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前場に注目すべき3つのポイント~銀行の再編機運が高まる~

2021/9/16 8:40 FISCO
*08:40JST 前場に注目すべき3つのポイント~銀行の再編機運が高まる~ 16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:銀行の再編機運が高まる ■コーセル、1Q営業利益12.0%減 7.87億円 ■前場の注目材料:富士フイルム<4901>タイにがん診断支援の基盤構築、内視鏡の需要開拓 ■銀行の再編機運が高まる 16日の日本株市場は、買い先行後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。15日の米国市場はNYダウが236ドル高だった。新型コロナウイルスのデルタ変異株流行や財政支援の縮小に伴う景気回復の失速懸念が根強く売りが先行したものの、9月NY連銀製造業景気指数が予想のほぼ2倍に上昇したほか、原油高でエネルギー関連株が上昇すると警戒感が緩和し上昇に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の30415円。円相場は1ドル109円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。引き続き急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されるなか、過熱を冷ます調整が望まれており、次第にこう着感が強まりやすいだろう。また、日中は中国の動向に市場の関心が集まりやすく、中国不動産大手のデフォルトリスクが警戒視されるなか、関連する報道などに振らされる可能性はありそうだ。 とはいえ、国内においては新政権による政策期待から押し目買い意欲は強い。また、急ピッチの上昇によって水準が大きく切り上がったこともあり、相対的に強い日本株に対して海外勢による日本株比率を引き上げる動きへの思惑も高まっていることから、下値の堅さは相当意識され、押し目買い意欲は強い。そのため、短期的な売り仕掛けによって弱含む局面においては、買いの動きが強まろう。 そのほか、NY原油先物相場が強い動きを見せているほか、先物市場ではクレディスイスによるショートカバーの動きが見られている。CTA経由のショートカバーが一段と強まる可能性も期待されてくるだろう。物色の流れとしてはインデックスに絡んだ売買が中心となろうが、中国リスクへの警戒からソフトバンクG<9984>をターゲットにした売り仕掛けには注意。また、新生銀<8303>は、SBI<8473>からのTOBに対抗するため、ホワイトナイトとして、ソニーG<6758>に打診したと報じられており、買収合戦に発展するととともに、銀行の再編機運が高まることになろう。 ■コーセル、1Q営業利益12.0%減 7.87億円 コーセル<6905>が発表した第1四半期決算は、売上高が前年同期比4.8%増の71.20億円、営業利益は同12.0%減の7.87億円だった。日本国内では半導体等の部品材料不足に対する懸念から、先々を見込んだ手配需要が大幅に増加したほか、米国も好調に推移。一方で、ヨーロッパでは、部品材料不足の影響から生産活動に影響が出始めているようだ。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(34814.39、+236.82) ・ナスダック総合指数は上昇(15161.53、+123.77) ・シカゴ日経先物は上昇(30415、大阪比+65) ・SOX指数は上昇(3465.76、+16.37) ・VIX指数は低下(18.18、-1.28) ・米原油先物は上昇(72.61、+2.15) ・次期首相による大型経済対策への期待 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・富士フイルム<4901>タイにがん診断支援の基盤構築、内視鏡の需要開拓 ・コスモエネHD<5021>自治体の脱炭素支援、再生エネ・EV一括提供 ・岩谷産業<8088>岩谷産業など6社、グリーン液化水素事業化 ・関西電<9503>アズビルとAIで火力発電の設備異常検知システム共同開発 ・豊田合成<7282>米2工場増強、内外装部品 ・三菱電機<6503>昇降機保守で攻勢、サービス専業買収 ・NEC<6701>ヘルスケア事業、30年に事業価値5000億円 ・テルモ<4543>DX加速、医療機器+サービス、新事業創出 ・戸田工業<4100>ナトリウムフェライトをCO2固体回収材に ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 8月貿易収支(予想:+29億円、7月:+4394億円) ・9月政府月例経済報告 <海外> ・07:45 NZ・4-6月期GDP(前年比予想:+16.1%、1-3月期:+2.4%) ・10:30 豪・8月失業率(予想:5.0%、7月:4.6%) ・10:30 豪・8月雇用者数増減(予想:-8.00万人、7月:+0.22万人) 《ST》
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機能性顔料や磁石材料、電池材料などを製造・販売。酸化鉄合成技術に強み。TDK系列。24.3期上期は中国子会社の連結除外影響が通期化。主要製品の需要回復も鈍い。ただ営業外の為替差益増。持分法利益も想定以上。 記:2024/01/15
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富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
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石油元売りで国内3位。石化、石油開発、再エネも。昨年12月に投資ファンドから当社株取得の岩谷産業が筆頭株主に。岩谷とは水素事業で関係強化へ。24.3期3Q累計は在庫評価影響の縮小や石化の市況軟化で足踏み。 記:2024/03/09
6503 東証プライム
2,458
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-35.5(%)
時価総額 5,277,823百万円
総合電機大手。FA機器や自動車機器、昇降機、パワー半導体に強み。鉄道車両機器なども。24.3期3Q累計はFA機器が低調。だが自動車機器やインフラ関連が好調で増収増益に。4Qにルネサス株売却特益を計上予定。 記:2024/04/12
6701 東証プライム
10,780
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時価総額 2,941,323百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
6758 東証プライム
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時価総額 15,801,357百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
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時価総額 50,818百万円
スイッチング電源標準品で国内トップクラス。ノイズフィルタも。18年に北欧の同業を買収。24.3期3Q累計は受注残解消に向けた増産対応を継続。人件費増や経費増をこなして大幅増収増益に。配当性向は35%目安。 記:2024/04/09
7282 東証プライム
3,174
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時価総額 412,845百万円
合成樹脂やゴム製品が主力のトヨタ系自動車部品メーカー。内外装部品やセーフティシステムなどを展開。顧客の生産台数増加などで日本は大幅増益。欧州・アフリカは増版効果などで黒字転換。24.3期3Qは収益伸長。 記:2024/04/08
8088 東証プライム
8,843
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時価総額 517,864百万円
ガス販売会社。LPガスやLNG、都市ガスの供給に加え、水素や酸素等の産業ガス、溶接機器やロボットも手掛ける。水素事業を育成。今期3Q累計は産業ガスや機械等の工業分野向けが堅調だった。過去最高益を更新した。 記:2024/02/08
8303 東証スタンダード
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時価総額 567,127百万円
旧日本長期信用銀行。消費者金融のレイクが主力。SBI傘下。法人業務はストラクチャードファイナンスに強み。法人業務では利息収入が増加。個人業務ではアプラスの割賦収益等が増加。24.3期1Qは黒字転換。 記:2023/08/16
8473 東証プライム
3,645
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-69(%)
時価総額 992,369百万円
ネット証券で国内トップ。銀行、損保、ベンチャー投資、暗号資産などに多角化。バイオ薬の開発も。SBI証券は営業収益、営業利益ともに過去最高。暗号資産事業は黒字転換。24.3期3Q累計は大幅な増収増益。 記:2024/04/08
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-15(%)
時価総額 2,166,596百万円
関西2府5県を管轄する電力会社。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信や不動産なども。小売販売電力量、他社販売電力量ともに増加。原子力利用率は上昇。燃料価格の低下等もあり、24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/10
9984 東証プライム
7,648
4/19 15:00
-228(%)
時価総額 13,177,152百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10