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前場に注目すべき3つのポイント~決算ピークを前に様子見姿勢を強めてくる可能性~

2021/5/7 8:51 FISCO
*08:51JST 前場に注目すべき3つのポイント~決算ピークを前に様子見姿勢を強めてくる可能性~ 7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:決算ピークを前に様子見姿勢を強めてくる可能性 ■任天堂、21/3営業利益は上振れ着地、22/3はコンセンサス下回る ■前場の注目材料:三井化学、用途探索にAI、素材転用で提案素早く ■決算ピークを前に様子見姿勢を強めてくる可能性 7日の日本株市場は、買い先行後は次第にこう着感の強い相場展開になりそうである。6日の米国市場はNYダウが318ドル高となり、連日で最高値を更新した。週次失業保険申請件数が前週から予想以上に減少したため労働市場や景気回復期待に繋がった。バイデン政権によるコロナワクチン特許除外を支持する方針が警戒され一時下落に転じたが、ドイツのメルケル首相が特許除外に反対姿勢を示したため、安心感から上昇に転じ、引けにかけて上げ幅を拡大している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の29365円。円相場は1ドル109円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形からやや買い優勢スタートとなりそうだ。しかし、昨日の大幅上昇に繋がった断続的なインデックス買いは期待しづらいところであろう。連休の待機的な資金流入は一巡しており、断続的なインデックス買いが見られないとなれば、利益確定の流れも出やすい。米国では雇用統計に対する期待感はありそうだが、来週は決算発表がピークを迎えることもあり、ショートカバーは意識されるものの、積極的なロングポジションをオーバーウィークさせてくる流れにはならないと考えられる。 そのため、25日線を捉えてきた日経平均についても、同水準を一気に上放れてくる展開は考えづらく、この水準をクリアしてくる動きをみせてくるようであれば、サプライズ感が強まりやすい。物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別対応になるだろうが、昨日の決算については任天堂<7974>の今期見通しに対してネガティブな反応を見せてくるかが注目されるところである。前期は計画を上振れての着地だが、今期については巣ごもり消費の反動減を想定している。昨日は先回り的に下落していた面もあり、売り一巡後の底堅さを見極めたいところであろう。決算に対する慎重姿勢が高まってくるようだと、来週の決算ピークを前に様子見姿勢を強めてくる可能性があるため、テーマ株など材料株での短期的な値幅取り狙いに向かわせそうである。 なお、中小型の決算では、レノバ<9519>、インソース<6200>、ホーブ<1382>、サイバリンクス<3683>、イノベーション<3970>などが注目されそうである。 ■任天堂、21/3営業利益は上振れ着地、22/3はコンセンサス下回る 任天堂<7974>は2021年3月期業績を発表。営業利益は前期比81.8%増の6406.34億円だった。2月に上方修正した5600億円を上振れての着地。主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」のほか、「あつまれ どうぶつの森」などソフト販売が増加。22年3月期の営業利益は前期比22%減の5000億円を見込んでおり、コンセンサス(5900億円程度)を下回る。巣ごもり需要で前期に大幅な増収増益となった反動が出ると予想している。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29331.37、+518.74) ・NYダウは上昇(34548.53、+318.19) ・ナスダック総合指数は上昇(13632.84、+50.42) ・シカゴ日経225先物は上昇(29365、大阪比+55) ・SOX指数は上昇(3066.22、+23.35) ・VIX指数は低下(18.39、-0.76) ・米長期金利は低下 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・三井化学<4183>用途探索にAI、素材転用で提案素早く ・サカタインクス<4633>低耐熱基材でFPC、実装技術 ・シャープ<6753>SDPの前12月期、当期赤字1019億円、設備の減損処理主因 ・テルモ<4543>注射器供給、米ファイザーのコロナワクチン1瓶から7回接種 ・JAL<9201>カンタス航空との共同事業、豪当局「認めず」 ・ソフトバンク<9434>楽天を提訴、営業秘密持ち出し ・日立建機<6305>疲労検知技術の豪IT買収、鉱山作業に活用 ・NEC<6701>微粒子中のウイルス検知、空間監視向け結合分子を開発 ・デクセリアルズ<4980>液晶ディスプレー高品質化、蛍光体フィルム開発 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 3月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:-0.2%、2月:-0.4%) ・08:30 3月実質賃金総額(前年比予想:0.0%、2月:+0.1%) ・08:50 4月マネタリーベース(3月:前年比+20.8%) <海外> ・10:45 中・4月財新サービス業PMI(予想:54.2、3月:54.3) ・時間未定 中・4月輸出(前年比予想:+24.1%、3月:+30.6%) ・時間未定 中・4月輸入(前年比予想:+44.0%、3月:+38.1%) 《ST》
関連銘柄 15件
1382 東証スタンダード
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時価総額 1,689百万円
