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前場に注目すべき3つのポイント~決算を手掛かりとした個別対応や再生エネルギー関連などの循環物色~

2021/4/23 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~決算を手掛かりとした個別対応や再生エネルギー関連などの循環物色~ 23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:決算を手掛かりとした個別対応や再生エネルギー関連などの循環物色 ■日電産、21/3営業利益47.4%増 1600億円、22/3予想1800億円 ■前場の注目材料:キヤノン、医療機器の事業売上高6000億円、25年度1.5倍 ■決算を手掛かりとした個別対応や再生エネルギー関連などの循環物色 23日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。22日の米国市場はNYダウが321ドル安だった。利食い優勢の流れのなか、週次失業保険申請件数の減少で労働市場に回復期待感が広がり下げ幅を一時縮小した。しかし、バイデン大統領が富裕層対象のキャピタルゲイン税率を最大で現行の2倍に引き上げる案を検討していると報じられると、警戒感から売りが加速。下げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比205円安の28915円。円相場は1ドル107円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から売り先行の展開になりそうだ。ただし、昨日の日経平均は600円を超える上昇により節目の29000円を回復しており、同水準に位置する75日線を回復してきたこともあり、自律反発としては目先的な達成感は意識されやすいところ。そのため、利食い優勢ながらも米国市場の下落に過剰反応する流れはなさそうである。また、日経平均は1200円近い下落に対する自律反発だったこともあり、ショートカバーを交えた上昇とみられ、ロングのポジションを積極的に積み上げた動きではないだろう。さらに今週は連日でギャップスタートとなり、ポジションを取りづらい状況でもあった。日経平均は29000円で上値を抑えられる形になりそうではあるものの、改めてショートを仕掛けてくる動きも考えづらいところである。 物色としては決算を手掛かりとした個別対応となる。注目された日本電産<6594>の2022年3月期は売上高が前期比5.1%増の1兆7000億円、営業利益は同12.5%増の1800億円を見込んでいる。コンセンサス(1980億円程度)を下回っており中立である。昨日はリバウンドを見せていたものの、足元でのもち合いレンジ内での推移であり、それ程期待が先行した形ではないだろう。底堅さが意識されるようであれば、全体のセンチメントに影響することはなさそうだ。 その他は、環境サミットを手掛りとした再生エネルギー関連などの循環物色のほか、需給懸念が小さい直近IPO銘柄での短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりそうである。また、緊急事態宣言を受けて、テレワーク関連などを改めて物色する動きも意識されそうである。 ■日電産、21/3営業利益47.4%増 1600億円、22/3予想1800億円 日電産<6594>は2021年3月期決算を発表。売上高は前期比5.4%増の1兆6180.64億円、営業利益は同47.4%増の1600.11億円だった。パソコン用のファンモーターなどで新型コロナウイルス感染拡大に伴う「巣ごもり需要」を取り込んだほか、家電・商業・産業用モーターの利益率が改善。2022年3月期は売上高が前期比5.1%増の1兆7000億円、営業利益は同12.5%増の1800億円を見込んでいる。コンセンサス(1980億円程度)を下回る。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29188.17、+679.62) ・米原油先物は上昇(61.43、+0.08) ・米長期金利は低下 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・キヤノン<7751>医療機器の事業売上高6000億円、25年度1.5倍 ・京セラ<6971>高度専門職制、6月新設、データ人材厚遇 ・日本電産<6594>永守CEO退任、会長は留任、関社長が引き継ぐ ・楽天グループ<4755>楽天モバイル、5G対応のiPhone12を30日投入 ・トヨタ<7203>水素エンジン開発へ、搭載車、24時間レース参戦 ・SBI<8473>SBI・九電・筑邦銀、デジタル地域通貨で新会社 ・日野自<7205>関電と新会社、電動商用車の導入支援 ・ファナック<6954>日野支社一新、部品出荷止めない体制 ・クボタ<6326>インドに建機部門、小型機、販売・保守を強化 ・堀場製作所<6856>保守・受託試験の基幹拠点を公開、リュウグウの砂も分析 ・日揮HD<1963>日水コンと提携、海外で水インフラ開拓 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 3月全国消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:-0.2%、2月:-0.4%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 11件
1963 東証プライム
1,371.5
5/2 15:00
+22.5(%)
時価総額 355,781百万円
プラント建設大手。海外LNG案件に強み。配当性向は30%目安。先端技術産業分野では基本設計役務、EPC役務などを複数受注。受託製造ケミカル触媒、脱硝触媒用原料は販売が堅調。24.3期3Q累計は大幅増収。 記:2024/03/05
4755 東証プライム
752.2
5/2 15:00
-2.8(%)
時価総額 1,550,292百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、クレジットカード、銀行、証券、モバイルをグループ展開。インターネットサービスは堅調。販促奏功で国内ECは取扱高が拡大。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
6326 東証プライム
2,507
5/2 15:00
-13(%)
時価総額 3,009,019百万円
農業機械で世界有数。ダクタイル鉄管や水処理システム、小型建機、芝刈り機、空調機器なども展開。フランスの農作業機器メーカーBCT社をグループ化。北米の住宅やインフラ開発需要を取入れ、23.12期は利益急伸。 記:2024/03/30
6594 東証プライム
7,254
5/2 15:00
-165(%)
時価総額 4,325,444百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6856 東証プライム
15,285
5/2 15:00
+35(%)
時価総額 650,117百万円
大手分析機器メーカー。自動車向けの排ガス測定装置やテストシステム、環境計測器、医療診断計測器、半導体計測器等を提供する。エンジン計測器で世界シェアトップ。23年12月期は自動車セグメントを中心に増加した。 記:2024/03/10
6954 東証プライム
4,677
5/2 15:00
+18(%)
時価総額 4,721,651百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
6971 東証プライム
1,899.5
5/2 15:00
-8.5(%)
時価総額 2,869,145百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
7203 東証プライム
3,581
5/2 15:00
-24(%)
時価総額 58,423,968百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7205 東証プライム
450.2
5/2 15:00
-2(%)
時価総額 258,676百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。今期3Q累計は国内販売台数が増加も、原材料価格の高騰や一時費用が重し。 記:2024/03/11
7751 東証プライム
4,277
5/2 15:00
-13(%)
時価総額 5,704,504百万円
カメラ、複合機大手。レーザープリンターやデジカメで世界首位。光学技術に強み。レンズ交換式デジタルカメラはミラーレスカメラの新製品中心に堅調。ネットワークカメラ等も需要増。23.12期3Qは増収増益。 記:2024/01/16
8473 東証プライム
3,768
5/2 15:00
-12(%)
時価総額 1,025,857百万円
ネット証券で国内トップ。銀行、損保、ベンチャー投資、暗号資産などに多角化。バイオ薬の開発も。SBI証券は営業収益、営業利益ともに過去最高。暗号資産事業は黒字転換。24.3期3Q累計は大幅な増収増益。 記:2024/04/08