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注目銘柄ダイジェスト(前場):ヤマウHD、ザッパラス、東製鉄など

2021/4/26 12:12 FISCO
*12:12JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ヤマウHD、ザッパラス、東製鉄など 日立造<7004>:817円(-7円) もみ合い。先週末に業績予想の修正を発表している。営業利益は従来の135億円から150億円に、経常利益は75億円から115億円にまで増額。固定費削減やコストダウンが進捗したほか、子会社の債務超過解消で貸倒引当金戻入益を営業外に計上している。一方、減損の発生で最終利益は45億円から40億円に下方修正。営業利益の上振れ自体は想定線でもあり、ポジティブな反応は限定的にとどまっている。 ANA<9202>:2495円(+125.5円) 大幅続伸。先週末に業績予想の修正を発表している。通期営業損益は従来予想の5050億円の赤字から4650億円の赤字に修正、運航規模の抑制による変動費の削減や機材費・販売費をはじめとしたコスト削減の徹底などが奏効したもよう。赤字幅は市場想定よりも縮小する形になっており、安心感が強まる状況となっている。首都圏での緊急事態宣言再発出もあらためての悪材料にはつながっていないようだ。 キヤノンMJ<8060>:2614円(+87円) 大幅反発。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は106億円で前年同期比36.2%増益となり、市場想定を上回る着地になった。通期予想は従来の325億円から340億円、前期比8.6%増に上方修正。在宅勤務需要などでインクジェットプリンターが引き続き好調に推移のほか、ITソリューションも計画を上回っているもよう。また、長期経営構想を発表、25年12月期営業利益は500億円を目指すとしている。 ザッパラス<3770>:560円(+80円) ストップ高。先週末に21年4月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の1.6億円から3.4億円まで2倍以上の水準に上方修正している。積極的な広告宣伝費の投下などが奏効し、占いサービスの売上が下半期も堅調な推移となっているようだ。第3四半期までで通期計画を超過しており、上振れ自体は想定線とみられるが、修正率の大きさがインパクトにつながっている。 東製鉄<5423>:1053円(+145円) 大幅反発。先週末に21年3月期の決算を発表、営業利益は40億円で前期比77.0%減益となり、従来予想の30億円を上回る着地になった。スプレッドの回復などが上振れの背景に。22年3月期は120億円で同3.0倍の計画、販売数量増加に加えて値上げ効果なども織り込んでいるもよう。市場予想の70億円程度を大きく上回る水準。また、発行済み株式数の1.8%に当たる215万株を上限とする自社株買いも発表、ポジティブに捉えられている。 ヤマウHD<5284>:625円(+95円) 年初来高値。21年3月期の営業利益を従来予想の13.00億円から18.60億円(前期実績11.42億円)に上方修正している。水門・堰製造、施工事業や高架道路用伸縮装置製造販売、設置事業の分野で好採算製品の出荷・施工が想定を上回った。グループ全体で取り組んでいるコスト削減や生産性向上なども奏功し、利益を押し上げる見通し。 太洋工業<6663>:574円(+44円) ストップ高を付け、年初来高値を更新している。21年12月期第1四半期(20年12月-21年3月)の営業損益を0.42億円の黒字(前年同期実績は0.36億円の赤字)と発表している。主力の電子基板事業で試作案件の受注が増加したほか、生産効率向上で売上総利益率が上昇した。第2四半期累計予想は0.34億円の赤字、通期予想は0.59億円の黒字で据え置いた。通期予想に対する進捗率は71.2%。 SE H&I<9478>:226円(+24円) 大幅に反発。21年3月期の営業利益を従来予想の7.10億円から9.24億円(前期実績4.50億円)に上方修正している。書籍販売やWebメディア、イベント各事業が好調だったほか、コロナ禍で滞っていた受注納品が増加したため。オンラインビジネスの推進や業務環境のオンライン化、リモートワーク促進なども利益を押し上げる要因となる見通し。 《ST》
関連銘柄 8件
3770 東証スタンダード
393
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 5,365百万円
月額占いサイトや占いプラットフォーム「cocoloni占い館」の運営、電話占い・チャット占い等を手掛ける。米国子会社が英語圏向け占いサイトを運営。コスト削減で販管費抑制。占い顧客基盤の拡大などに注力。 記:2024/10/24
5284 東証スタンダード
1,808
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 11,401百万円
コンクリート製品の製造・販売を行うヤマウを中核とする持株会社。水門・堰の製造・施工・保守、地質調査・コンサルタント業務等も手掛ける。業績は下期に偏重する傾向。中計では27.3期売上高220億円目標。 記:2024/09/02
5423 東証プライム
1,470
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 161,794百万円
国内最大手の電炉メーカー。1934年設立。主力製品のH形鋼は国内生産量トップ。電炉でコイル・厚板を生産できるのは同社のみ。無借金経営。引き続きコスト低減に取り組む。グリーン鋼材「ほぼゼロ」は好評。 記:2024/08/05
6663 東証スタンダード
279
11/22 15:17
+2(%)
時価総額 1,672百万円
フレキシブルプリント配線板の試作・開発等を行う。和歌山県和歌山市に本社。最終外観検査システム等のテストシステム事業、鏡面研磨機事業等も展開。テストシステム事業では新規市場・販路の開拓などに取り組む。 記:2024/08/10
7004 東証プライム
958
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 163,066百万円
ごみ焼却発電施設、海水淡水化プラント等の建設を行う環境部門が主力。1881年創業。ごみ焼却発電施設で世界シェアトップクラス。精密機械、風力発電等も。25.3期は営業増益計画。環境事業の収益改善等を見込む。 記:2024/07/04
4,720
11/22 15:30
-28(%)
時価総額 524,298百万円
デジタルカメラ、デジタル複合機などキヤノン製品の国内販売を行う。業務支援ソリューション、ITセキュリティソリューション等も手掛ける。ITソリューション事業を成長事業に位置付け。注力領域の拡大を進める。 記:2024/08/12
9202 東証プライム
2,838
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,374,426百万円
国内最大手の航空会社。全日本空輸(ANA)が中核。ピーチ、エアージャパンなども傘下に持つ。航空事業のほか、旅行事業、商社事業等も手掛ける。国際線、国内線ともに旅客需要増。貨物事業の拡大等に取り組む。 記:2024/08/02
295
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 5,630百万円
IT関連書籍の出版等を行う翔泳社を中核とする持株会社。IT関連企業向けマーケティング、ソフトウェア開発、IT技術者教育も。出版事業は電子書籍売上が順調。コーポレートサービス事業は既存顧客中心に引き合い増。 記:2024/06/11