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前場に注目すべき3つのポイント~パウエル議長の公聴会通過でショートカバーの動きに~

2022/1/12 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~パウエル議長の公聴会通過でショートカバーの動きに~ 12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:パウエル議長の公聴会通過でショートカバーの動きに ■安川電、3Q営業利益 99.2%増 399億円、コンセンサス範囲内 ■前場の注目材料:日産自、次世代車でサプライヤーと長期協業、先行開発から量産まで ■パウエル議長の公聴会通過でショートカバーの動きに 12日の日本株市場は、買い一巡後の底堅さを見極める展開になりそうだ。11日の米国市場ではNYダウが183ドル高だった。上院銀行委の再任承認公聴会で、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が速やかな金融引き締めを強調するとの見方に金利が上昇し、売り先行で始まった。ただし、証言では議長が段階的な引き締め軌道を示唆したため警戒感が後退。金利も低下に転じたため買戻しの動きが強まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比305円高の28455円。円相場は1ドル115円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。昨日の日経平均は寄り付き直後に切り返す場面も見られたが、28500円が心理的な上値抵抗線として意識され、反対に28000円水準まで下落幅を拡大させる場面も見られた。本日は買い先行から節目の28500円から25日線が位置する28620円辺りを試す展開が見込まれそうである。足元で弱い値動きを見せていた値がさハイテク株は、いったん自律反発の動きも見られそうだ。 楽観視は禁物ながら、ひとまずパウエル議長の公聴会が通過したことから、足元で積み上がっていたショートカバーの動きも意識される。また、東証再編でプライム市場の銘柄が公表された。プライムが1800社超と再編とは言えないものの、ひとまず銘柄が決まったことから、インデックスに絡んだ資金は入りやすくなった面はあると考えられるため、底堅さは意識されてきそうだ。 また、マザーズ指数は小幅ながら続伸となるなど、ようやく底入れ感が高まってきた。個別では押し目狙いの動きも見られてきているため、需給整理一巡からの見直しの動きも徐々に高まってくる可能性はありそうだ。昨年12月のIPO銘柄は出だしが振るわなかったこともあり、見直し余地は大きそうである。 ■安川電、3Q営業利益 99.2%増 399億円、コンセンサス範囲内 安川電<6506>が発表した第3四半期業績は売上収益が前年同期h着27.7%増の3753.78億円、営業利益は同399.32億円だった。コンセンサス(420億円程度)の範囲内だろう。部品の供給不足などによって生産制約を受けたものの、モーションコントロールセグメントやロボットセグメントを中心に旺盛な需要を的確に捉え、大幅な増収となった。利益面については、物流費や原材料費の値上がりの影響を受けた一方、売上増加に伴う改善や経費管理の徹底などにより営業利益は前年同期に対し大きく増加した。22年2月期については、昨年10月に上方修正した計画を据え置いている。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(36252.02、+183.15) ・ナスダック総合指数は上昇(15153.45、+210.62) ・シカゴ日経225先物は上昇(28455、大阪比+305) ・1ドル115.30-40円 ・SOX指数は上昇(3875.44、+70.06) ・VIX指数は低下(18.41、-0.99) ・米原油先物は上昇(81.22、+2.99) ・米長期金利は低下 ・米国景気の拡大 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・日産自<7201>次世代車でサプライヤーと長期協業、先行開発から量産まで ・三菱地所<8802>カナダ公的年金基金、日本不動産ファンド、三菱地所と200億円規模 ・デンカ<4061>使用済みPS樹脂のリサイクルプラント、23年度下期稼働 ・日野自<7205>半導体不足、古河工場を来月も2日間停止 ・武田薬<4502>英社を買収、次世代のがん治療薬開発 ・伊藤忠<8001>廃蓄電池リサイクル、欧で実証、ブロックチェーンで高い信頼性 ・ヤマハ発動機<7272>サスティナブルも重視、24年中計策定 ・浜松ホトニクス<6965>新製品開発スピード向上、光技術部門の連携加速 ・ゼネテック<4492>仮想空間に薬局再現、静岡県大に納入 ・王子HD<3861>関東の段ボール生産強化、栃木で原紙一貫 ・日本製鉄<5401>製鉄、脱炭素で連携、日鉄など4者、NEDO案件採択 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 11月経常収支(予想:+5898億円、10月:+1兆1801億円) ・10:00頃 黒田日銀総裁あいさつ(支店長会議) <海外> ・10:30 中・12月消費者物価指数(前年比予想:+1.7%、11月:+2.3%) ・10:30 中・12月生産者物価指数(前年比予想:+11.3%、11月:+12.9%) 《ST》
