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前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の押し目狙いの動きも限られそう~

2021/12/15 8:48 FISCO
*08:48JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の押し目狙いの動きも限られそう~ 15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:売り一巡後の押し目狙いの動きも限られそう ■クミアイ化、21/10営業利益2.1%増 84.56億円、22/10予想 6.4%増 90.00億円 ■前場の注目材料:トヨタ、30年にEV350万台、電池合わせ4兆円投資 ■売り一巡後の押し目狙いの動きも限られそう 15日の日本株市場は、こう着の強い相場展開になりそうだ。14日の米国市場はNYダウが106ドル安だった。製薬会社ファイザーやジョンソン・エンド・ジョンソン製の新型コロナウィルスワクチンがオミクロン株感染における重症化を防いでいるとの南ア調査結果に加え、ファイザーのコロナ経口治療薬も入院や死亡リスクを大幅に低減させるとの治験結果を好感する場面も見られた。しかし、11月生産者物価指数(PPI)が予想を上回り、連邦公開市場委員会(FOMC)がよりタカ派に傾斜することが警戒され下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の28270円。円相場は1ドル113円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行の展開になりそうだ。FOMCではテーパリングの加速を決める公算が大きく、これ自体は相当織り込まれていると考えられる。ただし、パウエルFRB議長の記者会見とともに内容を見極めたいとのムードは強く、売り一巡後の押し目狙いの動きも限られそうである。日経225先物はナイトセッションで一時28110円まで売られる場面も見られており、薄商いのなかで短期的には売りを仕掛けてくる動きも意識しておく必要はありそうだ。 もっとも、売り方にとってもオーバーナイトでのショートは避けてくると考えられるため、大きく調整する場面においては、押し目狙いのスタンスに。また、これまで相当織り込んだ格好であることから、FOMC通過後のアク抜けへの思惑から下値を拾う動きも意識されそうである。 また、中小型株の弱い値動きが目立っている。マザーズ指数は節目の1000ポイントを割り込んできており、個人投資家の需給状況は思わしくない。短期的なリバウンドを想定したとしてもIPOラッシュのなかでは資金流入は広がりづらいため、一部の強い銘柄に短期資金が集中しやすい需給だろう。そのほか、FOMC通過後はいずれにせよ個人主体の売買に向かうと見られるため、長期目線であれば政策テーマなどに関連する銘柄への押し目狙いになりそうだ。 ■クミアイ化、21/10営業利益2.1%増 84.56億円、22/10予想 6.4%増 90.00億円 クミアイ化<4996>は2021年10月期決算を発表。営業利益は前期比2.1%増の84.56億円だった。国内では新規水稲用殺菌剤「ディザルタ剤」の販売が好調。海外では、畑作用除草剤「アクシーブ剤」が米国、オーストラリア、ブラジル及びアルゼンチン向けの出荷が好調に推移した。2022年10月期の営業利益は前期比6.4%増の90.00億円を計画。 ■前場の注目材料 ・1ドル113.70-80円 ・米国景気の拡大 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・トヨタ<7203>30年にEV350万台、電池合わせ4兆円投資 ・花王<4452>防錆洗浄剤を市販、金属部品用、工程コスト75%減 ・住友大阪セメント<5232>静電チャック生産2倍、半導体装置向け ・日本製鉄<5401>M&Aで一貫生産、タイ電炉2社買収、年産300万トン ・パナソニック<6752>テレビ事業「規模追わず価値追求」、高付加価値製品にシフト ・トヨタ<7203>田原工場・トヨタ九州を3日間停止、5000台影響見込む ・日野自<7205>古河工場を来月3日間停止、半導体不足影響で ・丸紅<8002>高たんぱく食品増強、米で雑豆由来製造 ・日立造<7004>農畜産廃棄物処理、中国に実証プラント ・NTN<6472>本社売却、入居継続、財務体質を改善 ・栗本鉄工所<5602>鉄管2工場で従業員を多能工化、全工程習得へ ・日本ゼオン<4205>技術動向の予兆分析、AI活用システム稼働 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・11:00 中・11月鉱工業生産(前年比予想:+3.7%、10月:+3.5%) ・11:00 中・11月小売売上高(前年比予想:+4.7%、10月:+4.9%) 《ST》
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合成ゴム、高機能樹脂の製造・開発等を行う化学メーカー。レーザービームプリンター用レンズ材料、グリーン系香料等で世界トップクラスのシェア。27.3期売上高5100億円目標。電池材料などに新規投資を集中へ。 記:2024/06/07
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トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
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全農系農薬メーカー。除草剤や殺菌剤、殺虫剤、植物成長調整剤等を手掛ける。水稲一発処理除草剤で国内トップシェア。化成品事業、印刷事業等も展開。配当性向30%以上目標。エフィーダ、ディザルタの拡販図る。 記:2024/09/02
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時価総額 115,452百万円
大手セメントメーカー。国内販売シェア3位。セメントや生コンクリート、固化材等のセメント製品、コンクリート二次製品の製造、販売を行う。リソースの集中投入により、半導体製造装置向け電子材料事業の規模拡大図る。 記:2024/10/20
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時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5602 東証プライム
4,105
11/22 15:30
+90(%)
時価総額 52,536百万円
上水道用ダクタイル鉄管の提供等を行うライフライン事業が主力。自動車部品製造の鍛造プレス機等の機械システム事業、産業建設資材事業も。連続式二軸混練機で国内トップシェア。27.3期営業利益80億円目標。 記:2024/06/13
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時価総額 131,412百万円
大手ベアリングメーカー。1918年創業。ハブベアリング、ドライブシャフトで世界シェアトップクラス。ロボット用モジュール等も手掛ける。27.3期売上高8300億円目標。アフターマーケットビジネスの拡大図る。 記:2024/06/29
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11/22 15:30
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時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7004 東証プライム
958
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時価総額 163,066百万円
ごみ焼却発電施設、海水淡水化プラント等の建設を行う環境部門が主力。1881年創業。ごみ焼却発電施設で世界シェアトップクラス。精密機械、風力発電等も。25.3期は営業増益計画。環境事業の収益改善等を見込む。 記:2024/07/04
7203 東証プライム
2,664.5
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時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
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+1.1(%)
時価総額 234,716百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。トヨタの連結子会社。国内販売台数が増加。海外低調も価格改定進める。 記:2024/07/25
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30