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注目銘柄ダイジェスト(前場):KIMOTO、マネックスG、アルーなど

2021/4/23 12:00 FISCO
*12:00JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):KIMOTO、マネックスG、アルーなど KIMOTO<7908>:290円(+48円) 大幅続伸で上昇率トップ。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は4億円で前期比4.8億円の損益改善となった。従来予想の0.2億円を大幅に上回る着地に。主要取引先の事業活動が徐々に回復傾向となったほか、高付加価値製品の売上増加、生産体制効率化に伴う原価低減の進展などが上振れの背景のもよう。また、22年3月期は9億円で同2.2倍の計画。想定以上の足元での収益改善がポジティブなインパクトに。 ワタミ<7522>:945円(+23円) 続伸。日本政策投資銀行から資本支援を受ける方針と報じられている。5月中旬にも劣後ローンを中心に100億円程度調達するもよう。政投銀では飲食・宿泊業界の大企業を対象とした新たな支援策を3月末から開始しており、活用が判明するのは同社が初めてとなる。同社では3月に新株発行で約10億円の資本増強に踏み切ったが、さらなる資金調達による財務体質の改善をポジティブ視する動きが優勢に。 ディスコ<6146>:37350円(-350円) 反落。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は531億円で前期比45.7%増益、市場予想を30億円程度上振れる着地になっている。一方、22年3月期第1四半期は132億円の見通しとし、市場予想を40億円強下回っている。1-3月期の受注高は726億円で過去最高の490億円を大きく上回る想定以上の水準であり、保守的な業績計画とは捉えられるが、半導体関連株安の地合いにもあり、想定比下振れの業績見通しをマイナス視する動き先行。 マネックスG<8698>:800円(-101円) 大幅反落。暗号資産価格の下落を受けて関連銘柄として売りが集まる展開になっている。前日のビットコイン価格は一時8%安と急落、バイデン米大統領が富裕層に対するキャピタルゲイン税の税率をほぼ2倍に引き上げることを提案する見通しと伝わったことが売り材料になった。キャピタルゲイン課税の大幅な引き上げが取引量の減少につながり、暗号資産取引所の収益減退が想定される状況のようだ。 日本電産<6594>:12940円(-1030円) 大幅反落。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は1600億円となり、従来予想の1550億円を上回る着地になった。一方、22年3月期は1800億円で前期比12.5%増益の見通しとしているが、2000億円程度であった市場予想を下回る水準となっている。部品不足による自動車生産の停滞などを想定した保守的な計画となっているようだが、業績成長期待の高い代表的な銘柄でもあり、コンセンサス下振れ見通しを弱材料視する動きが先行。 MRT<6034>:1278円(+68円) 大幅に4日ぶり反発。新型コロナウイルスワクチン接種で兵庫県伊丹市から医療人材紹介コンサルティング業務を受託したと発表している。ワクチン接種を担う医療人材を紹介するほか、採用管理サービス「Re:ray」を活用し、円滑なワクチン接種の体制構築を支援する。MRTは東京都八王子市にもワクチン接種の医療人材確保で支援を開始している。今後、自治体での接種の準備が進むにつれて人材確保のニーズが高まるとの見方から買われているようだ。 DELTAーP<4598>:1420円(+46円) 大幅に続伸。日本ケミファ<4539>とライセンス契約を締結している末期の膵臓がん患者を対象としたがん微小環境改善剤「DFP-17729」の臨床第2相試験で、第1症例への投薬が開始されたと発表している。試験の結果に基づいて効果と安全性を評価し、臨床第3相試験への移行や医薬品医療機器総合機構(PMDA)への承認申請などの可能性について検討する。投薬開始でマイルストーン収入などへの期待が高まり、買いが広がっているようだ。 アルー<7043>:1459円(+110円) 大幅に4日ぶり反発。デジタルトランスフォーメーション(DX)人材育成のサービス分野でZホールディングス<4689>傘下のヤフーからコンテンツの提供を受けると発表している。人材教育に関するコンテンツを受領して研修やeラーニングなどで活用し、DXに関する教育サービスを顧客に提供する。DXを推進する企業の需要が期待できるとの見方から、買いが広がっているようだ。 《ST》
関連銘柄 10件
4539 東証スタンダード
1,511
11/22 14:14
-3(%)
時価総額 6,438百万円
医療用医薬品の製造、販売等を行う製薬会社。抗アレルギー剤などジェネリック医薬品が主力。新薬や臨床検査薬に加え、受託試験事業等も。アレルギースクリーニング機器・試薬「ドロップスクリーン」は順調に普及が進む。 記:2024/08/19
519
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 4,271百万円
抗がん剤開発に特化した研究開発型ベンチャー。徳島県徳島市に本社。パイプラインに抗がん剤候補化合物「DFP-10917」など。提携パートナーに日本ケミファなど。DFP-10917では生存患者の追跡調査継続。 記:2024/09/01
4689 東証プライム
415
11/22 15:30
-3.4(%)
時価総額 2,967,084百万円
ヤフー、LINEなどの再編で2023年に誕生。グループ会社にアスクル、出前館、PayPay、ZOZOなど。LYPプレミアムは有料会員の拡大図る。「LINE Pay」は25年4月末に国内サービスを終了予定。 記:2024/06/28
6034 東証グロース
742
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 4,243百万円
医療人材紹介サイトを運営。オンライン診療サービスも手掛ける。東大医学部付属病院の互助組織が法人化して誕生。医師目線によるサービス提供が強み。グループ会社がインドネシアでスマート在宅医療の実証実験を開始。 記:2024/10/22
6146 東証プライム
42,590
11/22 15:30
+210(%)
時価総額 4,613,221百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
7043 東証グロース
715
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,826百万円
階級別研修や海外派遣型研修、ビジネス英会話サービス「ALUGO」などの法人向け教育が主力。クラウド型eラーニングシステム「etudes」の提供等も。伊藤忠商事などが主要取引先。eラーニングの販売拡大図る。 記:2024/10/21
7522 東証プライム
1,040
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 44,392百万円
居酒屋「三代目鳥メロ」や「ミライザカ」、「焼肉の和民」等の外食事業を手掛ける。現在は国内売上トップの宅食事業が柱に。有機農産物の生産販売等も。宅食事業の営業拠点数は520ヶ所超。配当性向20%以上目安。 記:2024/06/18
7908 東証スタンダード
299
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 16,377百万円
ハードコートフィルムや導電性フィルム、光制御フィルムなど機能性フィルム製品の開発・製造を行う。建設・土木業界向けサービス等のデジタルツイン事業も。自社製AR、BIM自動化、点群自動化の開発などを進める。 記:2024/07/28
8698 東証プライム
1,052
11/22 15:30
+28(%)
時価総額 271,360百万円
コインチェック、米TradeStationなどを傘下に収める持株会社。しずおかFGが筆頭株主。NTTドコモと資本業務提携。アセットマネジメント事業を強化。ロボアドバイザーサービスの運用残高は順調増。 記:2024/08/01