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新興市場見通し:中小型株物色は活発だが短期割り切り?IPO今週2社

2021/7/17 14:35 FISCO
*14:35JST 新興市場見通し:中小型株物色は活発だが短期割り切り?IPO今週2社 今週の新興市場では、マザーズ指数が下落、日経ジャスダック平均が上昇と高安まちまちとなった。国内外で新型コロナウイルス感染拡大や経済減速への懸念がじわりと広がるなか、個人投資家による好業績銘柄を中心とした中小型株物色はまずまず活発だった。日経レバレッジETFの利益確定で得た資金などを中小型株に向けたようだ。しかし、マザーズでは特に成長期待の高い直近IPO銘柄に物色の矛先が向き、指数組み入れ前とあって押し上げに寄与しなかった。なお、週間の騰落率は、日経平均が+0.2%であったのに対して、マザーズ指数は-0.8%、日経ジャスダック平均は+1.0%だった。 個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で3.5%安、JMDC<4483>が同6.3%安と軟調。売買代金上位では日本電解<5759>やメタップス<6172>が利益確定売りに押された。また、ワンダープラネット<4199>やロゼッタ<6182>は決算を受けて売りがかさみ、ASJ<2351>などとともに週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、フリー<4478>が同1.4%高となり、一部証券会社の投資判断付与が観測されたプレミアアンチエイジング<4934>は同13.0%高で時価総額8位に浮上。直近IPO銘柄ではベイシス<4068>が売買代金・上昇率トップとなり、Enjin<7370>は決算が好感されて上昇率2位にランクインした。ジャスダック主力ではハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同2.7%高などと堅調だったが、日本マクドナルドHD<2702>は同0.1%高、ワークマン<7564>は同0.1%安と小動き。売買代金上位ではテクノホライゾン<6629>などが買われ、ウッドフレンズ<8886>が週間のジャスダック上昇率トップとなった。一方、シンバイオ製薬<4582>はやや売り優勢で、カルナバイオサイエンス<4572>などが下落率上位に顔を出した。IPOではラキール<4074>が公開価格を7割強上回る初値を付け、ストップ高水準で初日の取引を終えた。 来週の新興市場では、引き続き外部環境睨みでマザーズ指数はもみ合う展開となりそうだ。今週末の米国株式相場は消費者信頼感指数の予想下振れなどから下落。国内外経済の減速懸念が金融市場全体に重くのしかかっている。それでも中小型株物色は比較的活発だが、短期の値幅取りと割り切った回転売買中心という印象が強い。7月22日からは4連休が控えており、外部環境の不透明感からこの間の持ち越しを嫌った手仕舞い売りが広がる可能性もある。 成長期待の高い6月上場組として度々取り上げたベイシスやアイドマ・HD<7373>だが、今期(または終わった期の)予想PERが100倍近くに達し、通期決算発表を通過したEnjinも決して割安とは言えない水準になってきている。今週上場のラキールなども同様で、値動きや需給が良好とはいえ、一段の上値追いには慎重に取り組みたい。ビザスク<4490>、WACUL<4173>などは決算評価の動きに期待。 IPO関連では、7月20日にアシロ<7378>がマザーズへ、21日にランドネット<2991>がジャスダックへそれぞれ新規上場する。アシロはリーガルメディアサイトを運営するが、公開規模に荷もたれ感があるか。ランドネットは中古マンションの買取販売等を行う。なお、今週はフューチャーリンクネットワーク<9241>(8月20日、マザーズ)など3社の新規上場が発表されている。 《FA》
関連銘柄 24件
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時価総額 3,292百万円
グループウエアやオンライン決済、勤怠管理、サーバなどサーバセンターを基軸としたクラウトサービスソリューションを提供。医療機関向け営業活動などに取り組む。販管費は増加。24.3期2Q累計は業績足踏み。 記:2024/01/14
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時価総額 904,128百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。外食でも上位。米マクドナルドのライセンス下で国内マクドナルドを展開。夜メニューや新商品開発を推進。デジタルやデリバリーの活用で利便性向上。業容好調で23.12期は増収増益。 記:2024/02/29
2991 東証スタンダード
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3/28 15:00
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4068 東証グロース
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時価総額 2,384百万円
携帯電話基地局の設置工事や保守・運用を行うエンジニアリング会社。IoTエンジニアリングサービスに経営リソース集中。24.6期2Q累計はIoTエンジニアリングサービスが増収。サービスの拡充等が奏功。 記:2024/02/25
4074 東証グロース
1,791
3/28 15:00
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時価総額 13,664百万円
自社開発プラットフォーム上で稼働するDX支援ツールを開発・提供。DX関連コンサルやシステム開発も。23.12期3Q累計は保守運用が堅調。だがライセンス販売の受注遅れが痛手に。4Qに進捗遅れの一部を挽回へ。 記:2023/12/11
4173 東証グロース
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時価総額 3,694百万円
DXソリューション会社。3.8万超のサイトと1万超の事例に基ずくデータ分析やマーケティングのDXのコンサルティング、人材マッチング等のサービスを提供する。今期3Q累計はリカーリングとプロジェクトが好調。 記:2024/01/16
4199 東証グロース
1,310
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-18(%)
時価総額 3,341百万円
スマホ向けゲームアプリを開発・運営。海外展開も。柱の2作品が売上の約7割を稼ぐ。24.8期1Qは経費効率化で黒字に。通期では一部サービス終了影響を想定。ただ新作3本の開発に注力の上で営業黒字維持を目指す。 記:2024/02/06