洋菓子メーカーなどに国産イチゴを供給。夏秋期に収穫できる自社品種に強み。クリスマス需要のある2Qが商盛期。馬鈴薯の生産販売も。24.6期上期は残暑の影響で自社品種の出荷数量が足踏み。ただ販価上昇で増収に。 記:2024/02/07
3683 東証スタンダード
769
5/2 15:00
-2(%)
時価総額 8,128百万円
流通向けEDIや基幹業務のクラウド型サービス、官公庁向け基幹業務や情報系システム等を手掛ける。小売業向けEDIサービス「BXNOAH」などのクラウドサービスは提供拡大。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/14
3970 東証グロース
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5/2 14:38
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時価総額 3,094百万円
法人向けIT製品の比較・資料請求サイトを運営。マーケ自動化ツールも。24.3期3Q累計は大手ITベンダーの広告出稿鈍化などで足踏み。ただオンライン展示会開催の4Qに挽回企図。通期では最高業績・増配を計画。 記:2024/02/15
4183 東証プライム
4,441
5/2 15:00
-29(%)
時価総額 909,357百万円
大手総合化学メーカー。ライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICTなど4事業を展開する。ケメガネレンズ材料やフォトマスク防塵カバーで世界シェアトップ。今期3Q累計は需要低迷が販売に影響した。子会社も売却した。 記:2024/04/14
4543 東証プライム
2,663
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 3,969,726百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
4633 東証プライム
1,566
5/2 15:00
-19(%)
時価総額 84,833百万円
大手インキメーカー。新聞やパッケージ印刷に強みを持つ。アジアや北米でも事業を展開する。エレクトロニクスや環境などの非インキ分野にも注力する。23年12月期はインキや機能性材料等が増加した。為替も寄与した。 記:2024/02/23
4980 東証プライム
5,778
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時価総額 372,843百万円
機能性材料メーカー。前身はソニーケミカル。ディスプレイ向け異方性誘導膜、光学弾性樹脂で世界トップシェア。24.3期3Q累計は電子材料部品が増益。為替相場の円安推移などにより、通期業績予想を上方修正。 記:2024/02/13
6200 東証プライム
779
5/2 15:00
-20(%)
時価総額 66,404百万円
社会人教育・研修大手。新人研修、管理職研修、プレゼン研修、クレーム対応研修を展開。「GA4活用研修」、「金融・生活リテラシーアセスメント」など時流に合わせたサービスを拡充。ユーザー数増加し1Qは増収増益。 記:2024/02/22
6305 東証プライム
4,431
5/2 15:00
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時価総額 953,175百万円
総合建設機械メーカー。油圧ショベルなどの建設機械で国内2位。世界でも上位。鉱山機械も。米州事業の拡大等に取り組む。中国は販売伸び悩むが、米州やアジア・大洋州等は販売堅調。24.3期2Qは2桁増収増益。 記:2024/01/16
6701 東証プライム
11,170
5/2 15:00
-25(%)
時価総額 3,047,735百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
6753 東証プライム
834.5
5/2 15:00
+6.5(%)
時価総額 542,765百万円
大手電気機器メーカー。台湾の鴻海精密工業グループ。液晶パネルやテレビ、スマホ、白物家電等を製造、販売する。液晶パネルが主力事業。今期3Q累計はPCやタブレット、スマホ向け液晶ディスプレイが足踏みとなった。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
7,575
5/2 15:00
-62(%)
時価総額 9,837,577百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
9201 東証プライム
2,753
5/2 15:00
-45(%)
時価総額 1,203,457百万円
大手航空会社。国内線や国際線、LCC、貨物輸送の航空運送、旅客サービス、空港内地上サービス等を提供する。今期3Q累計は国際旅客収入が増加した。国内旅客収入は単価が上振れ。航空燃油費等の増加を吸収した。 記:2024/04/03
9434 東証プライム
1,898
5/2 15:00
-4(%)
時価総額 9,086,001百万円
大手キャリア。個人向けのモバイル通信やブロードバンド、法人向け通信ソリューション、プロダクト等の販売、ファイナンスを行う。今期3Q累計は増収も、ペイペイの子会社化に伴う差益の剥落等が利益に影響した。 記:2024/03/04
9519 東証プライム
1,487
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 135,533百万円
再エネ発電所を開発・運営。太陽光を軸にバイオマスも。徳島津田バイオマス発電所などの商業運転を開始。再生可能エネルギー発電事業は売上堅調。バイオマス発電所の営業運転開始等で、24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/04/08