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新興市場見通し:グロース優位にIPOラッシュ通過で需給改善も、5社新規上場

2021/6/26 14:30 FISCO
*14:30JST 新興市場見通し:グロース優位にIPOラッシュ通過で需給改善も、5社新規上場 今週の新興市場では、他の株価指数と比べマザーズ指数の堅調ぶりが目立った。週初は日米株の急落とともにリスク回避目的の売りが先行した。しかし、その後ハイテク株比率の高い米ナスダック総合指数が連日で過去最高値を更新し、新興IT株中心のマザーズにとっても追い風となった。IPOラッシュに入り新規上場銘柄が賑わったものの、週後半には業績修正を発表したメルカリ<4385>が大幅高となってマザーズ指数を押し上げた。なお、週間の騰落率は、日経平均が+0.4%であったのに対して、マザーズ指数は+1.7%、日経ジャスダック平均は+0.1%だった。マザーズ指数の日足チャートは25日移動平均線を支えにリバウンドする格好となった。 個別では、前述のメルカリが週間で9.6%高。2021年6月期は黒字化する見通しとなった。その他のマザーズ時価総額上位では、フリー<4478>が同4.8%高、JMDC<4483>が同4.7%高と堅調だった。JMDCは一部証券会社の投資判断付与が観測されて買われる場面があった。売買代金上位では、6月18日上場のEnjin<7370>や前の週に売られたプレミアアンチエイジング<4934>が大きく上昇。また、クリングルファーマ<4884>が週間のマザーズ上昇率トップとなった。一方、ビジョナル<4194>が同6.9%安、ウェルスナビ<7342>が同5.4%安と軟調。また、インバウンドテック<7031>などが下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力は、ワークマン<7564>が同5.5%高、セリア<2782>が同3.0%高と堅調。売買代金上位ではシキノハイテック<6614>などが買われ、オプトエレクトロニクス<6664>は業績上方修正が好感されて大幅高となった。一方、シンバイオ製薬<4582>やテクノホライゾン<6629>は利益確定売りに押された。IPOでは12社もの新規上場があり、ベイシス<4068>が公開価格の2倍超、アイ・パートナーズフィナンシャル<7345>が3倍超という初値を付けた。一方で4社が公開価格割れスタートとなった。 来週の新興市場では、マザーズ指数が6月半ばの戻り高値(1205.83pt、取引時間中)を上回ってくることに期待したい。想定されたとおり、米国ではナスダック総合指数が高値更新基調となっている。短期的なリバーサル(株価の反転)を挟みつつではあるが、7月には決算発表シーズンが控えていることもあり、好業績が期待できるグロース(成長)株の優位が続き、新興IT株中心のマザーズにとって追い風となるだろう。6月末にはIPOラッシュが一巡し、需給改善にも期待が持てる。 IPOラッシュ通過後は直近上場銘柄の見直しの動きも想定される。需給要因で初値が伸び悩み、再評価の余地が大きそうなのはペイロール<4489>、アルマード<4932>、日本電解<5759>など。アイドマ・HD<7373>やベイシスは業績成長率が非常に高い。なお、来週は6月30日に識学<7049>、フィードフォース<7068>などが決算発表を予定している。 IPO関連では、6月28日に1社、29日に3社、30日に1社が新規上場する。29日のオムニ・プラス・システム・リミテッド<7699>は2社目のJDR(外国株信託受益証券)上場。30日上場でデータ分析ツールのプラスアルファ・コンサルティング<4071>は公開規模がかなり大きいものの、注目度も相応に高い。なお、今週はブレインズテクノロジー<4075>(7月28日、マザーズ)など3社の新規上場とジィ・シィ企画の上場中止が発表されている。 《FA》
関連銘柄 24件
2782 東証スタンダード
2,794
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+40(%)
時価総額 211,897百万円
100円ショップ業界2位。主力は日本製グッズ。独自の企画商品や流通システムに強み。女性視点の品揃えにも定評。1998店舗展開。直営店61店舗を新規出店。24.3期2Qは増収。収益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/01/16
4068 東証グロース
1,239
4/25 0:00
±0(%)
時価総額 2,298百万円
携帯電話基地局の設置工事や保守・運用を行うエンジニアリング会社。IoTエンジニアリングサービスに経営リソース集中。24.6期2Q累計はIoTエンジニアリングサービスが増収。サービスの拡充等が奏功。 記:2024/02/25
2,024
4/25 15:00
-53(%)
時価総額 81,343百万円
ビッグデータ可視化プラットフォームを開発・運営。タレントパレットなどを手掛ける。HRソリューション部門は好調。タレントパレット事業は顧客数が大幅増。解約率は低位安定。24.9期1Qは2桁増収増益。 記:2024/03/31
4194 東証プライム
7,720
4/25 15:00
-360(%)
時価総額 296,379百万円
クラウド型の会員制転職サイト「ビズリーチ」や採用管理サイト「ハーモス」を運営。M&Aマッチング等も。ビズリーチのスカウト可能会員数は227万人超。HRMOS事業は売上伸長。24.7期1Qは2桁増収増益。 記:2024/01/28
4385 東証プライム
1,783.5
4/25 15:00
-25(%)
時価総額 286,913百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4478 東証グロース
2,755
4/25 15:00
-85(%)
時価総額 156,696百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4483 東証プライム
3,246
4/25 15:00
-21(%)
時価総額 197,688百万円
匿名加工化された疫学データを製薬会社や保険会社などに提供。遠隔画像診断サービスも。オムロンの連結子会社。ヘルスビッグデータは堅調。取引先健康保険組合数などが増加。24.3期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/02/04
4489 東証グロース
1,374
