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米国株高を背景に買い戻しの動き強まり大幅反発【クロージング】

2021/7/12 16:13 FISCO
*16:13JST 米国株高を背景に買い戻しの動き強まり大幅反発【クロージング】 12日の日経平均は4営業日ぶりに大幅反発。628.60円高の28569.02円(出来高概算10億3000万株)で取引を終えた。前週末の米国市場では主要3指数が過去最高値を更新したほか、前週末の下げの反動もあり、ほぼ全面高の様相となった。また、内閣府が取引開始前に発表した5月の機械受注統計で、民間需要の先行指標となる船舶・電力を除く民需が前月比7.8%増と市場予想を上回る結果となったことも輸出関連企業の業績期待につながり、投資マインドの改善につながった。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数が2000を超え、全体の9割超を占めた。セクター別では、海運と空運を除く31業種が上昇し、機械、金属製品、電気機器、倉庫・運輸、建設などの上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>が堅調で、これら4銘柄で日経平均を約172円押し上げた。半面、エーザイ<4523>、JR東海<9022>、川崎船<9107>、郵船<9101>が値を下げた。 日経平均は先週後半の3日間で700円超の大幅な下落となったが、その大半を戻す形となった。前週末の取引終了後に発表した安川電<6506>の決算では、通期業績予想を上方修正し、市場予想を上回る良好な内容だったため、ファナックやキーエンス<6861>、SMC<6273>などの設備投資関連株に好影響をもたらした。機械受注では、基調判断を5カ月ぶりに引き上げ「持ち直しの動きがみられる」としたことも支援材料となった。一方、4回目の緊急事態宣言が本日発令されたことで、夏休みの旅行需要の回復期待の後退からJR各社やJAL<9201>やANA<9202>の下落が目立ったほか、アルツハイマー病治療薬の承認過程の調査要請が伝わったことから、エーザイも急落した。 東京都を中心に新型コロナウイルスの感染者が増加傾向に変化はないだけに、国内景気の鈍化懸念が拭えていないなか、東京五輪の開幕を23日に控える。首都圏などで行われる開閉会式や競技は無観客での開催が決まったことで、日本がコロナ禍から脱却できていない国と見なされ、「海外勢の失望を招きかねない」との警戒する声も聞かれる。このため、買い戻しの域を抜け出たとみるのは時期尚早だろう。今週はニューヨーク連銀およびフィラデルフィア連銀製造業景況指数や、米国の消費者物価指数、中国の鉱工業生産など景気関連の経済指標の発表が多い。これら経済指標が市場予想を下回れば、再び投資家心理が悪化しかねず、注意が必要だろう。 《FA》
関連銘柄 13件
4523 東証プライム
6,534
5/2 11:30
-15(%)
時価総額 1,937,769百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
6273 東証プライム
82,470
5/2 11:30
-440(%)
時価総額 5,555,921百万円
空気圧制御システムメーカー。空圧機器、自動制御機器、各種濾過装置を製造。エア漏れ可視化技術に定評。国内外で製品供給体制の強化図る。半導体業界向け販売は足踏み。販管費は増加。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/04/09
6506 東証プライム
6,521
5/2 11:30
-74(%)
時価総額 1,739,085百万円
メカトロニクス・ロボットメーカー。サーボモータとインバータは世界シェアトップ。産業用、半導体製造装置用ロボット等も。モーションコントロール部門は堅調。インバータ事業が牽引。24.2期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
6861 東証プライム
69,290
5/2 11:30
+70(%)
時価総額 16,851,882百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,678
5/2 11:30
+19(%)
時価総額 4,722,661百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
35,200
5/2 11:30
+260(%)
時価総額 16,601,482百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9022 東証プライム
3,621
5/2 11:30
+27(%)
時価総額 3,729,630百万円
国鉄民営化で誕生した東海地盤の鉄道会社。東海道新幹線が収益の柱。流通、不動産も。輸送実績では東海道新幹線が2桁増。在来線も増加。流通業は堅調。営業費の増加などをこなし、24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/04
9101 東証プライム
4,289
5/2 11:30
-35(%)
時価総額 2,188,098百万円
海運最大手。コンテナ船等の定期船に加え、ドライバルクやエネルギー等の不定期専用船を展開。海洋資源開発等も。物流事業は足踏み。ターミナル関連部門は国内で取扱量が増加。24.3期3Qは不動産業が増益確保。 記:2024/02/23
9107 東証プライム
2,130
5/2 11:30
-1(%)
時価総額 1,522,371百万円
海運国内3位。持分法会社にコンテナ船のONE社。ドライバルク船や自動車船・内航海運に実績。倉庫管理や陸上輸送等も。LNG船や電力炭船、大型原油船等は順調に稼働。24.3期3Qはエネルギー資源部門が増収。 記:2024/02/10
9201 東証プライム
2,762.5
5/2 11:30
-35.5(%)
時価総額 1,207,610百万円
大手航空会社。国内線や国際線、LCC、貨物輸送の航空運送、旅客サービス、空港内地上サービス等を提供する。今期3Q累計は国際旅客収入が増加した。国内旅客収入は単価が上振れ。航空燃油費等の増加を吸収した。 記:2024/04/03
9202 東証プライム
3,002
5/2 11:30
+1(%)
時価総額 1,453,851百万円
大手航空会社。国内線と国際線トップの全日空が中核。国内線や国際線、貨物運送を展開する。傘下にLCCのピーチやエアージャパン。今期3Q累計は国際線、国内線が好調だった。営業益は過去最高を大幅に更新した。 記:2024/03/03
9983 東証プライム
40,970
5/2 11:30
-220(%)
時価総額 13,037,514百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,769
5/2 11:30
-20(%)
時価総額 13,385,630百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10