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前場に注目すべき3つのポイント~目先的には中小型株物色の流れが強まる可能性も~

2022/3/31 8:26 FISCO
*08:26JST 前場に注目すべき3つのポイント~目先的には中小型株物色の流れが強まる可能性も~ 31日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:目先的には中小型株物色の流れが強まる可能性も ■西松屋チェ、22/2通期 営業利益 1.4%増122億円、23/2予想 10.9%増 136億円 ■前場の注目材料:SOMPOホールディングス、産総研と共同研究、年10億円拠出 ■目先的には中小型株物色の流れが強まる可能性も 31日の日本株市場は、売り一巡後はこう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。30日の米国市場はNYダウが65ドル安だった。ロシアとウクライナの停戦交渉を巡り、ロシア側が「事態打開の進展なし」との見解を示したほか、引き続き攻撃を継続したため停戦期待が後退した。国防省が「ロシアはキエフ周辺部隊を再編している」と発表すると、停戦への不透明感が広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比240円安の27760円。円相場は1ドル121円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まることになりそうだ。ただし、前日に停戦期待から買われていた反動安の範囲にとどまろう。また、足元では期末特有の需給要因が大きく影響しており、これを手掛かりとした短期的な先物市場での動きに振らされているため、積極的にポジションを取りに行く動きではなかったと見られる。本日は年金基金による期末の株式比率修正に伴う買い需要が見込まれていることから、短期的に売り込まれる局面においては、押し目狙いのスタンスになりそうだ。 また、米雇用統計の発表を週末に控えていることもあって様子見ムードが強まる可能性はあるものの、ADP雇用統計についてはコンセンサスの範囲内だったこともあり、過度な警戒感は高まらないと見ておきたい。もっとも、前日の時間外で大きく買われていたマイクロンテクノロジーは下落するなど、米半導体株は総じて軟調だったこともあり、ややバリューシフトの動きになる可能性はありそうだ。昨日4%を超える上昇を見せたマザーズ指数も利食い先行になろう。 ただし、外部環境に振らされづらい面からIT系の中小型株などへは回避的に資金が向かう可能性はある。マザーズ指数は昨日の上昇で直近の戻り高値を捉えてきたほか、上値抵抗線として意識される75日線に接近してきている。強弱感は対立しやすいものの、この水準を明確に上放れてくるようであれば、目先的には中小型株物色の流れが強まる可能性はありそうだ。 ■西松屋チェ、22/2通期 営業利益 1.4%増122億円、23/2予想 10.9%増 136億円 西松屋チェ<7545>が発表した2022年2月期決算は、売上高が前期比2.3%増の1630.16億円、営業利益は同1.4%増の122.59億円だった。23年2月期の売上高は同4.3%増の1700億円、営業利益が同10.9%増の136億円を見込む。コンセンサス(125億円程度)を上回る計画。実店舗の収益性を改善しながら、インターネット販売での売り上げを伸ばす。あわせて発行済み株式総数の0.73%にあたる44万2000株、5億円を上限に自社株買いを実施すると発表した。 ■前場の注目材料 ・米原油先物は上昇(107.82、+3.58) ・米長期金利は低下 ・米国景気の拡大 ・コロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・SOMPOホールディングス<8630>産総研と共同研究、年10億円拠出 ・三井物産<8031>スーパー向けスマホレジ開始、商品バーコード読み取り ・ENEOS<5020>ENEOSなど5社、電動2輪電池シェアで新会社 ・FDK<6955>コイル事業など売却、中国企業に3200万円 ・トヨタ<7203>水素貯蔵モジュール開発、樹脂タンク活用、軽量・容量拡大 ・武蔵精密<7220>山梨・南アルプスに土地取得、LIC工場新設 ・コマツ<6301>電動ショベル国内レンタル、ホンダと共同開発 ・富士通<6702>量子シミュレーター世界最速、36量子ビット演算性能2倍 ・住友化学<4005>大分に新プラント、低分子医薬品の原薬・中間体を受託製造 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 2月鉱工業生産(前月比予想:+0.5%、1月:-0.8%) <海外> ・10:30 中・3月製造業PMI(予想:49.8、2月:50.2) ・10:30 中・3月非製造業PMI(予想:50.3、2月:51.6) 《ST》
関連銘柄 10件
4005 東証プライム
373.6
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時価総額 619,137百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
5020 東証プライム
812.9
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時価総額 2,465,405百万円
ENEOS、JX石油開発、JX金属などを傘下に収める持株会社。石油元売り国内トップ。機能材事業、電気事業、再生可能エネルギー事業等も手掛ける。機能材事業の収益改善図る。JX金属が東証に新規上場申請。 記:2024/10/14
6301 東証プライム
4,116
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時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6702 東証プライム
2,757
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時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6955 東証スタンダード
588
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+1(%)
時価総額 20,307百万円
富士通傘下の電池・電子部品メーカー。ニッケル水素電池、リチウム電池等の電池事業が主力。各種モジュール、スイッチング電源等の電子事業も。ニッケル水素電池は高付加価値市場に注力。新規ビジネス開拓にも取り組む。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7220 東証プライム
3,460
11/22 15:30
+15(%)
時価総額 226,827百万円
ホンダ系の自動車部品メーカー。パワートレイン、サスペンション部品に強み。e-Mobility、アミノ酸サプリメントなどの新規事業も。配当性向は30%目標。パワートレイン領域では高い仕様要件の製品に注力。 記:2024/06/29
7545 東証プライム
2,262
11/22 15:30
+136(%)
時価総額 157,410百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品等の専門店を全国展開。出店はロードサイド中心。低価格PB商品の開発に注力。1120店舗展開。オンラインストアは売上堅調。海外向け卸売も拡大。IT化で効率化。 記:2024/10/04
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8630 東証プライム
3,863
11/22 15:30
-62(%)
時価総額 1,275,408百万円
大手損害保険会社の損害保険ジャパンを中核とする持株会社。セゾン自動車火災保険、SOMPOひまわり生命保険、SOMPOケアなども傘下に持つ。自動車保険が主力。海外保険事業では地域、事業領域の拡大を図る。 記:2024/08/30