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前場に注目すべき3つのポイント~投資家のセンチメントは改善傾向~

2022/2/10 8:42 FISCO
*08:42JST 前場に注目すべき3つのポイント~投資家のセンチメントは改善傾向~ 10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:投資家のセンチメントは改善傾向 ■ホンダ、22/3上方修正 営業利益8000億円←6600億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:TDK、センサー3割増産、100億円投じ長野に設備 ■投資家のセンチメントは改善傾向 10日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感が強まる可能性はあるものの、底堅い相場展開が見込まれる。9日の米国市場ではNYダウが305ドル高だった。NY州が屋内でのマスク着用義務化を撤廃、英国でもコロナ規制全廃を計画しているなど、世界経済の回復期待が高まった。また、長期金利の落ち着きにより、ハイテク株を見直す動きも強まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比275円高の27825円。円相場は1ドル115円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになろう。日経225先物はナイトセッションで27500円を固める動きからの強い値動きによって、心理的な上値抵抗線として意識されていた25日線を突破してきている。これにより27000円~27500円のレンジから27500円~28000円へレンジが移行する可能性が高まることから、ショート筋のカバーの動きが強まる可能性がありそうだ。本日はオプションSQとなることから、SQに絡んだ買いも意識されやすく、指数インパクトの大きい値がさ株などが日経平均をけん引する格好になりそうだ。 もっとも、国内では3連休に入るほか、米国では1月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることもあり、買い一巡後は次第にこう着感が強まる可能性はあるだろう。ただし、米国のテック株やハイテク株が買い直されている動きから、市場は金利上昇を徐々に織り込んできていると考えられる。3月のFOMCでの利上げ開始や年5回の利上げなどもこれまで伝えられていることもあり、ショートに傾いていたポジションを徐々にニュートラルに戻す動きも意識されてきそうだ。 また、引き続き決算発表を見極める動きから積極的には手掛けづらいものの、決算を受けて急落したオリンパス<7733>は昨日リバウンドを見せており、イレギュラー的に売られた銘柄への修正リバウンドは意識されやすい。そのほか、好決算ながら利食いに押されていた銘柄などを見直す動きも見られてきそうだ。マザーズ指数については依然として調整トレンドのなかでの自律反発ではあるものの、昨日のIPOは順調なスタートだったことも安心感に繋がる。 ■ホンダ、22/3上方修正 営業利益8000億円←6600億円、コンセンサス上回る ホンダ<7267>は2022年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は6600億円から8000億円に上方修正した。コンセンサス(7370億円程度)を上回る。部品不足による生産制約で販売台数は伸び悩むものの、需給逼迫で販売店に出す販売奨励金(インセンティブ)の抑制なやコスト削減が利益を押し上げる。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27579.87、+295.35) ・NYダウは上昇(35768.06、+305.28) ・ナスダック総合指数は上昇(14490.37、+295.92) ・シカゴ日経先物は上昇(27825、大阪比+275) ・1ドル115.50-60円 ・SOX指数は上昇(3653.72、+118.59) ・VIX指数は低下(19.96、-1.48) ・米原油先物は上昇(89.66、+0.30) ・米長期金利は低下 ・米国景気の拡大 ・海外のコロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・ローム<6963>窒化ガリ参入、今春パワー半導体量産、シェア10%狙う ・トヨタ<7203>通期楽観せず、生産変動・資材高騰リスク続く ・小糸製作所<7276>中国拠点で体制拡充、金型技術の開発・実験機能追加 ・SUBARU<7270>研削品質をAI判定、群馬・大泉工場で本格運用開始 ・IHI<7013>農業残さで発電、インドネシア国立大と共同研究 ・クボタ<6326>米新興に追加出資、果樹収穫を効率化 ・三菱電機<6503>FA販売2子会社統合、売上高250億円へ ・プラズマ<6668>プラズマ用高周波電源増産、半導体向け2倍 ・サカタインクス<4633>大阪市大発ベンチャーのサルース研に出資 ・富士フイルム<4901>バイオ領域向けVC始動 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 1月国内企業物価指数(前年比予想:+8.2%、12月:+8.5%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 12件
4633 東証プライム
1,546
11/22 15:30
+18(%)
時価総額 83,750百万円
1896年創業の印刷インキメーカー。各種印刷インキ、粉体トナーなどの機能性材料を手掛ける。アルミ缶用インキで世界トップシェア。総還元性向50%以上目指す。パッケージ分野中心に環境配慮型製品を積極展開。 記:2024/07/01
3,265
11/22 15:30
+43(%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6503 東証プライム
2,584
11/22 15:30
-16(%)
時価総額 5,460,514百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
1,276
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 10,956百万円
プラズマ用高周波電源、自動インピーダンス整合装置等の開発、製造、販売等を手掛ける。半導体・液晶製造装置向けが主力。プラズマ技術の応用力等が強み。研究機関・大学関連事業では一般産業用向け製品の拡大図る。 記:2024/10/26
6963 東証プライム
1,414
11/22 15:30
-32.5(%)
時価総額 570,917百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
7013 東証プライム
8,529
11/22 15:30
-192(%)
時価総額 1,319,266百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7270 東証プライム
2,450.5
11/22 15:30
+8.5(%)
時価総額 1,847,437百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
7276 東証プライム
1,988.5
11/22 15:30
+34.5(%)
時価総額 612,126百万円
自動車照明器メーカー。1915年創業。トヨタ自動車が筆頭株主。自動車用ヘッドランプで世界トップシェア。航空機器部品、船灯・特殊機器等も手掛けう。配当性向40%以上目安。27.3期売上高1兆円以上目標。 記:2024/07/07
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24