個別では、東証グロース市場の時価総額上位銘柄であるメルカリ<4385>が同期間で3.6%安、ビジョナル<4194>が同7.8%安、フリー<4478>が同10.3%安。決算発表のメルカリは流通総額(GMV)の伸び鈍化などがネガティブ視された。売買代金上位でもBASE<4477>やFRONTEO<2158>といったIT株が軟調で、ここまで比較的堅調だった2月上場のエッジテクノロジー<4268>は連休を前に売りがかさんだ。また、有価証券報告書の提出遅延で監理銘柄(確認中)に指定されたアジャイルメディア・ネットワーク<6573>、直近上場のサークレイス<5029>やセカンドサイトアナリティカ<5028>がこの期間の東証グロース市場の下落率上位に顔を出した。一方、時価総額上位ではJTOWER<4485>が同2.0%高と堅調。スマートフォン向けアプリの配信開始が材料視されたAppBank<6177>はこの期間の東証グロース市場の上昇率トップとなり、好決算のアズーム<3496>も大きく買われた。IPOでは、連休前に4社が東証グロースへ新規上場。ライブ配信サービス「ツイキャス」のモイ<5031>が公開価格比+91.9%という初値を付けるなど、全般に堅調な出足だった。 来週の新興市場では、軟調な展開が続くとともに、不安定化する場面も出てくる可能性がある。今週末の米国市場では長期金利の上昇が続き、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は連日で年初来安値を更新。また、米国では5月11日に4月消費者物価指数(CPI)、翌12日に4月卸売物価指数(PPI)の発表が控えており、インフレ観測から米ハイテク株が乱高下すれば日本の新興株にも波及しそうだ。今週末6日の東証グロース市場の売買代金が1000億円あまりと低調だったのも気掛かり。連休明けの一時的なものかもしれないが、円安の恩恵が大きい主力大型株に投資資金が向かい、新興株が敬遠されている印象を受ける。 来週は、5月9日にAppier Group<4180>、11日にMTG<7806>、12日にGMOフィナンシャルゲート<4051>、JTOWER、13日にプラスアルファ・コンサルティング<4071>、フリー、メドレー<4480>、そーせいグループ<4565>、弁護士ドットコム<6027>、ウェルスナビ<7342>などが決算発表を予定している。メルカリなど緒戦の評価はさえなかったが、デジタル化の追い風で好決算が出てくることに期待したい。 IPO関連では、次の新規上場予定は5月31日のトリプルアイズ<5026>となっている。同社は12日に仮条件を決定し、13日からブックビルディング期間に入る。また、新たにANYCOLOR<5032>(6月8日、東証グロース)の上場も発表されている。 《FA》
関連銘柄 21件
2158 東証グロース
644
4/26 15:00
+7(%)
時価総額 25,319百万円
独自開発のAIエンジン「KIBIT」を活用し、eディスカバリ支援やデジタル鑑識等のサービスを提供。塩野義製薬と戦略的業務提携。ライフサイエンスAI分野は増収。特別損失減少。24.3期3Qは最終損益改善。 記:2024/04/16
3496 東証グロース
5,330
4/26 15:00
-50(%)
時価総額 31,985百万円
月極駐車場をオーナーから一括で借り上げて自社運営の月極駐車場検索サイトを通じて転貸。24.9期1Qは月極駐車場の受託台数が順調に増え、賃貸収入拡大。人件費増こなし増収増益に。通期最高業績・連続増配を計画。 記:2024/04/16
7,130
4/26 15:00
+30(%)
時価総額 58,894百万円
GMOグループのキャッシュレス決済サービス会社。端末販売から処理、決済代行までを手掛ける。イニシャル売上は好調。次世代決済端末「stera」が売上貢献。売上総利益率は改善。24.9期1Qは大幅増収増益。 記:2024/02/25
1,983
4/26 15:00
-41(%)
時価総額 79,695百万円
ビッグデータ可視化プラットフォームを開発・運営。タレントパレットなどを手掛ける。HRソリューション部門は好調。タレントパレット事業は顧客数が大幅増。解約率は低位安定。24.9期1Qは2桁増収増益。 記:2024/03/31
1,312
4/26 15:00
+8(%)
時価総額 133,063百万円
マーケティング支援会社。AI搭載マーケティング支援ツールを手掛ける。AIによる顧客行動予測等が強み。米国及びEMEAは売上伸長。北東アジアは既存顧客の拡大などで売上好調。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/02/25
4194 東証プライム
7,320
4/26 15:00
-400(%)
時価総額 281,022百万円
クラウド型の会員制転職サイト「ビズリーチ」や採用管理サイト「ハーモス」を運営。M&Aマッチング等も。ビズリーチのスカウト可能会員数は227万人超。HRMOS事業は売上伸長。24.7期1Qは2桁増収増益。 記:2024/01/28
4268 東証グロース
605
4/26 15:00
-3(%)
時価総額 6,412百万円
