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前場に注目すべき3つのポイント~海外勢のフロー限られ、個人主体の材料株物色か~

2021/7/5 8:55 FISCO
*08:55JST 前場に注目すべき3つのポイント~海外勢のフロー限られ、個人主体の材料株物色か~ 5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:海外勢のフロー限られ、個人主体の材料株物色か ■キッコーマン、21/3(IFRS)営業利益 19.4%増 416億円、22/3予想 0.3%増 418億円 ■前場の注目材料:丸紅、ソルトン買収、コネクター大型品販売 ■海外勢のフロー限られ、個人主体の材料株物色か 5日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。2日の米国市場ではNYダウが152ドル高だった。6月の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想以上に増加したことが好感された。過度の賃金インフレの高進も見られず、労働市場の過熱が示されなかったため米連邦準備制度理事会(FRB)が当分緩和策を維持するとの見解がさらに相場を押し上げている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の28775円。円相場は1ドル111円00銭台で推移している。 2日の雇用統計の結果を受けた米国市場の上昇の流れを引き継ぐ形から、買いが先行することが見込まれる。ただし、米雇用統計については、予想を上回るもののテーパリング議論は高まりづらいとの見方がコンセンサスだったと見られ、想定内の動きによってポジティブな反応としてはそれ程大きくはないだろう。また、5日の米国市場は独立記念日の振替祝日となることから海外勢の売買は細ると考えられるため、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすいと見られる。 日経平均は足元で28500円~29000円辺りでのもち合いが続いている。緩やかながらも上値をやや切り下げて推移してきているため、自律反発が期待されるものの、レンジを突破する動きは期待しづらく、5日線辺りを挟んだ推移といったところか。また、米国ではアマゾンやアップルなどハイテク株の物色が目立っていたが、国内においてはハイテク株の利益確定の動きが目立ってきている。米ハイテク株高の流れから買い直される可能性があるものの、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、より利食いの動きが強まる展開を想定しておく必要がありそうだ。 また、先週は海運株への持ち高調整の動きが目立っていた。アフターコロナによる景気敏感株物色についても利益確定の流れに広がりが見られてくるようだと、物色対象を絞りづらくさせそうだ。そのため、個人主体の物色から材料株などに向かいやすく、国土強靭化関連などでの短期的な値幅取り狙いの物色が意識される。その他、需給面でのしこりの少ない直近IPO銘柄などにも短期資金が向かいやすいだろう。 ■キッコーマン、21/3(IFRS)営業利益 19.4%増 416億円、22/3予想 0.3%増 418億円 キッコーマン<2801>は2021年3月期決算(IFRS)を発表。営業利益は前期比19.4%増の416.72億円だった。22年3月期は同0.3%増の418.00億円を見込んでおり、コンセンサスの範囲内。2021年3月期から、国際財務報告基準(IFRS)を任意適用しており、4月27日に発表した21年3月期において公表していた22年3月期予想を取り下げている。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28783.28、+76.24) ・NYダウは上昇(34786.35、+152.82) ・ナスダック総合指数は上昇(14639.33、+116.95) ・シカゴ日経先物は上昇(28775、大阪比+15) ・SOX指数は上昇(3315.83、+20.77) ・VIX指数は低下(15.07、-0.41) ・米長期金利は低下 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・村田製作所<6981>社長・中島規巨氏、MLCC・電池の生産増強 ・三菱ケミHD<4188>MMA最適化、供給網、他社工場データ連係 ・フィデアHD<8713>東北銀と来年10月統合、「東北全域」金融グループに ・日野自<7205>基幹部品を効率調達、顧客目線で連携加速 ・日ペHD<4612>内装加飾フィルム参入、塗料技術応用 ・島津製<7701>中国・天津に新工場、フォークリフト部品増産 ・ソディック<6143>中国・福建省に新工場 ・THK<6481>中国でIoTサービス、正式運用開始 ・ミネベアミツミ<6479>ミックスドシグナル半導体量産、群馬・岐阜に開発拠点 ・NEC<6701>5G商戦で攻勢、欧州で基地局ビジネス ・AGC<5201>ノバルティスから米遺伝子薬工場を買収 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪・5月小売売上高改定値(速報値:前月比+0.1%) ・10:45 中・6月財新サービス業PMI(予想:54.9、5月:55.1) 《ST》
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時価総額 1,848,676百万円
しょうゆメーカー最大手。しょうゆに加え、つゆやたれ、トマト加工品、缶詰等の食品、野菜飲料や豆乳の飲料、酒類を製造、販売する。今期3Q累計は国内のしょうゆや食品が堅調に推移した。海外も食品が堅調だった。 記:2024/04/07
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時価総額 1,356,563百万円
国内最大の総合化学メーカー。アクリル樹脂原料や炭素繊維、光学用フィルムに強み。24.3期3Q累計は石化製品の需要が振るわず。だが産業ガスや医薬品が好調。減損損失減少も利益に効く。通期最終増益・増配を計画。 記:2024/02/14
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塗料世界4位。アジアに強く、中国の建築用で高シェア。配当性向は30%目途。日本は収益伸長。工業用塗料や汎用塗料は売上横ばいだが、自動車用塗料は堅調。23.12期3Qは収益好調。通期利益予想を上方修正。 記:2024/01/27
5201 東証プライム
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6143 東証プライム
733
5/2 15:00
+2(%)
時価総額 42,362百万円
NC放電加工機で世界首位の工作機械メーカー。世界初のワイヤ回転機構搭載ワイヤ放電加工機を開発。中国に新工場を建設し、産業機械と食品機械の市場競争力を強化。放電加工機、射出成形機の停滞で23.12期は一服。 記:2024/02/22
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時価総額 1,249,639百万円
極小ベアリングに強み。モータや液晶用バックライト、アナログ半導体等も手掛ける。プレシジョンテクノロジーズ事業は増収。航空機関連の需要増でロッドエンドベアリングは売上増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/03/05
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時価総額 449,825百万円
機械部品メーカー。直動案内機器で世界シェアトップ。工作機械や産業用ロボット、半導体製造装置等の直動システムを製造、販売する。輸送機器や医療機器、免震装置向けに事業を拡大。23年12月期の産業機器が足踏み。 記:2024/03/08
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時価総額 3,047,735百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
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2,798
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時価総額 5,672,786百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
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時価総額 1,278,134百万円
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時価総額 27,540百万円
秋田の北都銀行と山形の荘内銀行が経営統合して発足。秋田県と山形県が主な営業エリア。投資信託や生命保険など預かり資産残高は増加。有価証券利息配当金、その他業務収益は足踏み。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/02/22