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前場に注目すべき3つのポイント~バリューシフトを意識した物色の流れに~

2021/5/11 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~バリューシフトを意識した物色の流れに~ 11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:バリューシフトを意識した物色の流れに ■パナソニック、21/3期営業利益2586億円、修正計画を上回っての着地 ■前場の注目材料:日産自、エンジンに100億円投資、精密部品を国内で集中生産 ■バリューシフトを意識した物色の流れに 11日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうである。10日の米国市場では景気回復期待も根強く、ハイテク株から景気循環株への移行が続き、ナスダックが大幅に下落。連邦準備制度理事会(FRB)が長期にわたり大規模緩和を据え置くとの見方から買い先行となり、NYダウは最高値を更新した後は、高値付近での利益確定売りに加えハイテクの売りに押され引けにかけて下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比300円安の29270円。円相場は1ドル108円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなろう。米国では足元でバリューシフトは続いていたものの、この動きが加速しており、クオリティ株は大幅な下落となっている。フェイスブックなどの投資判断引き下げなども観測されており、指数インパクトの大きい値がさ株の影響がより大きくなりそうである。決算発表がピークを迎えていることから出来高は膨らみづらく、薄商いのなかで先物主導によってバイアスも強まりやすいところである。 まずは売り一巡後の底堅さを見極めることになりそうだが、29000円~29200円辺りでの底堅さが意識されるようであれば、次第に落ち着きをみせてくると考えられ、短期筋のショートカバーを意識した押し目買いも出てきそうである。とはいえ、参加者は限られており、短期筋による値幅取りにとどまろう。インデックスに絡んだ売買に影響を受けづらい銘柄のほか、バリューシフトを意識した景気敏感株などへ資金が向かいやすい。また、決算を手掛かりとした個別物色の流れが強まりやすいと考えられる。 一方でマザーズなど中小型株の一角については、ナスダックの下落影響を受けやすく、時価総額上位のマザーズ銘柄については神経質な展開が見込まれそうである。 ■パナソニック、21/3期営業利益2586億円、修正計画を上回っての着地 パナソニック<6752>が発表した2021年3月期決算は、営業利益が前期比12.0%減の2586億円だった。2月の上方修正値(2300億円)を上回っての着地。22/3期は27.6%増の3300億円を見込む。新型コロナウイルス禍から各国経済が回復に向かうなか、全セグメントで増益を見込んでいる。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29518.34、+160.52) ・1ドル108円80-90銭 ・米原油先物は上昇(64.92、+0.02) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・日産自<7201>エンジンに100億円投資、精密部品を国内で集中生産 ・富士電機<6504>東京工場で見える化実証、ローカル5G活用 ・伊藤忠<8001>当期益6000億円目指す、新3カ年中計 ・愛知製鋼<5482>23年度中計策定、営業益4倍150億円 ・クボタ<6326>上下水保守にHMD、熟練者が遠隔支援 ・ACSL<6232>マレーシアのドローン企業に出資、東南ア開拓 ・三菱重<7011>三菱パワーを統合、火力発電を脱炭素で見直し ・住友重<6302>3カ年中計、受注高1兆円、建機・加工機を拡販 ・川重<7012>液化水素の輸送設備開発 ・KDDI<9433>携帯通信大手、鉄塔・基地局点検向けドローンの機能強化急ぐ ・ローム<6963>新5カ年中計、成長投資に4000億円 ・オプテックスG<6914>来店者の行動分析、スイッチスマイルと提携 ・SCSK<9719>モビロッツと運送事業運営支援サービス開始 ・クリングルファーマ<4884>医薬品製造販売許可取得を準備 ・アステラス薬<4503>経口抗がん剤、欧で追加承認 ・小野薬<4528>米バイオ集積地に現法移転、自社販売に向け ・ホソカワミクロン<6277>育毛剤など中国で拡販、現地企業と契約 ・旭化成<3407>米子会社、臓器移植対象の阻害薬で独占権、仏社から導入 ・日本化学工業<4092>徳山にチタン酸バリウム生産棟 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 3月家計支出(前年比予想:+1.5%、2月:-6.6%) ・08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(4月26・27日分) <海外> ・10:30 中・4月消費者物価指数(前年比予想:+1.0%、3月:+0.4%) ・10:30 中・4月生産者物価指数(前年比予想:+6.5%、3月:+4.4%) 《ST》
関連銘柄 20件
3407 東証プライム
1,071
5/14 15:00
+7.5(%)
時価総額 1,492,901百万円
総合化学大手。マテリアル、住宅、ヘルスケアの領域で事業展開。住宅部門は堅調。建築請負部門は伸び悩むが、不動産部門等がカバー。クリティカルケア事業ではAEDの販売量が増加。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/11
4092 東証プライム
2,436
5/14 15:00
-24(%)
時価総額 21,736百万円
化学品メーカー。リン、シリカ、クロムなどの無機化合物に実績。有機合成技術を用いた受託合成に加え、6N規格の高純度赤リンや高純度ホスフィンガスなど半導体材料も展開。新製品の売上寄与もあり、3Q累計は増益。 記:2024/02/09
4503 東証プライム
1,521
5/14 15:00
+10.5(%)
時価総額 2,792,331百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
4528 東証プライム
2,327.5
5/14 15:00
