マーケット
4/26 15:15
37,934.76
+306.28
38,085.80
-375.12
暗号資産
FISCO BTC Index
4/27 6:07:11
10,104,035
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:新興IT株に「実態選別」の洗礼?IPOは6月分発表

2021/5/8 15:05 FISCO
*15:05JST 新興市場見通し:新興IT株に「実態選別」の洗礼?IPOは6月分発表 ゴールデンウィークの連休前後の新興市場では、マザーズ指数の軟調ぶりが目立った。5連休前は買い持ち高の調整とみられる売りが優勢。連休が明けると米国株の好調ぶりから日経平均も上昇したが、株式市場全体として景気回復やインフレ増進を見越した投資資金のシフトが見られ、マザーズ銘柄には積極的な買いが入りづらかった。さらにAI inside<4488>の急落も重なったことで、今週末にかけては主力IT株に売りが広がった。なお、4月26日から5月7日までの騰落率は、日経平均が+1.2%であったのに対して、マザーズ指数は-4.1%、日経ジャスダック平均は+0.4%だった。マザーズ指数は終値としては3月10日以来の安値を付け、今週末の取引を終えている。 個別では、前述のAI insideが当該期間で半値以下に急落。大口販売先のライセンスが更新されない見込みとの発表を受け、連日でストップ安を付けた。マザーズ時価総額上位でもフリー<4478>が同13.8%安、BASE<4477>が同14.8%安と大きく下落。フリーは今週末にかけて値を崩し、年初来安値を更新した。メルカリ<4385>は決算を受けて買われる場面もあったが、結局同3.4%安となった。一方、マネーフォワード<3994>はやはり今週末にかけて値を消したが、同2.5%高とプラスを確保。3月上場のブロードマインド<7343>が人気化し、GMOメディア<6180>やアズーム<3496>は決算を受けて急伸した。ジャスダック主力では、ワークマン<7564>が4月の売上好調で同2.7%高。決算・業績修正銘柄ではnmsHD<2162>などが賑わった。ただ、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同1.2%安、日本マクドナルドHD<2702>が同1.0%安となるなど、主力銘柄は全般にやや軟調。イメージ ワン<2667>などは利益確定売りがかさみ大きく下落した。IPOでは、4月27日にテスHD<5074>が東証1部へ新規上場し、公開価格を2割弱上回る初値を付けた。 来週の新興市場では、マザーズ指数の自律反発に期待した買いが入る場面もあるだろうが、復調までは期待しづらいかもしれない。米国で金融緩和の長期化が改めて意識されているのは支援材料となるが、経済活動の再開で先行するその米国では主要企業が従業員のオフィス復帰を促し始め、またAI insideの急落に絡んでIT企業の強調する「リカーリング(継続)収益」の定義に疑問を呈する向きも出てきた。「社会のデジタル化」が大きく後退するとは考えづらいものの、新興IT株はより実態に即した丁寧な選別が必要になってきそうだ。 来週は、5月10日にセリア<2782>、ワークマン、11日にBASE、12日にAppier Group<4180>、フリー、13日にマクドナルド、プレイド<4165>、JMDC<4483>、東映アニメーション<4816>、弁護士ドットコム<6027>、14日にハーモニック、ウェルスナビ<7342>などが決算発表を予定している。新興市場でも600社以上の決算発表が控えており、銘柄選別の動きを一段と強めるだろう。 IPO関連では、メイホーHD<7369>(6月2日、マザーズ及び名証セントレックス)など3社の新規上場が発表されている。ワンダープラネット<4199>(6月10日、マザーズ)は「クラッシュフィーバー」などのスマートフォンゲームを国内外で展開し、知名度が比較的高いようだ。テスHDからメイホーHDまで1カ月あまりIPO休止期間となる。 《FA》
関連銘柄 21件
2162 東証スタンダード
406
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 8,774百万円
EMS会社。製造派遣や製造請負、電子・電子機器の製造受託、電源関連製品の開発、設計、製造、販売を展開。アユタヤ支店を開設し、タイでの事業拡大を加速。パワーサプライ事業の伸長もあり、3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/26
2667 東証スタンダード
326
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 3,359百万円
医療画像システムの開発や各種画像処理ソフトウエアの販売を手掛ける医療サービス会社。東京電力の公募「ALPS処理水等からトリチウムを分離する技術」に注力。23.9期の業績予想を一旦取り下げ、決算発表は遅延。 記:2024/01/17
6,870
4/26 15:00
+10(%)
時価総額 913,435百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。外食でも上位。米マクドナルドのライセンス下で国内マクドナルドを展開。夜メニューや新商品開発を推進。デジタルやデリバリーの活用で利便性向上。業容好調で23.12期は増収増益。 記:2024/02/29
2782 東証スタンダード
2,847
4/26 15:00
+53(%)
時価総額 215,916百万円
100円ショップ業界2位。主力は日本製グッズ。独自の企画商品や流通システムに強み。女性視点の品揃えにも定評。1998店舗展開。直営店61店舗を新規出店。24.3期2Qは増収。収益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/01/16
3496 東証グロース
5,330
4/26 15:00
-50(%)
時価総額 31,985百万円
月極駐車場をオーナーから一括で借り上げて自社運営の月極駐車場検索サイトを通じて転貸。24.9期1Qは月極駐車場の受託台数が順調に増え、賃貸収入拡大。人件費増こなし増収増益に。通期最高業績・連続増配を計画。 記:2024/04/16