AIソリューション会社。AIアルゴリズムの組込や実装、運用のAI個人向け、法人向けAI教育サービス、AIを活用したプロダクトの開発、販売を行う。今期3Q累計は増収も、採用強化に伴う採用費や人件費が増加。 記:2024/04/15
4385 東証プライム
1,779.5
4/26 15:00
-4(%)
時価総額 286,270百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4477 東証グロース
270
4/26 15:00
+2(%)
時価総額 30,237百万円
低コスト・専門知識不要でネットショップの作成・運営ができるプラットフォーム「BASE」を運営。決済サービスも。PAY.JP事業は売上伸長。利用ショップ数、利用金額は増加続く。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/25
4478 東証グロース
2,755
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 156,696百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4480 東証プライム
3,695
4/26 15:00
-15(%)
時価総額 120,664百万円
医療・介護領域に特化の人材紹介サービスを展開。遠隔診療システムや電子カルテも。人材プラットフォーム事業は好調。顧客事業所数は32.6万件と2桁増。営業外収益は増加。23.12期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/01/27
4485 東証グロース
3,330
4/26 15:00
+25(%)
時価総額 85,454百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
4565 東証プライム
1,458
4/26 15:00
-37(%)
時価総額 119,444百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。契約一時金及びマイルストン収入は伸び悩む。23.12期通期は医薬品販売が増収。M&A効果等が寄与。 記:2024/02/13
513
4/26 15:00
+6(%)
時価総額 4,291百万円
AIを核とした技術によるビジネスコンサルティングサービスとプロダクトを提供するアナリティクス専門会社。23.12期通期はAIプロダクト売上が大幅増。R2Engineの導入が売上牽引。ストック売上は2桁増。 記:2024/02/22
5029 東証グロース
470
4/26 15:00
-3(%)
時価総額 1,984百万円
米セールスフォースの導入や運用、研修等のコンサルティングが主力。業務改善やSaaS製品の開発、販売、クラウドサービスを提供する。今期3Q累計は主力のコンサルティング等が堅調も、人件費や採用費等が増加した。 記:2024/02/14
5031 東証グロース
248
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 3,419百万円
ライブ配信アプリ会社。スマホでライブ配信と視聴ができる「ツイキャス」を企画、開発、運営する。登録ユーザーは3000万人超。今期3Q累計は課金ユーザーの回復が遅れるも、ユーザー報酬や手数料の減少により増益。 記:2024/02/01
6027 東証グロース
2,929
4/26 15:00
+73(%)
時価総額 65,252百万円
国内最大級の「弁護士ドットコム」を運営し、法律トラブルの解決支援を行う。電子契約の「クラウドサイン」等も。クラウドサインは売上好調。大企業、地方自治体中心に導入進む。24.3期3Q累計は業績堅調。 記:2024/03/04
6177 東証グロース
111
4/26 15:00
-2(%)
時価総額 1,194百万円
iPhoneメディア「AppBank.net」を運営。人気ゲームの攻略やSNSをアプリで提供し、ゲーム紹介サイトから得る広告料収入が収益源。ストア事業も展開。大型コラボ効果で、23.12期は増収確保。 記:2024/03/30
137
4/26 15:00
-5(%)
時価総額 2,972百万円
ファンのクチコミを活用して商品やブランドのマーケティングを支援。TikTokアカウント運用サービスも。コスト削減に取り組む。一部顧客の契約解除や新規顧客獲得数の減少等が響き、23.12期3Qは業績苦戦。 記:2024/01/27
7342 東証グロース
1,479
4/26 15:00
+27(%)
時価総額 86,865百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を運営。20~50代の勤労世代が主要顧客。預かり資産1兆1000億円を突破。運用者数の増加や入金好調で、23.12期実績は増収・大幅営業増益。 記:2024/03/23
7806 東証グロース
1,527
4/26 15:00
+3(%)
時価総額 61,205百万円
健康・美容機器やトレーニング機器などを開発・販売するファブレスメーカー。ECや通販に加え、量販店、百貨店、美容室など販路多岐。犬アトピーに対しファインバブル洗浄の有用性を確認。1Qは増収・大幅最終増益。 記:2024/03/25