4/25 15:00
±0(%)
時価総額 24,683百万円
給与計算業務のアウトソーシングサービスを提供。主な顧客は製造業やサービス業、小売、飲食など。月平均解約率は0.13%。クラウド新システムの順調な稼働により、P3売上収益は堅調。24.3期2Qは増収増益。 記:2024/01/16
4582 東証グロース
178
4/25 15:00
-2(%)
時価総額 8,169百万円
がん・血液領域やウイルス感染症領域の希少疾患薬を開発。他社から開発候補品を導入して製品化を狙う。24.12期は薬価改定の影響と抗がん剤の後発薬浸透を想定。アデノウイルス感染症向け注射剤候補は開発本格化へ。 記:2024/03/12
4884 東証グロース
564
4/25 15:00
-19(%)
時価総額 3,553百万円
創薬バイオベンチャー。組換えヒトHGF(肝細胞増殖因子)タンパク質プロジェクトに経営資源を集中。脊髄損傷急性期、声帯瘢痕等の開発にリソース投下。24.9期1Qは増収。損益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/02/25
4932 東証スタンダード
1,434
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+10(%)
時価総額 14,905百万円
独自開発の卵殻膜原料を配合した女性用化粧品・サプリを開発・販売。直販主体にTV通販やOEMも。24.3期3Q累計は直販の新規客獲得が増勢に。新規育毛サプリ貢献などでTV通販も伸長。通期二桁増収増益を計画。 記:2024/03/12
799
4/25 15:00
+3(%)
時価総額 6,968百万円
ファブレス化粧品メーカー。基礎化粧品を開発販売。クレンジング市場でトップシェア。「DUO」と「CANADEL」の2ブランドを手掛け、「ザクレンジングバーム」で成長。アンチエイジング事業停滞し中間期は一服。 記:2024/03/29
5759 東証グロース
1,183
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大手車載電池用銅箔メーカー。車載電池用や5G回路基板用などの電解銅箔を展開。車載電池用銅箔市場で国内トップシェア、北米でも首位級。パナソニックが主要顧客。IRA法の影響による輸出減で、3Q累計は足踏み。 記:2024/02/23
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472
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-14(%)
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電子黒板や書画カメラを開発・販売。車載機器やFA関連機器も手掛ける。映像&IT事業は損益改善。電子黒板は販売伸び悩むが、シンガポール子会社の販売が堅調。販管費は減少。24.3期3Q累計は営業黒字転換。 記:2024/02/26
6664 東証スタンダード
331
4/25 15:00
-1(%)
時価総額 2,177百万円
自動認識装置メーカー。国内唯一、バーコード読み取りの核となるモジュールエンジンを製造。レーザモジュールで国内トップシェア。23.11期通期は日本が増収。定置式スキャナ製品等が堅調。24.11期は増収計画。 記:2024/02/03
7031 東証グロース
1,040
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-5(%)
時価総額 2,720百万円
コールセンター代行サービスを展開。多言語・24時間対応に強み。営業代行は東電向けが柱。24.3期3Q累計は高採算だったコロナ関連コールセンター案件の一巡で利益足踏み。今年2月にヘルスケアBPO事業を譲受。 記:2024/04/15
7049 東証グロース
473
4/25 14:59
-2(%)
時価総額 3,915百万円
組織運営理論の識学を使った組織コンサルティングや従業員研修、webサービス、関連書籍の出版を行う。マネジメントコンサルティングサービスは売上堅調。累計契約社数は4049社と増加。24.2期3Qは増収。 記:2024/01/27
625
4/25 15:00
-14(%)
時価総額 16,349百万円
マーケティング支援会社。リスティング広告等の運用やデータフィールド管理、DX支援、マーケティングシステムの提供等を行う。ソーシャルPLUS等は受注額が増加。特別利益計上。24.5期2Qは最終黒字転換。 記:2024/02/03
7342 東証グロース
1,452
4/25 15:00
-31(%)
時価総額 85,279百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を運営。20~50代の勤労世代が主要顧客。預かり資産1兆1000億円を突破。運用者数の増加や入金好調で、23.12期実績は増収・大幅営業増益。 記:2024/03/23
410
4/25 14:35
-6(%)
時価総額 1,399百万円
金融商品仲介業を基軸としたIFAによる金融サービスを展開。顧客の資産運用などの金融商品の仲介も。所属IFA数は203名。金融商品仲介業に係る口座総数は1万5735口座。24.3期3Qは2桁増収、損益改善。 記:2024/02/25
7370 東証グロース
1,008
4/25 15:00
-3(%)
時価総額 7,447百万円
PR支援サービス会社。中小・中堅企業、医療機関を対象にPR支援サービスを展開。総還元性向は30%目標。PRプラットフォームサービスは売上増。オプションサービス拡充等で顧客単価が上昇。24.5期2Qは増収。 記:2024/01/28
1,747
4/25 15:00
-94(%)
時価総額 26,542百万円
中小企業の営業や業務を支援する法人向けサービスを展開。在宅ワーク特化の求人サイト等も手掛ける。業務効率化の支援等の育成図る。営業支援は売上堅調。24.8期1Qは2桁増収。販管費の増加等が収益面の重し。 記:2024/01/28
7564 東証スタンダード
3,915
4/25 15:00
-20(%)
時価総額 320,431百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。女性向けや子供服、シューズ、雨具等も。1006店舗展開。27店舗の新規出店実施。PB商品の売上比率は上昇。新規出店効果等で24.3期3Qは増収。 記:2024/04/08