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前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後の押し目買い意欲の強さを見極め~

2021/4/22 8:30 FISCO
*08:30JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後の押し目買い意欲の強さを見極め~ 22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:買い一巡後の押し目買い意欲の強さを見極め ■JVCKW、21/3上方修正 営業利益48.0億円←20.0億円 ■前場の注目材料:SCREEN、半導体装置受注に勢い、最高更新へ ■買い一巡後の押し目買い意欲の強さを見極め 22日の日本株市場は、直近の大幅な下落に対する自律反発が見込まれる。21日の米国市場ではNYダウが316ドル高だった。新型コロナウイルス変異種感染拡大を受けて、国務省が100カ国近くを渡航禁止国に指定したため経済活動の再開が抑制されるとの懸念に売りが先行した。しかし、根強い景気回復期待から押し目買いの流れに向かっており、引けにかけてはショートカバーを交えた上昇に。半導体株の良好な決算も支援材料になっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比345円高の28885円。円相場は1ドル108円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行の展開となろう。日経平均は直近2日間で1200円近く下落していることから、自律反発といったところ。3月の直近安値水準に接近したことからボトム形成を意識させているほか、一先ず節目の28500円を心理的な支持線としてみてきそうだ。ただし、連日で大幅なギャップスタートとなるため自律反発の域を脱せないと、次第に戻り待ちの売り圧力が警戒されてくる。昨日は日銀のETF買い入れが実施されたことで需給面での下支えとして一定の効果はあったと考えられるものの、本日は反発が見込まれるなかで日銀のETF買い入れは期待できないため、戻りの鈍さがみられてくるようであれば、短期のヘッジファンドによる売り仕掛けも警戒する必要はありそうだ。 まずは前日の高値である28778円処は埋めておきたいところであり、その後はマド(28778円~29014円)埋めを試してくるかを見極めたい。29000円処は心理的な上値抵抗線に変わっていることもあり、一気にクリアしてくるのは厳しいと考えられるものの、最低でも前日の高値からマド埋めを意識させる流れに向かわないようだとセンチメント改善は厳しいところだ。物色としては朝方こそ指数インパクトの大きい値がさ株の影響が大きく反映しやすいとみられるほか、米半導体株などの良好な決算を受けて、ハイテク株などへの押し目買い意欲の強さを見極めたいところ。その他は、テーマ性のある材料株での短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりそうである。 ■JVCKW、21/3上方修正 営業利益48.0億円←20.0億円 JVCKW<6632>は2021年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は20.0億円から48.0億円に上方修正しており、コンセンサス(28億円程度)を上回る。期初から継続している緊急対策プロジェクトの効果発現などにより、通期では全ての段階損益において前年を上回る見込み。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(34137.31、+316.01) ・ナスダック総合指数は上昇(13950.22、+163.95) ・シカゴ日経225先物は上昇(28885、大阪比+345) ・1ドル108円00-10銭 ・SOX指数は上昇(3207.25、+85.82) ・VIX指数は低下(17.50、-1.18) ・米長期金利は低下 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・SCREEN<7735>半導体装置受注に勢い、最高更新へ ・日本郵政<6178>豪物流売却、特損674億円、国際事業の成長目指す ・ソニーG<6758>5GでEV試験、ドイツのテストコース走行 ・協立電機<6874>インドに新拠点、半導体基板検査装置、営業・サービス強化 ・クラボウ<3106>牛舎敷料再利用に殺菌・乾燥装置 ・ファナック<6954>遠隔保守用2次元コードを出荷段階から貼付 ・明電舎<6508>配電盤の塗装不良を数値化、検査に導入 ・富士通<6702>シーメンス系と協業、製造業の海外展開支援 ・パナソニック<6752>遠赤外線センサー向け新技術、感度10倍 ・新日本電工<5563>「素材・環境」拡大へ拠点を選択・集中 ・三井化学<4183>ポリウレタン原料増強、韓国の関係会社に400億円投じ年20万トン ・三菱マテリアル<5711>車載用小型端子向け銅合金を本格生産、26年度販売5倍へ ・帝人<3401>ポリエステル繊維リサイクルシステム構築、伊藤忠などと連携 ・塩野義<4507>塩野義など、コロナ12分で検査、薬と専用測定機器販売 ・日産化学<4021>モジュラスと戦略的提携、創薬に両社技術融合 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・4月政府月例経済報告 <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 16件
3106 東証プライム
5,350
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 101,650百万円
1888年創業の大手繊維メーカー。衣料素材等の繊維事業、自動車内装材や断熱材等の化成品事業が柱。環境メカトロニクス事業、食品・サービス事業等も展開。半導体製造関連、機能フィルムなどの業容拡大に注力。 記:2024/10/11
3401 東証プライム
1,372.5
11/22 15:30
+43.5(%)
時価総額 271,692百万円
1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
4021 東証プライム
5,463
11/22 15:30
+74(%)
時価総額 752,801百万円
1887年創業の化学メーカー。機能性材料、農業化学品が柱。ディスプレイ材料「サンエバー」で世界トップシェア。半導体材料「ARC」はアジアシェア高い。総還元性向75%目標。事業領域の深掘りなどに注力。 記:2024/08/26
4183 東証プライム
3,582
11/22 15:30
+175(%)
時価総額 719,423百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4507 東証プライム
2,094.5
11/22 15:30
+35.5(%)
時価総額 1,863,334百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
5563 東証プライム
295
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 40,502百万円
フェロマンガンの製造・販売を行う合金鉄事業が主力。1925年創業。日本製鉄系列。酸化ジルコニウム等の機能材料事業、焼却灰資源化事業等も。リチウムイオン電池正極材は順調。27.12期売上高950億円目標。 記:2024/06/18
5711 東証プライム
2,449.5
11/22 15:30
+33(%)
時価総額 322,085百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。リサイクル技術による廃棄物の再資源化も。半導体関連製品などが販売回復。精錬所の生産トラブルも解消。資源循環事業の強化に向け、欧州統括会社設立へ。 記:2024/07/23
6178 東証プライム
1,464.5
11/22 15:30
-7(%)
時価総額 5,518,046百万円
日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険を傘下に収める日本郵政グループの持株会社。約2万4千局の郵便局ネットワークを持つ。郵便・物流事業、不動産事業に資源を積極投入。アジア中心にロジスティクス事業を強化。 記:2024/10/04
6508 東証プライム
4,110
11/22 15:30
+50(%)
時価総額 187,120百万円
中堅重電メーカー。1897年創業。変電・配電システムや発電システム、電鉄用システム、上下水道プラント用設備、半導体製造分野向け機器等を手掛ける。変電事業は北米などの需要増、収益性改善策の寄与で順調。 記:2024/06/15
6632 東証プライム
1,478
11/22 15:30
+17.5(%)
時価総額 242,392百万円
カーナビ等の車載機器、無線システム、音響機器等を手掛ける電機メーカー。日本ビクターとケンウッドの経営統合により誕生。中計では26.3期売上高3700億円以上目標。ゲーム・アニメ事業の強化等に取り組む。 記:2024/06/04
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6874 東証スタンダード
3,530
11/22 15:19
+70(%)
時価総額 15,423百万円
インテリジェントFAシステムの開発・設計・製造・販売を行う。FA機器、IT機器等の販売を行うIT制御・科学測定事業も展開。静岡県静岡市に本社。省エネ製品、水質監視装置等に強み。新製品の開発力の強化図る。 記:2024/10/10
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
9,067
11/22 15:30
-31(%)
時価総額 921,117百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22