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前場に注目すべき3つのポイント~個人主体も決算を手掛かりとした限られた物色にとどまる可能性~

2022/4/8 8:46 FISCO
*08:46JST 前場に注目すべき3つのポイント~個人主体も決算を手掛かりとした限られた物色にとどまる可能性~ 8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:個人主体も決算を手掛かりとした限られた物色にとどまる可能性 ■7&iHD、23/2予想 10.9%増 4300億円、コンセンサス下回る ■前場の注目材料:ニコン、新中計、25年度に売上高7000億円、ソリューション提供強化 ■個人主体も決算を手掛かりとした限られた物色にとどまる可能性 8日の日本株市場は、やや買い先行で始まった後は、引き続きこう着の強い相場展開になりそうだ。7日の米国市場はNYダウが87ドル高だった。連邦準備制度理事会(FRB)による急激な利上げを警戒した売りが継続し売り先行で始まった。ただし、雇用関連指標の強い結果や一部長短金利の逆転が解消したため景気後退入り懸念も緩和したほか、値ごろ感からの買いが下値を支え、引けにかけてプラス圏に回復した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比155円高の27055円。円相場は1ドル124円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。昨日の日経平均はマドを空けての下落から27000円を割り込んだものの、25日線が支持線として機能する格好から下げ渋りを見せていた。NYダウも一時300ドルを超える下落を見せたものの25日線が支持線として機能する格好から切り返しとなった。テクニカル的な見方ではあるものの、底堅さは意識されそうだ。 また、今年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有するセントルイス連銀のブラード総裁は、年内に政策金利を3%-3.25%まで引き上げることが望ましいとの見解を示した。金融引き締めの加速による景気への影響は警戒されるものの、市場は徐々に織り込んできていると見られる。逆イールドの解消も見られてきていることから、リスク回避姿勢はそれほど強まらないと見ておきたい。 もっともウクライナ情勢の緊迫化のほか、新型コロナウイルス感染症による新規感染者数は高止まりするなか、外部環境において積極的にポジションを取りに行く動きにはなりづらい。新年度入り後の東証プライムの出来高は12億株を下回った状態が継続していることから機関投資家の動きは慎重であろう。 そのため、物色としては裁定に絡んだインデックス売買のほかは、個人主体による材料株物色が中心になりやすい。ただし、昨日のマザーズ指数は4%を超える下落で75日線を割り込んできた。早い段階で75日線を超える動きを見せられないと短期需給は再び悪化傾向を見せてきそうだ。決算を手掛かりとした限られた物色にとどまる可能性はありそうだ。 ■7&iHD、23/2予想 10.9%増 4300億円、コンセンサス下回る 7&iHD<3382>が発表した2022年2月期決算は、営業利益が前期比5.8%増の3876.53億円だった。コンビニ既存店売上は、夏場の天候不順による消費の下押し影響以降弱含みで推移したものの、前年の新型コロナウイルス感染症拡大抑止に伴う外出自粛の反動により前年を上回った。スーパーは巣ごもり需要の反動により既存店売上は前年を下回った。23年2月期は同10.9%増の4300億円を見込んでいる。コンセンサス(4740億円程度)を下回る計画となる。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(34583.57、+87.06) ・ナスダック総合指数は上昇(13897.30、+8.48) ・シカゴ日経先物は上昇(27055、大阪比+155) ・1ドル=123.90-00円 ・SOX指数は上昇(3197.44、+3.48) ・VIX指数は低下(21.55、-0.55) ・米国景気の拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・ニコン<7731>新中計、25年度に売上高7000億円、ソリューション提供強化 ・NEC<6701>米バイオVBに出資、ゲノム検査開発支援 ・三菱電機<6503>昇降機のスウェーデン社買収 ・ホンダ<7267>減産幅を2割に拡大、今月見通し ・三井物産<8031>「健康経営」に商機、郵送で血液分析 ・三井物産<8031>インドで再生エネ、公社と長期売電契約 ・住友商事<8053>再生エネ2号ファンド、国内太陽光発電に出資 ・三菱商事<8058>欧州でグリーン水素製造、40年めど年100万トン ・三菱自<7211>欧州で「コルト」復活 10年ぶり、ルノーと共同開発 ・MUTOHーHD<7999>紫外線LED照射器を内製化、プリンターにコスト競争力 ・日機装<6376>韓・中に新工場、LNG船用機器組み立て ・ソフトバンク<9434>コニカミノルタとAI映像・画像解析で協業 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 2月経常収支(予想:+1兆4500億円、1月:-1兆1887億円) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 12件
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時価総額 6,658,547百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
6376 東証プライム
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産業用ポンプ・システム等のインダストリアル事業、血液透析関連製品等のメディカル事業、航空宇宙事業を展開。ジェットエンジンナセル部品「カスケード」で世界トップシェア。産業用ポンプ・システムは収益性回復傾向。 記:2024/07/26
6503 東証プライム
2,584
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時価総額 5,460,514百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
7211 東証プライム
439.3
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 654,681百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
7267 東証プライム
1,362.5
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時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7731 東証プライム
1,845.5
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 648,651百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28
7999 東証スタンダード
2,437
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 12,319百万円
大判インクジェットプリンタ事業が主力。多品種・少量印刷に強み。3Dプリンタや設計製図機器等の製造・販売、CADソリューション等も手掛ける。配当性向50%目標。3Dプリンタは製品ラインナップの拡充図る。 記:2024/08/12
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8053 東証プライム
3,282
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 3,974,827百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
8058 東証プライム
2,646.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 11,059,771百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9434 東証プライム
193.7
11/22 15:30
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時価総額 9,235,495百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05