+7.5(%)
時価総額 1,204,307百万円
医療用医薬品メーカー。がん領域を中心に、糖尿病、関節、心臓、神経向け医薬品を開発。免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」と化学療法の併用療法に重点。「オプジーボ」の拡大で、24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
4884 東証グロース
602
5/14 15:00
+64(%)
時価総額 3,792百万円
創薬バイオベンチャー。組換えヒトHGF(肝細胞増殖因子)タンパク質プロジェクトに経営資源を集中。脊髄損傷急性期、声帯瘢痕等の開発にリソース投下。24.9期1Qは増収。損益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/02/25
5482 東証プライム
3,690
5/14 15:00
-30(%)
時価総額 73,383百万円
特殊鋼大手。特殊鋼条鋼やステンレス鋼、鍛造品を軸に、HV用放熱部品、ネオジウム系ボンド磁石、高感度磁気センサーなどを展開。環境配慮型電気炉鋼材に注力。特殊鋼の値上がりや鍛造品好調で、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/04
6232 東証グロース
1,011
5/14 15:00
+10(%)
時価総額 15,988百万円
商業用ドローンを製造・販売。独自開発の自律制御技術に強み。取引先は221社。外国籍従業員比率は約2割。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収見通し。インドの大型案件などの売上貢献見込む。 記:2024/04/14
6277 東証プライム
4,455
5/14 15:00
-260(%)
時価総額 76,764百万円
粉体機器でトップ。粉体製品の受託加工やプラスチック薄膜製造装置も。日清エンジニアリングと業務提携。粉体関連事業は堅調。豆類の処理プロセス等を中心に食品分野向けは好調。23.9期通期は2桁増収増益。 記:2024/01/16
6302 東証プライム
4,349
5/14 15:00
-60(%)
時価総額 534,514百万円
総合重機大手。減・変速機や射出成形機に強み。半導体装置や建機なども。24.12期は営業益反落計画も為替想定1ドル135円。物流・建設関連の受注残も豊富。新中計では26.12期に営業益1000億円を目指す。 記:2024/04/12
6326 東証プライム
2,387.5
5/14 15:00
+33.5(%)
時価総額 2,865,590百万円
農業機械で世界有数。ダクタイル鉄管や水処理システム、小型建機、芝刈り機、空調機器なども展開。フランスの農作業機器メーカーBCT社をグループ化。北米の住宅やインフラ開発需要を取入れ、23.12期は利益急伸。 記:2024/03/30
6504 東証プライム
9,471
5/14 15:00
-142(%)
時価総額 1,413,992百万円
大手総合電機。パワー半導体やパワーエレクトロニクス機器に強み。地熱発電設備で世界トップシェア。エネルギーマネジメント分野は増収。電源機器の大口案件等が寄与。半導体分野は堅調。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/02/26
1,346.5
5/14 15:00
+33(%)
時価総額 3,304,388百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
6914 東証プライム
1,749
5/14 15:00
-23(%)
時価総額 66,000百万円
世界的センサーメーカー。屋外用防犯センサーや自動ドアセンサーで世界首位。光ファイバー侵入検知システム等も。自動ドア関連は国内、米国向け販売が増加。23.12期通期は増収。24.12期は増収増益計画。 記:2024/02/25
6963 東証プライム
2,079.5
5/14 15:00
+14(%)
時価総額 856,754百万円
カスタムLSI首位。小信号トランジスタやダイオードも首位級。パワーマネジメント系アナログ技術に実績。発光ダイオードや半導体レーザーは民生機器市場向け中心に伸び悩む。販管費増。24.3期2Qは業績足踏み。 記:2024/01/16
7011 東証プライム
1,299.5
5/14 15:00
+11.5(%)
時価総額 4,384,056百万円
国内最大の総合重機械メーカー。火力発電プラントで世界トップクラス。造船事業や米ボーイング向け機体製造等も。エナジー部門は受注好調。原子力発電システムの受注増などが寄与。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/04/08
7012 東証プライム
5,701
5/14 15:00
-24(%)
時価総額 957,323百万円
総合重機大手。発電設備、二輪車、造船、鉄道車両、航空機等を展開。エネルギーソリューション&マリン事業は堅調。LPG/アンモニア運搬船の増収効果などが寄与。車両事業は売上増。24.3期2Q累計は増収。 記:2024/01/16
7201 東証プライム
572.4
5/14 15:00
+14.5(%)
時価総額 2,415,937百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
8001 東証プライム
7,090
5/14 15:00
-41(%)
時価総額 11,236,870百万円
大手総合商社。繊維や機械、金属、エネルギー、化学、食料、住生活など、8カンパニー制で事業展開。ビッグモーターの事業を継承。今期3Q累計はエネルギーや化学品、金属が足踏みも、食料が回復、住生活が堅調だった。 記:2024/03/31
9433 東証プライム
4,407
5/14 15:00
-62(%)
時価総額 10,154,521百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9719 東証プライム
2,869
5/14 15:00
+47.5(%)
時価総額 897,039百万円
ITサービス大手。システム開発やITインフラ構築、ITハード・ソフト販売、コンサルティング、BPOなどを展開。自動車向け投資需要等で産業IT部門は売上堅調。金融IT部門も増収。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/02/11