関連銘柄 12件
3861 東証プライム
620
5/2 15:00
+2.2(%)
時価総額 628,917百万円
製紙メーカー最大手の一角。段ボールや包装材 家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材、特殊紙やフィルム等の機能材、新聞紙、情報用紙を提供する。今期3Q累計の国内は価格改定が寄与も、海外のパルプ市況が影響した。 記:2024/02/10
4061 東証プライム
2,317.5
5/2 15:00
-18.5(%)
時価総額 205,229百万円
化学メーカー。リチウムイオンバッテリーや5G関連の最先端素材、ワクチンや検査試薬、特殊混和剤、肥料、機能性樹脂、食品用包装シート等を提供する。今期3Q累計は民生機器や高圧ケーブル向けが足踏みとなった。 記:2024/04/13
4492 東証スタンダード
929
5/2 15:00
-3(%)
時価総額 10,833百万円
組込みソフトと機器の一体型開発が強み。3次元CAD/CAMソフトの販売も。24.3期3Q累計は家電・車載向け受託開発が好調。現場DX向け3Dシュミレーターの販売も伸びて黒字に。通期営業最高益・増配を計画。 記:2024/03/12
4502 東証プライム
4,125
5/2 15:00
-18(%)
時価総額 6,526,884百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
5401 東証プライム
3,473
5/2 15:00
-3(%)
時価総額 3,300,465百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。製鉄部門は増収。システムソリューション部門は堅調。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/02/25
6506 東証プライム
6,593
5/2 15:00
-2(%)
時価総額 1,758,287百万円
メカトロニクス・ロボットメーカー。サーボモータとインバータは世界シェアトップ。産業用、半導体製造装置用ロボット等も。モーションコントロール部門は堅調。インバータ事業が牽引。24.2期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
6965 東証プライム
5,720
5/2 15:00
-47(%)
時価総額 944,103百万円
大手光電子部品メーカー。光電子増倍管やフォトダイオード等の光センサ、レーザやLED等の光源を開発、製造。24.9期1Qは電子管事業が増収。学術向け光電子増倍管が売上増。半導体故障解析装置は海外中心に好調。 記:2024/02/24
7201 東証プライム
580
5/2 15:00
+0.7(%)
時価総額 2,448,015百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7205 東証プライム
450.2
5/2 15:00
-2(%)
時価総額 258,676百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。今期3Q累計は国内販売台数が増加も、原材料価格の高騰や一時費用が重し。 記:2024/03/11
7272 東証プライム
1,427
5/2 15:00
-17.5(%)
時価総額 1,499,280百万円
輸送機器大手。二輪で世界2位、船外機やウォータービークルでは世界トップ級。産業用ロボット、ゴルフカー、発電機なども事業領域。水素エンジン搭載ゴルフカーを開発。出荷増で23.12期営業利益は過去最高益更新。 記:2024/02/23
8001 東証プライム
7,331
5/2 15:00
+200(%)
時価総額 11,618,829百万円
大手総合商社。繊維や機械、金属、エネルギー、化学、食料、住生活など、8カンパニー制で事業展開。ビッグモーターの事業を継承。今期3Q累計はエネルギーや化学品、金属が足踏みも、食料が回復、住生活が堅調だった。 記:2024/03/31
8802 東証プライム
2,900
5/2 15:00
+44(%)
時価総額 4,035,289百万円
総合不動産大手。東京・丸の内のビル賃貸を中核に商業施設運営やマンション開発等を行う。丸の内の再開発に重点。コマーシャル不動産事業は堅調。既存のオフィスビルの空室率は改善。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/24