3994 東証プライム
5,568
4/26 15:00
+39(%)
時価総額 299,458百万円
法人向け経理・人事労務クラウドが柱。個人向け資産管理アプリ、SaaSマーケティング支援等も。法人顧客獲得は順調。法人向けストック売上は好調。23.11期通期は2桁増収。24.11期も2桁増収見通し。 記:2024/02/02
4165 東証グロース
614
4/26 15:00
-8(%)
時価総額 23,698百万円
ウェブサイト・アプリ向け顧客分析プラットフォーム「KARTE」を提供。リアルタイム性に強み。サービス及びコンサル等売上は堅調。STUDIO ZEROの大型案件が寄与。24.9期1Qは2桁増収、損益改善。 記:2024/03/31
1,312
4/26 15:00
+8(%)
時価総額 133,063百万円
マーケティング支援会社。AI搭載マーケティング支援ツールを手掛ける。AIによる顧客行動予測等が強み。米国及びEMEAは売上伸長。北東アジアは既存顧客の拡大などで売上好調。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/02/25
4385 東証プライム
1,779.5
4/26 15:00
-4(%)
時価総額 286,270百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4477 東証グロース
270
4/26 15:00
+2(%)
時価総額 30,237百万円
低コスト・専門知識不要でネットショップの作成・運営ができるプラットフォーム「BASE」を運営。決済サービスも。PAY.JP事業は売上伸長。利用ショップ数、利用金額は増加続く。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/25
4478 東証グロース
2,755
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 156,696百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4483 東証プライム
3,270
4/26 15:00
+24(%)
時価総額 199,150百万円
匿名加工化された疫学データを製薬会社や保険会社などに提供。遠隔画像診断サービスも。オムロンの連結子会社。ヘルスビッグデータは堅調。取引先健康保険組合数などが増加。24.3期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/02/04
4488 東証グロース
6,120
4/26 15:00
-30(%)
時価総額 24,468百万円
AIを活用したクラウド型の手書き文字認識ツールを開発・販売。OEM提供も。「DX Suite」利用ライセンスは増加。リカーリング型モデルは売上堅調。特別損失のはく落等により、24.3期3Qは最終黒字転換。 記:2024/02/13
4816 東証スタンダード
2,633
4/26 15:00
+58(%)
時価総額 552,930百万円
東映系アニメ制作会社。プリキュアやドラゴンボールなどの映像制作やキャラクター版権ビジネスを展開。映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」等は好調。その他事業は売上増。24.3期3Qは増収。通期業績予想を上方修正。 記:2024/02/10
5074 東証プライム
435
4/26 15:00
-3(%)
時価総額 30,759百万円
工場・業務用施設向けに再エネ・省エネ設備を設計・調達・施工。運営・管理や再エネ発電も。24.6期上期は足踏み。ただ脱炭素ニーズ強く、受注は堅調。昨年末受注残は22年末比72%増に。通期では最高純益を計画。 記:2024/03/13
6027 東証グロース
2,929
4/26 15:00
+73(%)
時価総額 65,252百万円
国内最大級の「弁護士ドットコム」を運営し、法律トラブルの解決支援を行う。電子契約の「クラウドサイン」等も。クラウドサインは売上好調。大企業、地方自治体中心に導入進む。24.3期3Q累計は業績堅調。 記:2024/03/04
6180 東証グロース
2,912
4/26 14:44
+7(%)
時価総額 5,443百万円
インターネットメディア運営会社。プログラミング教育や美容医療のヴァーティカルメディア、ECメディアなどを運営。院内業務一括管理SaaSなど美容医療領域を育成。業容好調で23.12期営業利益は過去最高更新。 記:2024/02/23
3,990
4/26 15:00
+180(%)
時価総額 384,297百万円
小型精密制御減速装置大手。減速機の位置決め精度が最も高い波動歯車装置で世界首位。日本は工場稼働率の低下等が響く。24.3期3Qは北米が好調。手術支援ロボット関連向け、アミューズメント機器向けが需要増。 記:2024/02/26
7342 東証グロース
1,479
4/26 15:00
+27(%)
時価総額 86,865百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を運営。20~50代の勤労世代が主要顧客。預かり資産1兆1000億円を突破。運用者数の増加や入金好調で、23.12期実績は増収・大幅営業増益。 記:2024/03/23
7343 東証グロース
1,899
4/26 15:00
-50(%)
時価総額 10,317百万円
ファミリー向け金融コンサル。保険、住宅ローン、不動産仲介、資産運用などの金融商品を手掛け、開業医や企業オーナー向けも展開。24.3期は増収確保。中計売上目標は、27.3期80億円、34.3期200億円。 記:2024/03/23
7564 東証スタンダード
3,900
4/26 15:00
-15(%)
時価総額 319,203百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。女性向けや子供服、シューズ、雨具等も。1006店舗展開。27店舗の新規出店実施。PB商品の売上比率は上昇。新規出店効果等で24.3期3Qは増収。 記:2024/04/08