4385 東証プライム
1,928.5
3/28 15:00
-27(%)
時価総額 310,240百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4478 東証グロース
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時価総額 197,363百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4483 東証プライム
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時価総額 222,353百万円
匿名加工化された疫学データを製薬会社や保険会社などに提供。遠隔画像診断サービスも。オムロンの連結子会社。ヘルスビッグデータは堅調。取引先健康保険組合数などが増加。24.3期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/02/04
4490 東証グロース
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時価総額 8,253百万円
国内最大級のスポットコンサルサイトを運営。21年に米国の同業コールマン社を買収して業容拡大。登録者数は62万人超。新規獲得などで国内事業会社向けプラットフォームは取扱高が堅調。24.2期3Qは増収。 記:2024/02/02
4572 東証グロース
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時価総額 7,747百万円
キナーゼタンパク質の製造・販売などを手掛けるバイオベンチャー。がん、リウマチ、アルツハイマー病等の治療薬を研究。創薬事業は売上伸長。創薬支援事業は欧州地域の売上が伸びる。23.12期通期は損益改善。 記:2024/03/05
4582 東証グロース
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時価総額 7,321百万円
がん・血液領域やウイルス感染症領域の希少疾患薬を開発。他社から開発候補品を導入して製品化を狙う。24.12期は薬価改定の影響と抗がん剤の後発薬浸透を想定。アデノウイルス感染症向け注射剤候補は開発本格化へ。 記:2024/03/12
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-3(%)
時価総額 7,814百万円
ファブレス化粧品メーカー。クレンジングバーム「ディオ」が柱。通販主体に卸売も。エイジングケア「カナデル」などの新ブランドを育成。24.7期1Qは競争激化も広告投資抑制で赤字幅縮む。通期では黒字復帰を計画。 記:2024/01/14
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時価総額 11,475百万円
大手車載電池用銅箔メーカー。車載電池用や5G回路基板用などの電解銅箔を展開。車載電池用銅箔市場で国内トップシェア、北米でも首位級。パナソニックが主要顧客。IRA法の影響による輸出減で、3Q累計は足踏み。 記:2024/02/23
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886
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-1(%)
時価総額 12,165百万円
EC業者向け決済代行やネット広告運用が柱。22.12期は不正アクセス対応費用が利益の重石に。23.12期は営業黒字復帰を計画。今年2月にMBOを表明。TOB価格は1株889円。TOB成立ならば上場廃止に。 記:2023/03/07
6182 東証グロース
1,461
3/28 15:00
+3(%)
時価総額 15,615百万円
AI活用の機械翻訳サービスを提供。人による従来型翻訳・通訳、メタバース事業なども手掛ける。導入企業数は6000社超。費用最適化による利益率の改善等で、AI事業は収益好調。24.2期3Q累計は大幅増益。 記:2024/03/05
4,010
3/28 15:00
-10(%)
時価総額 386,223百万円
小型精密制御減速装置大手。減速機の位置決め精度が最も高い波動歯車装置で世界首位。日本は工場稼働率の低下等が響く。24.3期3Qは北米が好調。手術支援ロボット関連向け、アミューズメント機器向けが需要増。 記:2024/02/26
6629 東証スタンダード
519
3/28 15:00
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時価総額 10,932百万円
電子黒板や書画カメラを開発・販売。車載機器やFA関連機器も手掛ける。映像&IT事業は損益改善。電子黒板は販売伸び悩むが、シンガポール子会社の販売が堅調。販管費は減少。24.3期3Q累計は営業黒字転換。 記:2024/02/26
7370 東証グロース
1,081
3/28 15:00
-5(%)
時価総額 7,986百万円
PR支援サービス会社。中小・中堅企業、医療機関を対象にPR支援サービスを展開。総還元性向は30%目標。PRプラットフォームサービスは売上増。オプションサービス拡充等で顧客単価が上昇。24.5期2Qは増収。 記:2024/01/28
1,755
3/28 15:00
+38(%)
時価総額 26,664百万円
中小企業の営業や業務を支援する法人向けサービスを展開。在宅ワーク特化の求人サイト等も手掛ける。業務効率化の支援等の育成図る。営業支援は売上堅調。24.8期1Qは2桁増収。販管費の増加等が収益面の重し。 記:2024/01/28
7378 東証グロース
718
3/28 15:00
+2(%)
時価総額 4,925百万円
リーガルメディア運営会社。「離婚弁護士ナビ」や「あなたの弁護士」、「労働問題弁護士ナビ」など弁護士専門領域に加え、転職メディアも展開。働く女性の労働問題解決に注力。新規獲得進展し、23.10期は大幅増収。 記:2023/12/19
7564 東証スタンダード
3,985
3/28 15:00
-10(%)
時価総額 326,160百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。子ども服・靴や女性向け、シューズ、雨具なども展開。需要予測発注システムの稼働店舗を拡大。新規出店や改装店舗の好調もあり、24.3期中間期は増収確保。 記:2023/12/19
8886 東証スタンダード
1,316
3/28 15:00
+16(%)
時価総額 1,948百万円
愛知県地盤のデベロッパー。国産材を用いた住宅構造に特徴。県営ゴルフ場やホテルの運営、収益型不動産開発も事業領域。24.5期2Qは都市事業が好調。集合住宅5棟の販売等が寄与。余暇事業はゴルフ場運営等が堅調。 記:2024/01/28